人間には五感というものがある。

すなわち視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚である。


日々我々はこの五感をフルに働かせて生命活動を行っているわけだが、どういうわけかその機能には個人差がある。



DNAの噛み合わせか、はたまた神の悪戯か。



遥か先の女子高生の顔面偏差値を瞬時に測定できるスカウターを持っている奴もいれば、数百メートル先のパン屋から漂う焼きたてのクロワッサンのかぐわしいスメルを的確に捉える奴もいるのだ。



仮にも音楽に携わる者として、感覚には敏感にいたいものだが、果たして俺はどうなんだろうかという疑問が湧いた。



そこで、己に自問自答し、この五感について掘り下げてみることに相成ったのが本日の昼下がりの出来事だ。





そこに理由などない。


コカ・コーラとロッカーはノーリーズン。

そうだろ?



















まず第1エントリーは視覚だ。


ご存知の通り、俺はメガネ男子だ。

視力は両目で0、1といったところか。


正直メガネをとったらボンヤリ「あぁ…あれは人間だな」くらいにしか見えていない。



まぁ、人と犬が見分れられなくなって、犬に話しかけたりしなければ日常生活に支障はない。


しかしながら、慎重な脳内会議の結果、視覚として優れてはいないだろうという結論が出された。


肉眼で数百メートル先の獲物を見つけることで生計を立てておられるどこぞの民族の諸先輩方こそ、視覚マスターの称号が相応しい。











次に第2エントリーは聴覚だ。


これも非常によくない。


耳が遠くなった老人と比べても何の遜色もない。


度々聞き返してしまうのは当たり前、聞き間違いは日常茶飯事。


ついこの間も、「ハイドロでレコーディング」を「アイドルでレコーディング」と聞き間違えたばかりだ。




ちなみにアイドルとは地元のカラオケ屋のことだ。



全く不自由この上ないし、楽器に携わる者として耳が悪いのは致命的欠陥のような気も僅かにするが、ブロガーとしては何の支障もないのがせめてもの救いだ。




まぁ5つもあれば1つくらいは捨てても問題はないだろう。


5角形のグラフに興味はねえ!



ってことで聴覚は残念ながら予選敗退だ。


何もかも手に入れようなんて甚だおこがましいぜ。













第3エントリーは触覚だ。

これもすこぶる悪い。


未だかつて何度ケツポケットから財布が知らぬ間こぼれ落ちて枕を涙で濡らしたことか。



まあしかし、人肌の温もりさえ感じられるだけの触覚があればオールオッケーだ。


あまりに多くを求めては本質を見抜けなくなるからな。



俺のように無欲になった時、人類の明るい未来が開けるのではなかろうか。















今のところこれといった持ち味がないまま第4エントリー、嗅覚だ。


ま、鼻炎持ちの俺が嗅覚に優れているわけもない。


しかし、別に悔しくもないんだよ。


何故なら鼻が良く利いて良いことがあるとは思えないからだ。



花のかぐわしい香りや旨そうな料理の匂いぐらい別に俺でもわかる。


しかし鼻が良すぎると、嗅ぎたくない匂いにも敏感に反応してしまうのではないだろうか。



人間は鼻孔の裏側の粘膜で匂いを認識するが、犬はそれが鼻の外側にあると聞く。


あの湿っている所だ。

これは厳しい。



そんな敏感な部分を剥き出しに生きている上、臭い匂いに対して鼻をつまんで防御することすらできない。



ましてやポリスドッグの奴らにとっちゃあ毎日が地獄だろう。





だから彼らはたまに悲しそうな顔をしてるんじゃないかな。




以上のことから、嗅覚も俺には必要ないことが分かった。



鼻なんて少しぶっ壊れてるくらいが丁度いいぜ。
















そして最後のエントリーは味覚だ。




結論から言おう。



















完全に崩壊している。




時速300キロ超でカーブに突っ込み、曲がりきれず壁に衝突し、縦に5、6回転した所を更に後続車にはねられたF1カーくらいぶっ壊れている。



もはやスクラップだ。








俺の地元米子にはとあるラーメン屋がある。


俺が幼少の頃から親しみ、今なお愛してやまない言わば思い出の味。



死ぬ前に食いたいものランキングで常にTOP3に入ってくる、正にキング・オブ・ラーメン。



俺の血液の4割はそこのスープで、俺の毛髪の7割はそこの麺でできていると言っても過言ではない程食ってきた。



そこのラーメン屋を、「地球上で最も美味いラーメン屋」と紹介し、連れていった友人述べ15、6人。


























皆無言。

または苦笑い。

中にはラーメンを食べず牛ユッケを食べてる奴もいやがる。


















俺のメモリアルラーメンを苦笑いだと?



それよりラーメン屋で牛ユッケとは何事だぁぁぁぁぁおああ!?





とある親友には、俺の血液の4割を占めるスープを



















「宍道湖の水を薄めたスープ」



と評価された。


また、とある先輩には、俺の毛髪の7割を占める麺を




















「出前一丁の麺」


と評価された。


メディアプレーヤーに例えるなら














★☆☆☆☆


こんな感じだ。






「宍道湖の水に出前一丁の麺ぶっ込んだラーメンを上手いと言っている島田がオススメする店には絶対に行きたくない」


これが俺の周囲の一致した見解のようだ。




失礼にも程がある。




しかし、秋山が何度も絶賛する松江の「だんだん屋」は、正直そんなに美味いと思わない。



秋山がブログで美味くねえと言った大阪のラーメンは美味しいと思った。


だんだん屋は皆美味いと言うから、確かに味覚が皆とズレているかもしれないと最近思い始めた。







でもな、ちょいと待ちなよ。


ズレているかもしれないが、俺が味覚が鋭すぎる可能性を無視していやしないかい?





愚民には王様が羽織った服が見えないという。


あのラーメンも愚民には美味さが見えないのかもしれない。



もしそうだとしたら哀れという他ない。



あー、ブログ書いてたら食いたくなってきたから明日食いに行ってくる!!


是非食ってみたいという愚民諸君、共に食べに行こうぞ!



アディドス!!!!