日本を代表する金融街である兜町を有する、東京・茅場町。
その一角にある隠れ家的イタリアン「U・PADRINO(ウ・パドリーノ)」は、南イタリア料理が評判のお店。

イタリア人らしく、陽気でフレンドリーにお客をもてなすオーナーのマリオ・ルチアーノ氏。
その素顔は、ニューヨーク5大ファミリーの一つ『ルチアーノ・ファミリー』の創業者にして、歴代最恐ギャングと畏れられた伝説のマフィア「ラッキー・ルチアーノ」の血を色濃く受け継ぐ、シチリアン・マフィアの大物で、日本で唯一のルチアーノ・ファミリーとして店を切り盛りしている。


意外に思うかも知れないが、シチリアやアメリカのマフィアたちは実は皆、大体自分の店を持つのだそうだ。
有事に備えるため、またファミリーたちが安心して集い、帰れる場所という意味合いが強いのだとか。


多分に洩れずマリオ・ルチアーノ氏もその習慣に倣ったに過ぎない。


とはいえ、ここの料理を侮るなかれ。
とにかくどれもどれもすこぶる美味いのだ。
マフィアが片手間に出した店なんてレベルなんかじゃありません!




店内を見渡せば、歴代ファミリーや映画俳優など、錚々たる面々の写真が壁に並び、照明を落とした空間に静かにジャズの旋律が流れ、気分をぐっと盛り上げてくれる。
まるで映画のワンシーンをそのまま切り取ったかのような雰囲気についついワインも進む。



店名のU・PADRINO(ウ・パドリーノ)とは、シチリア地方の言葉で"ゴットファーザー"だとか。
ご興味の向きは、"リアルゴットファーザー"の世界観と味を体験してみるのも一興かもしれない。