ピンポイント・ブリッツ―或いは残念で雑な戯言ブログ

好きなモノ(映画、NFL、本)を好きなだけ語るテキトーなブログ

2015年06月

1. ハンガリーのせいじじょう

知らないです・・・

2. ブレイキング・バッド 簡単に人を殺しすぎる

何も『ブレイキング・バッド』に限らず、最近の映画・ドラマは簡単に人殺してますよ。

3. もろは秒速de.xyz

ナンダコレ・・・

4. 水曜歌謡祭にバービーボーイズを出演してもらいたい

そんなこと書いた覚えはありませんが・・・。
激しく同意
出演したら、視聴率一桁は脱出するんじゃない(郷ひろみ特集よりバービー特集の方が視聴率取ると思う)。
コレ、書いたことないんだけど・・・
TBSのカラオケ番組『UTAGE』で、金爆の鬼龍院翔さんが『目を閉じておいでよ』を歌ったときに、「本人出てこねぇかなぁ~」と番組は違いますが同じことを思いました・・・。
 KONTAが「イヤだ」って言って出ないんだしょうけど・・・
(コイソさんもだいぶ年だし・・・)。

5. 飛び込み選手 陰毛が見えたら反則

そうなの・・・???
競泳で水着裂けても反則にならないのは知ってるけど。

6. 人の美人死体

ナンダコレ・・・。
馬から落馬、日本へ来日、東京へ上京みたいな・・・。

7. 阿木川で赤ちゃん発見金石

何この事件・・・。
知らない・・・。
怖い・・・。

8. 押し込み強盗 成功率

限りなく低いでしょう・・・。

9. 豊田ゴミ屋敷の住所がさそりたい

「さそりたい」って何?

10. 股間 襲う 映画

『キラー・コンドーム』(1996)でしょうか・・・。
killercondome




ここ最近の『ハード・テクニック』(1997)の異常な伸び具合は何なんだろうか・・・。

L'INNOCENTE
ガブリエーレ・ダンヌンツィオの作品をルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化した、マエストロの遺作―
とある貴族がお互い公認のダブル不倫の末、あろうことか愛人の子どもを身ごもった妻―
夫は、愛人の顔が写る幼子を殺すが・・・
ラウラ・アントネッリさんに合掌 

地味に良い映画だったシドニー・ポラック監督の『スクープ 悪意の不在』(1981)に続きまして・・・
「い」で始まるタイトルの映画は・・・
 イマジカBSで以前かかっていたイタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作をチョイス。
主演はジャンカルロ・ジャンニーニ、共演はラウラ・アントネッリ
 最近、『タイタニック』(1997)の音楽でお馴染みの映画音楽家のジェームズ・ホーナーさんが飛行機事故で61歳の若さにして亡くなった訃報にも驚いたが、その隣の伊の女優ラウラ・アントネッリさんが22日、心臓発作ためローマの自宅で73歳で亡くなったというニュースにも驚いた・・・。
 
映画のあらましは・・・
ダヌンツィオの原作を仰ぎ、ヴィスコンティが幼少期に映画的洗礼を授かった、イタリア・サイレント期のロマン主義的傾向の恋愛劇へのオマージュとしての、典雅にして不気味な貴族の愛憎物語。未亡人の愛人(美しすぎて怖いJ・オニール)にうつつを抜かし、盲目的な愛国主義に溺れる、嫉妬深い男(ジャンニーニのキャリアの頂点!)。失われゆく19世紀の栄華、そして新しい世紀への不安は彼を、その不実に悩み苦しみ抜いたL・アントネッリが密通し出来た赤児を殺す--という狂気へ駆り立てる。ラスト近い、その場面の恐ろしさ、純粋さ(開けた窓から雪が舞い込み、その冷気によって窓際に寝かせた幼子を殺そうというのである)……。巨匠入魂の、そして残念ながら最後の、自らの階級への痛切なる挽歌。
―【映画データベース-allcinema】より引用―


【雑感】
ヴィスコンティ監督お得意の”没落貴族の栄枯盛衰話し”かと思ったら、スんゴイ話でした・・・
 長い夫婦生活でお互い心はつながっているが、愛は冷めているトゥリオ伯爵(ジャンカルロ・ジャンニーニ)とその妻ジュリアンナ(ラウラ・アントネッリ)の貴族夫婦―
 性生活に関して、お互いオープンにして公認で二号さんをもうける。
 が、ジュリアンナは愛人の子どもを授かってしまう・・・。
子どもの顔に愛人の顔が写ることを嫌った
トゥリオ伯爵は下ろすように迫るが、敬虔な妻は下ろさない。
 どうせ、出産時に子どもが死ぬかもしれないと高をくくった
トゥリオ伯爵は、立ち合いの医師に母親の命を最優先するように言うが、図らずも母子ともに異常なしの安産。 
 
トゥリオ伯爵は悩んだ末に、産まれたばかりの子どもに手を下す。
お互いの”しこり”だった愛人の子どもを殺し、妻も喜ぶと思った
トゥリオ伯爵だったが、ジュリアンナは自分が腹を痛めて産んだ我が子を失ったことに深い悲しみをよせる。
 そして、ジュリアンナは
トゥリオ伯爵を呪詛し、トゥリオ伯爵は妻の豹変に言葉を亡くして愛人の元へ走る・・・
が、愛人は愛人で
トゥリオ伯爵の言動に幻滅して、愛を失っており、そのことを告げられたトゥリオ伯爵は愛人の目の前で拳銃自殺をする・・・

お・・・重い・・・
貴族の横暴・身勝手さを痛烈に批判した作品でありました。
中世の貴族に限ったことではなく、この手の話はどこの国でもよくあること・・・。
徳川幕府でも、将軍が正室や側室にお世継ぎを産ませまくって男じゃなきゃ穴に捨てるという蛮行をしてたくらいだから。
 自分たちが放埓に快楽を追求した結果、産まれてきた子どもなのに、何の罪もないその赤児を殺めてしまうのが辛いし悲しい・・・。 
 あと、トゥリオ伯爵とジュリアンナの子どもに対する考え方・捉え方に、男と女の違いがよく表れて興味深い。
所詮、自分の子じゃないし、アッサリ「下ろしてしまえ」と言い放つトゥリオ
伯爵。
ジュリアンナは、自分がお腹を痛めて産んだ子だから、醜い子どもだとはいえ愛着をもっている。
 タイトルの意味が最初は分からなかったが、全編観終わると「そういうことか」とジワァ~と来た
自身は無神論者だし、所詮、妻の不貞の末にできた子どもだから、殺したとしても罪の意識を感じていない
(”無実”)。
それに、殺された子どもに、”罪はない”。
ダブル・ミーニングだったんですね
 

【予告編】

あんなに悪びれてなかったトゥリオ伯爵が自殺しちゃうラストに腑に落ちない部分はあれど・・・
遺作は駄作」になることが往々にしてある。
例えば、チャップリンの『伯爵夫人』(1967)、キューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』(1999)とか、駄作とまでは言い切れないが並の出来のヒッチコックの『ファミリー・プロット』(1976)とか・・・。
 だが、本作は素晴らしい作品でした。
 もし、遺作映画ランキングなるものをするとするなら、
アンドレイ・タルコフスキー(『サクリファイス』)、セルジオ・レオーネ(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』)に並んで上位に入ってくるなぁ・・・。
 考えさせられる映画だった。



★★★★
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THE MAN WHO WAS THURSDAY
わが友ギルバート
 わたしはこの作品をきみに捧げる。まず第一に、この作品はきみに楽しんでもらいたいと思って書いたから。
第二に、きみから『木曜の男』を捧げていただき、お返しをしないといけないから。
【E・C・ベントリー著『乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10 ⑤トレント最後の事件』(集英社文庫)  引用】 
ベントリーの『トレント最後の事件』を読んで、チェスタトンから捧げられた作品(『木曜の男』)が気になって、読んでみた。
 ”木曜の男”って、岡村さん(akaリルサーズ)のことかと思ったよ・・・
そんなウケ狙いはさて置き・・・
 
次から次へと新展開が立ち上がるスピード感がたまらず、一気に読み進めてしまった・・・。
 オープニング、不穏な真紅の夕焼けから二人の奇怪な風貌をした詩人(一方は赤毛で、他方は金髪)の談笑に始まり、幹部をそれぞれ”曜日”で呼び合う異様な無政府主義のテロ集団の会合、何度刺しても相手が血を流さない決闘、象で市街を駆ける黒幕を追う奇怪なチェイスと・・・
 チェスタトン独特の押し寄せるイマジネーションの噴流に煙に巻かれ・・・
最後はなんだかワケが分からず、キツネにつままれたような感じがした。
 この読後感は、夢野久作の『ドグラ・マグラ』に近い・・・。
なんだろう・・・文字にレイプされた気分・・・
 それこそ、『ドグラ・マグラ』は奇書という触れ込みがあったから、心の準備が出来ていたが、本作は予備知識なしで読んだからアッと驚かされた。
 シャーロック・ホームズの帰納法推理ではなく、「なぜそうなったかではなく、なぜそうせざるをえなかったか」という逆説推理法でお馴染みのブラウン神父シリーズをものとするチェスタントンが、こういう諧謔に満ちた力の抜けた作品を書くとは思わなかった
 中島河太郎氏の解説によると、本来チェスタトンは文学評論に定評のある大家であるが、一般の評価・認知はチェスタトンが気休め程度で書いた推理小説家としての顔だそうで・・・。
 それを知ると余計に意外な気がした。

 

 

ABSENCE OF MALICE
港湾労組会長の殺人事件の容疑者に仕立て上げられ報道された男・・・
地位も名誉も財産も果ては親友まで失い、彼はマスコミ、権力者に復讐を仕掛ける・・・
良いキャストに良い話なんだけど、小粒なカンジが否めない・・・。


クダらな過ぎる『シャークトパス』(2010)に続いて、今日は「ス」で始まるタイトルの映画・・・
って・・・
 この企画やりだしてから、「ス」で始まる映画ばっかり・・・
『ストロンボリ』(1949)『スイート・スイート・ビレッジ』(1985)『スーパーフライ』(1972)・・・
タイトルが「ス」、「ズ」で終わる映画が多すぎて、コリャア困った・・・
 「ス」で始まるタイトルの映画も尽きまして、100円レンタルのTさんにくり出して借りてきた―
ポール・ニューマン主演、シドニー・ポラック監督の社会派映画。
 共演は、芸達者な女優さんサリー・フィールド(☜フォレスト・ガンプのお母さん役でお馴染み)とどんな映画か楽しみに観た。


マイアミの港湾組合の会長が失踪する事件が発生し、事件は何の進展もなく幕引きになろうとしていた。
 検察は地元のギャングと親交がある、酒の卸商のマイク・ギャラガー(ポール・ニューマン)が事件の黒幕であるとしてマークする。
 そのことを掴んだ地元記者メーガン(サリー・フィールド)は大々的に「マイク・ギャラガーが容疑者」と報じる。
身に覚えのない報道に激怒したマイクは、報道を撤回するように新聞社に押し掛けるが、けんもほろろに追い返されてしまう。
 報道後、マイクが営む倉庫では労働者がストを起こし、取引相手は撤退し会社は立ち行かなくなってしまう。
早く名誉を回復をはかりたいマイクだったが、事件のアリバイを証明する唯一の証人であるのはテレサ(メリンダ・ディロン)であったが、精神的に不安定なテレサのためにも彼女の名前は表には出したくはなかった。
 テレサは敬虔なカトリックで、事件当夜、子どもを堕胎するためアトランタの病院にマイクが付き添っていたのである。
 その事実を突き止めたメーガンは、テレサの意向を無視して実名でマイク・ギャラガーとの関係を報じる。
精神的に不安定だったテレサは実名報道にショックを受けて、自殺。
 テレサの自殺を知ったマイクは怒りに震え、自身の無実を晴らすためマスコミと検察に罠を仕掛ける・・・


【雑感】
事件の真相に迫るために、過激に報道する新聞社。
事件の幕引きを早くはかりたい検察が絡んで無実の人を容疑者に仕立て上げて、その人の人生を踏みにじる不条理なお話。
 なんだけど・・・
フツーだったら酷いと思うが、主演がポール・ニューマンだからそうはなりません。
ただで泣き寝入りせず、反転攻勢に出る。
 が・・・
その復讐の手口がイマイチ分かりにくい・・・。
それに、検察が強引な捜査をしてくれないと、始まらない出たとこ勝負の作戦だし・・・
(検察の盗聴・尾行を逆に利用した罠だから)。
 検察側もバカだろう・・・。
いくら、盗聴で証拠を得たとしても裁判では役に立たないのに・・・。
それも、判事にナイショの無許可って・・・(全くダメじゃん・・・)。
 そもそも、アリバイが成立して無実が証明されたのに何故そこまでマイクにこだわるのか、そこが腑に落ちなかった。
 腑に落ちないことが多々あれど・・・
 マイクが言った「真実にはそれぞれの見方がある」という台詞は深い言葉で考えさせられた。
コナンくんは「真実はいつも一つ」とか言うが、アレは間違いで真実はその人によって多面的であるということ。
 マイクがメーガンの記事に、「君は人から聞いて、自分で考えて書いてるだけだ。”真実”ではない。本当のオレを知らないだろう」と詰め寄るシーンで、メーガンがそれに何も反論できないのが印象的だった。
 このシーンは”真実”とは何か考えさせられる素晴らしいシーンだった。


【予告編】

真実とは何か?
真実を追求することで、知らなくてもいい事実が出てくるというのが面白かった。
真実って知らなくてもいいこともあるという典型ですね。
 結局、港湾の労組会長は誰に殺されたんだろうか?
 


★★★☆☆

SHARKTOPUS 
ロジャー・コーマン夫妻がプロデュースしたモンスター・パニック映画―
軍が秘密裏に開発したサメとタコの融合生命体がメキシコの海岸線を恐怖に陥れる・・・
ストーリー云々よりも随所に散りばめられた遊び心のある小ネタ集が可笑しかった。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督のデヴュー作『プッシャー』(1997)に続きまして、
「シャー」で始まる映画は・・・
 ムービー・プラスさん、突然の謎企画「サメ・フェス2015」でサメ映画特集が組まれていて、そこでかかったB級映画の帝王ロジャー・コーマンの制作会社ニュー・ホライゾン・ピクチャーが手がけたサメ映画『シャークトパス』をチョイス。
 予想通り・・・てか予想を上回るクダラなさでした・・・
 
あらすじは・・・
まぁ・・・
書かなくても、もうイイヤ・・・
もう、二行目の一文で済む・・・。


【雑感】
サメ映画ですけど、サメ映画でもなんでもなく、もはやモンスターのような暴れぶりをみせるサメとタコのあいのこシャークトパス。
 誰かが襲われても、そこに「怖い」っていう感情が入り込む余地がない・・・。
あんなんに来られたら、逃げらんないもん・・・
動き素早過ぎて、襲われる間のジワジワ来る恐怖感もヘッタクレもない・・・。
 怖くないから、襲われる人たちの前フリを楽しむしか見るところはない・・・。
 面白い”殺され人”は3名―
その一―
造船所の工員さんで「オレはこういう死に方をしたくない」と叫んでシャークトパスに喰われる人
その二―
アクティビティーを楽しみにきたカップルが、バンジー・ジャンプを楽しんでいるとシャークトパスが海中から飛び出してきてパックリ大食いして、ザブゥ~ンと去っていく。
かなり・・・シュールな画・・・
コレがイチバン、ウケたかも・・・
その三―
ビキニ姿のトレジャー・ハンターが砂浜を金属探知機片手にお宝探し。
探知機が反応し、お宝を発掘。
その美女の姿を、傍でヨダレを垂らしながら見るオヤジ(☜ロジャー・コーマン本人)
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その瞬間―
彼女は陸に上がったシャークトパスに喰われてしまい・・・
残されたオヤジは、当惑しつつも残されたお宝を横取りして満面の笑みをたたえて去っていく。
ナンダコレ・・・
オヤジ助けたらんかい・・・。
コーマン御大の演技が見れるのは貴重だった。

あと・・・
報道カメラマンの手首の入れ墨がオモロかったかも・・・
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「復活」ってなんだよ・・・
 前に、ネットで洋ピンのエロ動画視てて、素人の女の人の腰にガッツリ「台所」っていう漢字の入れ墨が入ってたヤツを思い出した。
アレはヌク以前に笑っちゃってダメだったなぁ・・・
意味調べてから、彫れよなぁ・・・

他は・・・
特に・・・
・・・

【予告編】

面白くないねぇ・・・。
コレなら同じサメ映画でも、まだ『ゴーストシャーク』(2013)の方が面白かったなぁ・・・。
GHOST SHARK
ストーリーはちゃんと起承転結ができてるし、”ヒネり”あり(幽霊といえども水辺しか出て来れない)
ゴア描写も上々。
なにより、『ジョーズ』(1975)へのオマージュをしているところが好感がもてる
(ブロディ署長のラストのセリフ「今日は何曜日かな?」をそのまま引用する)。

リチャード・リンクレーター監督の『テー』(2001)ニコラス・ウィンディング・レフン監督のシャー』(1997)の流れが良かっただけに、落差が激しくあまりの内容のクダラなさに衝撃・・・



☆☆☆☆

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