2005年12月28日

万葉集について

【はじめに】

「法のもとでの平等」ということがあるが、その前に日本では「歌のもと での平等」ということがあった。

 誰であれ、すぐれた歌を詠めば、皆に認められ、称えられる素地が、日本 文化の基底として、すでに飛鳥時代や奈良時代(おおむね西暦600〜80 0年)には確立されていた。

 そんな文化風土の中より生まれてきた歌(和歌)4516首(数え方より 4540首)を集めたアンソロジー(詞華集)として編まれたものが「万葉 集」である。勅撰の「古今和歌集」が出る前の、いわば私家集といった歌集 であったが、編まれるべくして編まれたのもであった。

 以来1200年を越えて日本文化のバック・ボーンとして「万葉集」は機  能してきた。いまだ片仮名・平仮名はなく、漢字の意味ではなく、単に音を 借りるだけの万葉仮名により、日本語の歌は記録されていった。

 万葉仮名の例としては、思鶴鴨(思ひつるかも)と表示されたときの鶴鴨 (つるかも)が万葉仮名であり、思は漢字本来の意味として使われ、しかも 読みは訓読みとなっている。

 そんな表記上の苦労、また逆に読解上の苦労もある万葉集であるが、その  歌そのものは新古今(鎌倉時代)の歌のように、それが悪いというのでは決 してないが、《歌のための歌》となっていないところがあり、それが大きな 特徴となっている。

 つまり意味があって、詠まれる必要があって詠まれた歌が殆どで、しかも  歴史的背景を背負ったものとなっている。

 初期万葉の代表的な女流歌人である額田王(ぬかたのおおきみ)の歌は実  質12首であるが、すべて歴史的裏打ちのある歌、歴史を背に負うている歌 といって差し支えない。《熟田津に船乗りせむと・・・》の一首は勿論、 《いにしへに恋ふらむ鳥はほととぎす・・・》の一首も、吉野でのいわゆる 六皇子盟約という歴史的事象を背景に生まれた歌といえよう。

 額田王の歌を手初めに、万葉中期の代表的歌人である柿本人麿(かきのも  とひとまろ)、万葉後期の代表的歌人で万葉集編集の中心的存在の大伴家持 (おおとものやかもち)の歌へと繋いでいこうとするのもであるが、その流 れの中で、人麿のライバル山上憶良(やまのうえのおくら)、人麿の親友た る高市黒人(たけちのくろひと)、流刑とされた人麿の後半生と目され、従 って人麿と同一人物とみられる山部赤人(やまべのあかひと)などの歌、ま た当然ながら背景となる歴代天皇朝にも触れていきたい。

注:柿本人麿の記載方法ですが、通称「人麻呂」と「人麿」が使われていま す。このメルマガ・ホームページにおいては、「柿本人麿」で、統一してい きますが、「人麻呂」を使用されている方が多いので、場合によっては、 「人麻呂」を使用していますので、ご了承ください。

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籠こもよ み籠こ持ちふくしもよ みふくし持 ちこの岡に 菜な摘ます児こ家聞かな 名告のらさねそらみつ 大和 の国はおしなべて われこそ居をれしきなべて われこそ座ませわれこそは 告のらめ家をも名をも  籠毛與こもよ 美籠母乳みこもち布久思毛與ふくしもよ...
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我ながら、まるでガキとおんなじ・・・まぁ、テツ(鉄道マニア)なのでお許しを・・・

この記事へのコメント

1. Posted by かわぞえしょうじろう   2010年04月22日 14:03
額田王銅像15万です0748-22-1329まで

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トラバ有難う御座います
ブログ初挑戦☆ (初めての日記どうかなぁ?)
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