2015年06月

「君は絵を描け、私は戦争を作る」

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル619日号に興味深いことが書かれていた。

安全保障法制に反対する左翼が、またしても「戦争になる」と言って大騒ぎをしている。60年安保のときも1990年代のPKO法制定のときも「戦争になる」と言って大騒ぎをしていた。PKO法が成立して自衛隊が海外に派遣されて、しばらくしてマスコミから問い合わせがあった。「どうして戦争にならないのですか?」どうやらその人は私を左翼ジャーナリストと勘違いをしていたらしい。つまり「あれだけ戦争になると言っていたのに戦争にならないのはどういう訳か?」と責任を追及に来たらしい。「私は戦争になるなんて一言も言っていませんよ。あなたたちマスコミが左翼に踊らされただけでしょう」と言い返してやった。するとその人は態度を軟化させ「失礼しました。実はこちらも困っているんです。視聴者から「本当は戦争になっているのにマスコミは隠しているんじゃないか?」などと問い合わせがあるものですから」下手に出てきたので、私は国際情勢と左翼のこけおどしの関係について説明してやった。納得して聞いていたようだが、その次の言葉が私を驚愕させた。「何とか戦争になりませんか?視聴者に申し訳が立たないもので」

アメリカの新聞王ハーストを思い出した。「君は絵を描け、私は戦争を作る」の有名な返電、「市民ケーン」のモデルである。安保法制を議論するから戦争になるのではない。戦争になると困るから議論しているのである。これを本末転倒という。

国家主権の放棄の結末

 ギリシャのユーロ離脱が現実化してきた。どだい、経済政策統一を伴わない通貨統合は無理だった。経済の優劣は通貨で調整されるのが当然の法則。日本は円安で輸出力を回復。ユーロ圏ではそれはない。実質は、ユーロ=マルクであり、ドイツの一人勝ち。ドイツ帝国の復活である。所詮、南方系民族と北方系民族はアリとキリギリスの関係。アリが正しい、キリギリスが悪いのではない。それぞれ正しいのだ。国が異なるのに、通貨統一と云う制度を導入すればキリギリスが敗けるに決まっている。ギリシャも独自通貨に復せば、通貨安となり観光客は激増する。日本の例を見よ。ギリシャの最大の産業は観光である。

愚民教育の結果

「漢字は中国の文字である。漢字を使うと民族のプライドが傷つけられる。日本人はそういうことを感じないんですかねぇ?(蔑んだ眼で!)」これが韓国人の考え方である。

韓国人は日本の情報を日本語⇒ハングルに自動翻訳で殆ど翻訳できるので読むことができる。しかし難しい漢字熟語は読めても意味が理解できない、結局わからないと言う事になる。

典型的な例として民主党政権時代に日本の自衛隊の機密文書3万件が韓国に流出、此処から更に中国に流出した件がある。中国ではこれを日本語⇒中国語に翻訳解読するのに1年くらいかかったらしい。その結果が色々有るのだが、不思議な事に韓国ではこの情報を解読した形跡が見当たらないという情報がある。何故だろうと思っていたのだが、自動翻訳でハングルにしても意味が理解できないと言う「オチ」になるようです。明治期の、文豪と呼ばれる夏目漱石など素晴らしい先達に恵まれていた日本と大きく異なる。

アキノ大統領が来日

フィリピンのアキノ大統領が来日し安倍総理と会談した。フィリピンは現在、ベトナムと並んで中国の海洋侵略に最もさらされている国である。中国は南シナ海を埋立て、人工島を建設し、軍事基地を構築しようとしている。完成すれば南シナ海の制空権と制海権は中国に帰し、フィリピン、ベトナム、台湾を含む沿岸国は中国の軍事覇権下に入ることになる。太平洋とインド洋の交通路が遮断されることから米軍は日本に駐留するメリットを失い日本から撤退し、日本は太平洋に孤立するしかなくなるであろう。アキノとアベはどんな話をしたのだろうか。記事にならないだけに気になるのである。

民度

民度が低いと民主主義は無理なのか。韓国がそのモデルケース。親が日本から金をむしり取り、経済を成長させたが、娘が幕引を務める。再度中国の属国となるか。日本に頭を下げ独立を保つか。民族のDNAは属国となる道を選択するのだろう。MERS感染をみればあきらか。中韓の船の沈没も人の命をおろそかにする、犠牲者に同情する。タイも軍事政権の方がしっかりしている。日本の新幹線導入に踏み切るだろう。中華思想の賄賂前提の政治打破は軍人にしかできないのか。これからのアジアは安倍首相の云う、質の良いインフラ整備へと進んで行くだろう。日米対中露の新冷戦構造は露が切り崩され、中韓の孤立を招くだろう。そして、もう斜陽の西欧の時代ではない。

記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

mappkakr

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ