ういんちょ日記

車と仕事と家庭(順序が・・・)をこよなく愛する接骨師の日常・・・

フェアプレーでいこう!

最近、色々なチームの複合チームとしてみていると、今までのチームのカラーとか教わってきたこととかそういうものが子供に如実に表れます。

今は「怒らない」「叱らない」という指導に世の中がなってきている中で、それが「甘やかす」という風になってしまっているチームが昔に比べて多くなったような気がしますね。

それはそれで別で書いていこうとは思いますが・・・

子供たちも相手のミスを喜んだり、エラーを誘発するような言動や行動、そういう行為をやる子は今でもいるのも事実です。それは子供だからしょうがない部分もあるのですが、それを指導者が諫めることができずにここまできてしまったのかな?と思うことがあります。

行き過ぎた勝利至上主義と昭和の野球の亡霊に取り憑かれた指導者によるものだと思いますが、今の時代にそぐわない野球はいかがなものかと思いますね。

ワタシも南光の監督時代、県大会でまざまざと経験したことを思い出しました。

相手の投手が2ストライクになるとツーシームを投げているようで・・・
うちの選手から「2ストライクになるとボールが曲がります」と言われ、見ていると子供なのでわかりやすくグラブの中で手をゴニョゴニョいじくります。「うん・・握り替えてるよな・・」

スタンドの応援していたオトーさんからも「相手のピッチャーが変化球なげてるみたいですよ!」とベンチ裏まで言いにきました。そのおとーさんに「どうしますか?」と聞かれましたが・・・
「どうもしませんよ!うちはうちの野球をやるだけです。それで勝って恥ずかしくないのならそれでいいじゃないですか・・・相手の選手と監督が恥をかくだけですから」と相手にしなかった気がします。
子供達には「相手は相手うちはうち!南光野球は勝てても負けてもああいうことはしない」と伝え、「だったら追い込まれる前に打てばいいんだ!」と伝えました。

確かにその試合は負けました。でも・・・それはそのツーシームだけの問題じゃないし、父兄からも「うちも投げさせますか?」なんて聞かれたりしたけど、そんなことしてもしょうがないですし・・・

父兄には「学童は変化球禁止なのでダメだとわかっていることを子供にやらせて勝っても恥ずかしいだけですよ」「今学童のうちからそんなズルくて卑怯な手で逃げる子はどうせこの先でもそういう場面で真っ向勝負できない子になってしまうでしょう。うちの子たちは迷ったらど真ん中の一番速い球で勝負でいい・・・野球の入り口である少年野球なんだからね」
正々堂々フェアな野球を子供たちに教えられない指導者を大人になった時その教え子たちはどう思うでしょうか?
そういうことも考えずにフェアではない野球を教えるのでしょうか?
相手が嫌がることをするのもプレーの中の一つではありますが、相手のミスや失敗を喜んだり、そうなるように仕向けたりという意味で言っているのではありません。

大きなリードを取って相手投手がランナーが気になるとか、いつでも隙があれば走ってくるとかそういう足を使った攻撃みたいな意味で嫌なプレイヤーになるのは良いと思いますが、ランナーに出てからサイン盗みを疑われるような紛らわしい行動をしたり、手や足をバンバン地面に踏み鳴らして大きな音を出して投手を困惑させたり、そういう卑怯なプレートの違いを指導者は子供たちに教えるべきですね。

少年野球に限らず色々なジャンルの野球でもあるのも事実・・・
女子野球でもそういう野球をする高校が見受けられます。
なんか可哀そうになってきますよね。そういう指導者に教わって自分もいずれそういう指導者になるんでしょうね・・・

ワタシは幸いにして良い指導者に巡り合えたおかげだなとつくづく感じております。

正々堂々真っ向勝負!スポーツの醍醐味ですよ!!
フェアプレーでいきましょう!!

ではでは・・・




仙台へ女子硬式野球部体験にいきました。

金曜日にムスメの高校野球の監督さんからお電話をいただき「体育の教員を目指しつつ野球を続けるなら仙台大学はどうでしょうか?本人も行ってみたいというので体験に連れていけますか?」とお話をいただきました。

花咲徳栄女子硬式野球部の監督さんが履正社女子硬式野球部の監督さんにお話を通して仙台大学の女子硬式野球部の監督さんにという豪華なリレーで話がすすみ体験に行かせていただくことになりました。

履正社の橘田先生は仙台大学の男子野球部出身で縁があり履正社の生徒が結構行っているとのことです。

加須のバッセンでお会いしてお話してから橘田先生のファンとなった私ですが・・・
その際にムスメに話しかけていただき「仙台大学に履正社の子たちもたくさん送っているから君も仙台大学においで!」って言われたことがあり、そんなこともあってムスメも乗り気になってしまっているようで・・・

当初日体大への進学を希望しておりましたがスポーツの推薦となるとお土産(インターハイベスト8とか国体出場とか・・・そういうタイトルというお土産がない娘は難しいようです)がないので一般受験じゃないと難しいようですね。

仙台大学も同様だとは思いますが、部活として野球ができて体育の教員採用試験に強いと聞きましたので選択肢の一つとして体験させていただくことになりました。

当日朝練習場に行くと先輩が挨拶してくれて「こっちにおいで〜」ってベンチまで親切に連れて行ってくれました。選手の皆さんも笑顔で挨拶してくれてとてもいい雰囲気だなと感じました。

練習にも参加させていただきミオナも楽しそうにやっている様子がうかがえました。

選手たちも和気藹々と楽しそうな雰囲気ながらレベルの高い練習をやっているように見えましたね。

監督さんも来ていただきお話をしていると同郷群馬県出身であるということで話が弾みました。

まだ創部3年目と若いチームですが監督さんは仙台大学のコーチを長年歴任した後に女子硬式野球部の立ち上げに際し監督に就任したとのことで指導もとてもレベルの高い良い指導でした。

選手も履正社・花巻東・クラーク・福井工業大学福井と全国上位の常連校の出身の選手も多く、みんな上手でした。

練習後には寮や練習施設学校等を案内していただき野球をやりながら教員を目指すのには娘の条件とマッチしている感じがありました。

帰りに「先輩たちはどうだった?」「練習はどうだった?」と聞くと「先輩たちはみんな優しくて明るくて楽しそうな雰囲気でよかった」「練習も楽しかったよ」と言ってくれました。
「練習は何が良かったの?」と聞くと「野球の考え方や指導の仕方がお父さんと同じ感じでお父さんに教わっているみたいだった」と嬉しいことを言ってくれました。

その言葉だけで片道3時間半かけて行った甲斐がありました。

まだ受験もしていないので行けるかどうかわかりませんが、最有力候補に挙がったことは間違いありませんが、本人は受かれば行きたいとのこと・・・
体育大学の総合センバツはお土産(全国大会の実績)がないと難しいらしいですが、まあとりあえず受けてみるだけ受けてみたら?って話になりました。

はじめは都内の体育大学に入り、クラブチームでやろうかな?なんて言っていましたが部活として毎日野球ができる環境を見てしまったらやっぱりこっちのほうがいい!となってしまったようです。

この先どうなるかまだ全然わかりませんが、頑張るのは本人なので本人が決めるしかありません。

もう子供じゃないので自分の将来は自分で決められないと困りますからねえ

とてもいい経験ができました。選手や監督さんに親切にしていただき感謝申し上げます。

ではでは〜

だから野球は面白い

プレミア12が終わりましたね
決勝戦は台湾に完敗しました。
それまでが順調すぎたってのも勝負の世界にはよくあること。
特にバッティングというのはいかに水物かってのがよくわかります。
今回、こういう結果になると選手や監督・コーチ陣を責める人が湧いて出てきます。
最後の結果を見ただけで「辞めろ」とか「采配が下手」とか「選手が打てなすぎ」とか・・・
お前バカなの?っていいたくなりません?
その文句言ってるバカはその場にすら立てないドヘタクソが日本の最高峰にいる選手を家で酒飲みながら寝っ転がって批判する。う〜ん・・・バカですねえ・・・テメーに何ができるんだって話よ。


まあ・・・熱くなりました・・・

スポーツってのは調子の波があるのは当たり前。
特に野球はそれが顕著なスポーツです。
あの「世界最高の打者といわれる大谷クン」だって10回打席に入って7打席は打ち損じているんです。
シーズン初めの10試合くらいホームランだって出なかったし。ワールドシリーズの決勝戦だって打てなかった。
だからダメなバッターなの?そうじゃないでしょ??
ピッチャーだってどんな凄い投手だって完全試合なんて一生に一回できるかどうかってとこでしょ?
野球ってのはそういうスポーツなんですよ。野球に限らすどんなスポーツだって同じですよ。

今回台湾だって予選ラウンドからフツーに強かったでしょ?2回やれば1回負けたって不思議には感じませんでしたよ。日本のスモールベースボールは緻密で守りの硬い野球でした。
それは悪いことなんかじゃなく台湾だって韓国だってそういう野球でアメリカと対等に戦えたわけで、今回の決勝戦までだって走塁にしても守備にしても日本らしい緻密な野球だったし、そこにちょうどホームランが出たりしていい感じに勝ち上がってきましたからね。

アメリカ勢をみるとやはり送球や走塁に関しては正確さや緻密さがなく、そういうミスからの失点で負けていたわけですから、日本の野球は「お国柄」をあらわす野球だったのかなと・・・
台湾も台湾の野球をしっかりできたことが今回の優勝につながったんだと思います。
素直におめでとうと言いたい。

特に一発勝負の世界は順調に勝ち上がりすぎると最後にこういうことがよくあるものです。
逆に順調すぎて怖いくらいでした。
特に打撃ってのは調子の波がある上に相手投手次第ってのもあります。
高校野球だってそうでしょ?ダントツで勝ち上がってきた最有力候補が準決・決勝あたりでコロリと負けてしまう・・・それが野球なんです。スポーツなんです。
だから面白いんです。実力差がそのまま結果に出るだけなら見たってしょうがなくないですか?
つまらなくないですか?


何もしない何もできないジジイが酒飲みながら「あれくらい打てよバカヤロウ!」って言ってるのって間抜けにしか見えなくない??って話ですよ。

まあ・・・それも見る楽しみ方の一つかもしれませんね?
だけどそういうのはSNSとかに上げないで自分の部屋か友達どうしでやるのが一番です。
昔はそうだったんだけど・・・今はSNSの悪いところで・・・みんなに共感求めちゃう。

日本代表は今の戦力でやるべきことはできたと思いますし、誰も批判なんてできないほど面白い試合を見せてくれました。ここのところテレビがつまらなくて仕方がなかったですが、野球だけはズーっと面白かったですね。子供たちと一緒にリビングでこんなに長く一緒に盛り上がれる番組なんてなかなかないですからね。

野球っておもしろいよね〜

ヘッスラ禁止っていう指導者

ワールドシリーズで大谷翔平選手が肩を亜脱臼してしまうというハプニングがありました。

盗塁の際にアウトになるというタイミングを察した大谷選手はタッチをかわそうと体をかわした分左手が外に出てしまった状態で手を衝いたことにより起こってしまったハプニングかと思われます。

今回スライディングでケガをしてしまったことに関してはかなりハイレベルな走塁の末に起こったことでとても残念でした。


ワタシは常々スライディングの是非についてはここでも書いてきました。

今回大谷選手が怪我をしてしまったことでスライディング否定派の人たちは「だからスライディングはしないほうがいい」と色めき立つでしょう。

しかし、それも含めて真っ向から対峙したいと思います。

それでもやっぱりスライディングはできないとダメでしょう。
「ケガするから」っていう指導者がいるといいます。
じゃあ野球やらないほうがいいんじゃない?って思います。
他のスポーツもケガするかもしれないから辞めたほうがいいでしょう。

普段やらせないからできないだけです。

メジャーの選手だって普通に2盗も3盗もヘッスラしますし、一塁の牽制球の時だって頭から戻ってます。大谷君だっていつもユニフォームは泥だらけだしね。

先日、そんな話が出て・・・「一塁牽制で頭から戻らなくていい」という指導者がいると聞いて驚きましたが・・・「手を踏まれてケガするから」とか「突き指して骨折したりするから」という話

一塁牽制で手を踏まれたことある人そんなにいるんですか?
メジャーでは手袋みたいのしてますからそういうのしてもいいのかなと思いますが、私の知っている限り牽制で手を踏まれてケガをした人って殆ど見たことないです。
他の野球関係の人に聞いても「ほとんど見たことない」が答えでした。

そんな希少なケースのためにスライディングを禁止するようでは、なんでもケガするかもしれないからやらないほうがいいということになりますね。

スポーツってのはケガはつきものです。今までスポーツやっていてケガしたことない人なんて逆に見たことありません。ケガが怖いなら何もしないことです。

スライディングのスキルをあげれば逆にけがは少なくなります。
スライディングが上手くなれば、むしろ滑っちゃった方が危なくないです。

ヘッスラ禁止っていう指導者は桑田のユーチューブとかばっかり見てないで、実際の野球を見ることをお勧めします。

メジャーの選手だってみんなやってるし、高校球児だってみんなしてますよ。

やらないのは日本のベテランのプロ野球選手だけです。
怪我したらお金が貰えなくなるからそうしてるだけです。

少年野球のうちから走塁に関してはしっかりやることをお勧めしますよ。

ではでは



試合ができるのはもう少しだよ。

朝晩がだいぶ冷え込むようになりました。

野球ができるシーズンとしては後半に差し掛かってきましたね。

野球は冬に入ってしまうとゲームができなくなるので、基礎練習や体力づくり等のキツくてつまらない練習ばかりになってしまいます。

まあ・・・そこでどう冬を過ごすかによって次のシーズンのスキルアップが図れるかが決まってくるので手を抜いたり楽をしたりしたらいけないのですが・・・やっぱり試合が楽しいですよね。

でもあと一月半もすれば野球シーズンは終わりを迎えます。

となるとあと何試合できるか?ってことになりますね。

だったら楽しまないと損ですよねえ・・・

思い切ったプレーをしてそこで反省点や改善点を見出して、冬のトレーニングの課題とすればもっと意味のある冬のシーズンを迎えることができます。

だったら今は思い切って自分の出来るプレーを失敗を恐れずやるしかありません。

失敗しないと反省点や改善点は見つかりません。
負けたゲームのほうが学ぶことが多いのはそういうことです。

だから今年のシーズンをいい形で終わるためには、失敗を恐れず思い切りの良いプレーをしてほしいと思います。

これから寒くなるとケガもしやすくなります。
今まで以上にアップには時間をかけて、ゆっくりと汗が額から流れ落ちるほど体の芯まで温めて体を動かしてくださいね。

ストレッチも大切です。夏の倍以上の時間が必要です。

みなさんがケガ無く思い切りプレができることを祈っております。

さあ!もう少しだよ!!

悔いのないように一戦一戦を楽しもう!!

ではでは

久しぶりに采配を揮ってみました

久しぶりの投稿になります。

先日、6年生の野球である「オール」の2大会において2試合の采配を任されました。

月曜祝日は監督さんと普段のコーチ陣が仕事が休めないため、私がやることになりました。

実際にゲームを仕切るのはもう8年ぶりくらい・・・

浦島太郎状態のアップデートされていない監督ですので・・・はたして??

もう・・・試合前から浦島さんはやらかします((笑))

試合前のメンバー表を書き間違えて慌てて訂正するっていうミスをやらかします。

午前・午後で大会があったので監督さんから預かったメンバー表を間違えて1試合目と2試合目を間違えて書いてもらうようお願いしてしまいました。慌てて変更をお願いして事なきをえましたが、私のミスです。

さて・・・試合前・・・「とにかくストライクは自分のスイングでしっかり振る」「ストライクは基本見逃さない」「失敗を恐れずにチャレンジすること」「ベンチの中も試合中だから声をしっかり出すこと」をテーマに掲げゲームに入りました。

先頭打者がいきなりHRを放ち、ゲームに勢いが付きます。私が何もしなくても打線も積極的でいい感じで試合が運びます。4回終了時で9−0と大量リードをもらいますが、基本オールは全員出す!と決めていたので途中からガンガン選手交代を行いますが、やはり後半になると相手も慣れてきますので捲られていきますね。

それでも選手たちは元気よく声を出して相手の猛反撃を阻止してくれました。

結果的には2試合ともヒリヒリする展開で観ている人は楽しかったと思います。
預かって指揮を執る私はヒヤヒヤでした(笑)

それにしても久しぶりに監督をやってみましたが、こんなに疲れるもんだったっけ?
っていうくらい疲れました。監督さんて大変なんですね。あらためて尊敬します。

二試合目は地元での大会でしたのでスタンドにいつのまにか大勢の応援してくれる方々が来ており、試合を盛り上げてくれました。地元の「館林ボーイズ」に所属しているOBの子たちも応援で盛り上げてくれたので選手たちも背中を押されていつも以上にパフォーマンスを発揮してくれてと思います。
2試合目は惜しくも敗戦となってしまいまいたが、それでも最後まで食い下がって相手を相当苦しめたゲームができたと思います。

応援の力ってすごいんだなと久しぶりに感じました。
南光の時も父兄が物凄く盛り上げてくれたのを思い出して嬉しくなってしまいました。

まあ・・・そんなこんなで久しぶりの采配でしたが、楽しかったですよ〜
子供たちも頑張りました。保護者の皆さんも応援を頑張りました。
コーチ陣もよく支えてくれました。

ほんと野球って楽しいですよね。

また機会があったらやってみたいと思います。
でも疲れたなあ〜・・・

ではでは・・・・

要らぬ心配大きなお世話ですねえ。

今年も甲子園での熱い夏が終わってしまいました。

今年は特に暑かったこともあり、夏の高校野球の是非について色々と外野がうるさかったですよね。

「こんなに暑い中で野球やらせて何かあったら誰が責任を取るんだ」とか
「甲子園でやらなくても涼しいドームとかでやればいい」とか
「夏じゃなくて春と秋に開催しろ」とか

専門家だか有識者だか知らねえけど、そういう人たちがああじゃねえこうじゃねえとテレビで知った風な顔をして涼しい部屋で偉そうにしゃべってます。

それでもいいけど、もっとたちが悪いのはネットで専門家でも有識者でもないドシロートがさらに偉そうに自分の身元を明かさず批判を繰り返す。

要らぬ心配は大きなお世話ってことですね・・・

もうネットのコメント欄とか無くしたらいいのにって思います。

また、各機関もそういう批判コメントを恐れてなんでも安パイな方向に進むのもやめたら?

そんなに責任取るのが怖いのならそういう役は辞退したほうがいいのにねえ・・・

子供たちにしっかりと意見を聞いて、やっている子供たちのために動いてほしいものです。

ではでは



褒めて伸ばす?厳しく鍛える?

今、スポーツの指導の在り方が大幅に変わってきましたね。
もう昭和チックな指導は時代遅れとなり選手個々の個性を伸ばし規律に縛られた指導ではなく、選手主体の指導が正しいとされてきています。

ワタシは昭和チックな方でしたから偉そうなことはいえませんが(笑)・・・

そう・・・確かに技術面でいえば、おだてて褒めてやると子供は上手になります。
楽しくやればのびのびできますから・・・
ワタシもそう思います。

技術面という観点から言えば合っています。

上手い子になります。

ただ・・・上手い子と強い子という観点では話が違ってきます。

土壇場に強い、逆境に強い、とかいう話になってくるとやっぱり厳しい中を這いあがってきた選手のほうが圧倒的に強いですよね。

怒鳴る・ぶん殴る・・・とかいう極端な話ではないですよ。

やはり体罰は許されるものではありません。

しかし厳しい練習や環境というものはある程度は必要かなと思う時があります。

頂点を目指すのであればやはり地獄から這い上がれる強さがないとそういう強さってのは染みつかないと思います。そこには夏の暑さも冬の寒さも含め、きつい練習を耐え抜いて途中でやめることなく逃げずに最後まで頑張れた子は強い子になります。

鍛えるという言葉は「鍛造」という言葉は刀鍛冶から来ているもので、鉄に火をかけ熱を加え、叩いて冷やす、また熱を加えて叩いて冷やす・・・この繰りかえしの作業により、頑丈で切れ味の鋭い名刀が生まれるわけです。その工程が多ければ多いほど鍛えられた名刀になるのと人間も同じです。


上手い子はいくらでもいます。だけど強い子は昔に比べて減ったような気がします。

今は指導者も怒らないのが良いとされていてプレー以外でもダメなことに注意すらしない指導者も増えました。また親も友達感覚で甘やかす親も増えました。

子供だからこそしっかりと躾けなくてはならないときに躾けないと大人になってから困るのはその子供です。

野球の指導においても「子供の自主性を」とかいって自由にやらせる指導者もいますが、僕は無責任だと思っています。その方が楽だし嫌われないから楽ちんですよ。ましてや他人の子だしどうなろうがカンケーねえってんならボクもそうします。
だけど子供はそうなったときに自分を厳しく律してストイックにできる子なんてほんの一握りで、大抵の子は(大人でもそうですが)楽な方に行ってしまうものなんです。
だからこそ指導者が厳しいほうに導いてあげないといけないと思うのです。
時には「厳しすぎる」といわれるでしょう。そんな批判を受けるくらいの覚悟がなくては指導者なんてやらないほうがいい・・・そんな風に私はおもうのです。


野球を通じて何を学ぶのか?それを考えた時にプレーの巧さではなく、人間としての強さを野球を通じて学ばなくてはやっている意味がありません。

うちの接骨院に「俺野球上手いから雇ってください」っていわれても「だからどうしたんだよ」というしかありません。野球が上手いのはうちの仕事には関係ありませんから他へ行け!で終わりです。
野球で飯が食えるほどならそれでもかまいませんが、9割以上は野球に関係ない仕事に就くと思いますので野球で学んだ礼儀と我慢強さ、そして人間関係の構築によって築かれたチームワークのよさ、それらは社会に出てからも大きな武器になることでしょう。
ゴロ捕るのが上手いとかホームラン打てるとかってのは仕事にはかかわりのないことです。

だからこそ「強い子」になってほしいと思います。

野球を通じて厳しく鍛えられた強い子になってほしいと願うばかりです。

今の時代甘やかされた勉強のできるバカがたくさんいる時代ですが、どうかそこは野球を通じて学んだプレー以外の人間力の強さを社会で役立てて欲しいです。

目のまえの辛いことから逃げず、そして楽な方に逃げず
熱を入れて叩かれ潰されそれを繰り返してなお立ち上がる「鍛えられた人間力」を身につけましょう。


ではでは〜


守備の上手な人ってどういう人ですか?

今、甲子園では熱い激闘が繰り広げられていますが、自分たちのころと比べると本当に守備が上手ですね。よく鍛えられていると思います。

ところで「守備の上手な人ってどういう人ですか?ファインプレーできる人ですか?逆シングルやジャンピングスローができる人ですか?球際に強い人ですか?」と小学生から聞かれました。

折角の小学生からの質問です。丁寧に答えてあげないといけませんね。

「どれも正解だよ。そういう難しいプレイは上手に見えるよね。」
「だけどそれは普段のプレーが普通にできてのことだから、まずは捕らなくてはいけない打球をしっかりと処理出来てからなんだ」
「本当に上手な選手は難しい捕り方をしない人なんだよ」
「え?どういうことですか??」
「うん・・・基本的にはいつも簡単なところで捕れるように瞬時に打球を判断して体を持っていける事、そしてそれが安定したスローイングにもつながるからそういう一連の動きがスムーズな人かなと思うんだよ」

そう・・・守備の上手な人って、難しい捕り方をしないんです。
サードやファーストへの強い打球はそんな時間もないので該当しませんが、基本的なゴロの場合を考えると、打球を難しくしてしまうのは大抵はゴロへ対しての体の入れ方とか足の運びとかが上手くいかないとバウンドが合わず難しくなってしまいます。

「正面で捕れ!」これをよく指導者は言いますが、正面に入るのは最後にバウンドがあった時だけです。だけど子供は素直なので早い段階から「まっ正面」に突っ込んできてボールと衝突してしまいます。飛んでくるボールに対して真っすぐ全速力で突っ込んでいったらそりゃ正面衝突ですからバウンドを合わせるもクソもあったもんじゃないし、グラブの中で激しく衝突しますからよほどタイミングが合わないと弾いてしまいます。

上手な内野手でいえば一歩目の速さはやはり重要ですが、その時に打球をハスに見ながら入ってきて捕球時には減速し、一瞬の「間」があるように見えます。
やさしく捕れるところに体を運び、やさしいとことで捕るのでスローイングもスムースな流れで行えます。

昔、館林に「仁志選手」が野球指導に来てノックを受けたのを間近で見たことがあります。

本当にやさしい動きでボールが勝手に吸い込まれていくような美しい守備でしたね。
ぶつかるんじゃなくて磁石で引っ付きに来るような捕球でした。

上手な人は無駄な動きがありませんね。
また何よりも足の運びが巧いです。

そして体をもっていけるので難しいところで捕りませんね。
いつも同じように入ってきて捕球の時に一瞬「間」があります。
さらに捕ってからのスローイングも一連の動きの中にありますので本当に流れるようにそしていとも簡単そうに捕りますよ。

本当にうまいってのはそういうことなんでしょう。

ダイビングキャッチやジャンピングスロー、バックハンドキャッチやバックハンドトス・・・
しっかりとした基本が原点にあって、それでも窮した場合に使う技術です。
それでもやったことない人はできません。
普段からそういうプレーも含めて球際の練習も相当やっていると思いますが、基本は取れるアウトをシッカリと取れることが一番大切です。

皆さんにもそういうプレーヤーになってほしいと指導者側の目線から強く願っています。
派手でなくてもいい、まずはしっかりとアウトが取れる守備ができることが大切です。
いつも安定した守備の職人となってくださいね

ではでは〜

高校野球を7イニング制にする?

先日、「高校野球を7イニング制にすることを検討する」というニュースが流れました。

暑さ対策と選手の体を守るためという大義名分らしいです。
それの同調するコメントもたくさん寄せられています。

う〜ん・・・「有識者と専門家っていう人たちは素人らしいっていうか〇カなんじゃねえの?」って・・・
やっぱりもう一回言いますが「有識者とか専門家って〇カなんだなきっと」・・・

一番簡単で効果的な考査が足りません。
涼しいクーラーの効いた部屋で本ばっかり読んでる人たちが考えた薄っぺらい理論なんて大したことありませんねえ。

「現場の選手と指導者の声を聞けよ!」難しくないでしょ?

ここのところSNSの普及により色々な意見があるのは分かります。
だけどその批判を恐れていちいちルールを変えていたらスポーツになりません。
選手ファーストという名のもとに選手の意見も取り入れず一方的に決めるのはどうなのかなと思います。

うちでも実際に施術にくる高校球児に色々聞いてみると・・・

5回裏にある甲子園の給水タイムも「長い休みは要らない」そうです。
かえって疲れがでたり調子が狂うらしいです。

理屈的に考えても、運動中に変な休みを入れて涼しい部屋で過ごしたりしたら体には乳酸がたまり疲労感が出てくるでしょうし、急に寒いような部屋に入ったり、また灼熱の炎天下に戻ったりする方が選手はかえって辛いといいます。

選手曰く「先攻で打つ方はまだましだけど、後攻の投手は大変だと思う」と言っていました。
また「体がだるくなって重くなっちゃうし、試合の流れっていうのもあるので勝っているときは休みたくない」そうです。

7イニング制や甲子園別会場説も聞いてみると「あり得ない」でした。

7イニング制は女子野球もそうですがゲームをやっている選手たちにとってはあっという間に終わってしまいます。特に下位打線は2打席しか回ってきません。
野球は特に789回の後半にゲームが動きます。
今年の高校野球の各県の予選においてもドラマは後半に起こっています。
6点7点リードから追いついたり逆転したり・・・野球はそこが面白いんです。

甲子園別会場説もそうですが、京セラドームでやれとか・・・東京ドームでやれとか・・・
だから〜高校球児は甲子園じゃなくちゃダメなんですってば・・・

選手に聞けばクーリングタイムも間が伸びて疲労感がかえって強くなり足がつりやすくなるそうです。
先攻は良いけど後攻の時と勝っているときは絶対に要らないらしいです。

7イニング制は野球がつまらなくなるので9イニングのほうがいいらしいです。
甲子園以外は考えられないそうです。

つまり・・・専門家は選手の意見も聞かずにクーラーの効いた部屋でノホホン本ばかり読んで過ごしている人たちの意見が正しいと決めつけているのか、それとも夏の甲子園でしか野球を見たことのない人から批判されるのを恐れてとりあえず安全な事を言っておけば批判されないからってことなのかわかりませんが・・・・そういうことなんでしょうね。

テレビもコンプライアンスってやつがうるさくなってからつまらない番組ばかりになりました。
SNSで自由にコメントができるようになり、専門家気取りのシロートがあーじゃねこーじゃね言うようになってからそれを恐れて何でも安全で間違いのないほうに行くような風潮になりました。

自分の身元も明かさず言論の自由を都合のいいようにひけらかす卑怯者の言葉などいちいち相手にしてられないですよねえ。ほっときゃいいんです。

実際にやっている選手の気持ちを考えてやってください。
選手の声を現場の指導者の声を拾ってやってください。
そういう意見を踏まえて最善の策を見出すようにしてください
それこそが専門家ってやつですよ。

う〜ん 熱くなってしまいました。
ごめんなさい。まあ自分の言葉ですので自分で責任は持ちますよ。
名前も看板も晒してるんですから・・・
陰からこそこそ文句言う奴よりはましだと思ってます。

ではでは〜





全国女子硬式野球選手権大会

ちょっと時間が空いてしまいましたが、久々の投稿です。

ムスメのいる「花咲徳栄高校女子硬式野球部」ですが、最後の夏である選手権大会に挑みました。

相手は優勝候補である「花巻東女子硬式野球部」です。今話題の佐々木凜太郎君の妹がいます。

部員数も倍以上いてベンチ入りメンバーは全員3年生。それでもたくさんベンチ外の選手もいます。

大応援団でスタンドも盛り上がっています。さすが何回も決勝まで上がっている学校ですので応援団も慣れていますよね。

春以降、調子を上げてきた花咲徳栄高校です。格上相手にさてどんな試合をやるか?ってところです。

先攻は「花巻東」
試合開始とともにいきなり先頭打者を出してしまいました。いつもの悪いところです。
そして2番の佐々木さんは50m6.5秒の俊足が活きるセーフティバント・・・
分かっていても決まっちゃうほどの速さですね。
そこからいきなり2失点しました。

花咲徳栄もヒットは数本出て1〜2回とチャンスはあったものの得点はできず2−0のまま3回に突入
、3回の裏に花咲徳栄は9番の「ミオナ」からです。
昨晩に私から最後のアドバイスは「このやろうって打つんだよ。最後まで見届けます」でした。
もうあれこれ言う段階ではありません。女子野球は7回ですので、後ろの打者は2打席くらいしか回ってきません。6球のストライクしかありませんのでもうストライクは見逃してしまったら勿体ない。
そういう気持ちでストライクをしっかり振らないと打つチャンスなんてなくなってしまいます。
ストライクは全部振れよ!って以前話していましたが、最後は「このやろう!」って振るだけですよ。

3回裏までは安打数も上回り、優勝候補相手に完全に押している状況に「あれ?勝てるんじゃね?」と
期待が持てる前半戦でしたが・・・

やはり・・・戦力の差は否めませんし・・・いいところも悪いところもそのまま出るものです。

「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けは無し」とはよく言ったもので、徳栄の良いところも悪いところもいつもと同じに出てしまいました。

特に守備面に関しては、出さなくていいランナーを出し、そのバント等の処理で一個アウトを取ればいいものの無理をしてセーフにしてランナーが溜まったところで長打を食らう・・・
これも徳栄らしいといえばらしいミスです。

結局、点差は開いてしまい負けとなりました。3年生は引退です。

その花巻東は決勝戦まで進み、神戸弘陵と甲子園で戦い負けましたが準優勝していました。
あの時勝ってたら・・・とか考えてしまいますよね。

ミオナは2打数1安打。守備ではライトゴロを一つ取り、ライトライナーを好捕してゲッツーも取り、ここ最近では一番いいパフォーマンスは見せてくれたと思います。
他の選手もほぼ全員安打と良い打撃はしてくれました。繋がらなかったのとノーアウトからのヒットが少なかったのが得点に繋がらなかったのかなと・・・花巻東さんもピンチはよくしのげるチームでした。そこの差が出たんでしょうね。よく鍛えられたチームです。

よほど悔しかったと見えてほぼ全員が泣いていました。
これから先でも野球を続けてくれる子も多そうです。

2024年度花咲徳栄高校女子硬式野球部は良い選手が揃っていたと思います。
結果が伴いませんでしたが、個々の選手の能力は高かったと思います。

大変お疲れさまでした。よく頑張りました。

また次のステージでこのメンバと会える日を楽しみにしています。
ミオナも野球は続けるようなので、これからも応援していきたいと思います。
もちろんこのチームメイトも応援していこうと思います。

また会いましょうね!!

ではでは〜



ボーズ頭が減りましたねぇ

群馬県高校野球選手権大会が始まりました。

最後の夏を満喫してほしいですね。

甲子園に「慶應高校」が出場したことで、坊主頭論争が巻き起こりました。

ボーズじゃなくていい。そういう風潮に乗っかって坊主頭じゃない高校が多くなりました。

というか・・・むしろボーズのほうが少ない気がします。

ワタシは元々ボーズ賛成派です。今では昭和の古い少数派となりました。

まあそれぞれの考え方ですので、それはそれでいいと思いますし、確かに坊主じゃない子でも似合う子はそれでいいと思いますし、坊主が似合う子もそれでいいと思います。

高校の野球部もそれぞれの考え方もあり、校風や伝統もあって、その部の方針や考え方が賛同できるのであれば入部をすればいいというだけで、あそこはダメだとか言うものでもないと考えます。

自分の時どうだったっけ?って振り返ってみると・・・

中学の時も高校の時もやっぱりはじめは嫌でしたよ。

だけどそれ以上に野球がやりたかったってことでしょうね。

高校の時は「坊主が嫌だから野球を辞めた」っていう子も結構いましたよ。
上手なのに勿体ないなあ・・・と思う反面・・・そういう言い訳でやらなかったのかな?
とも正直思いました。

そう・・・覚悟の問題だったのかなあ・・・

高校生活を野球に捧げるという覚悟の一つとして「こんなことが嫌でできないとか言いたくない」っていうのがあったんだと今思います。

不適切な表現かもしれませんが、ヤ〇ザが渡世との縁を切ってそういう世界に入る覚悟として入れ墨を入れたのと同じ感じ?

甲子園によく出てくる強豪校は未だに坊主の割合が多いです。
そういう子達は坊主頭が嫌だから野球やらないなんて言わないよね。
そういう覚悟でそういう学校に行っているわけですから。
せっかく誘われたのに坊主頭が嫌だというくらいで甲子園に行ける強豪にいかないという
子も居ないでしょうからね

だからといって坊主じゃないことが悪いことでもありませんよ。
そういうチームカラーにあった選手が伸び伸びとプレイできるのであればそういう選択肢があって当然です。

楽しみ方はそれぞれあっていい。
だから坊主が良いとか悪いとかどうでもいいんじゃないかなと・・・

自分がそこでやる以上、そこのルールに従っていけばいいと思います。
外野がとやかく言う事ではないとおもいます。
ボウズにしなきゃいけない野球部もあればそうでなくてもいい野球部もあります。
自分で選べばいいんです。
そこに部にある決まりなんですからその決まりに従ってやるしかないので、入ってからグズグズいうのは卑怯だし言い訳だと思います。
ボウズが嫌とかどうこうでやらない人はどうせ他でも文句言うし・・・


ただ、実際のところ坊主頭はラクチンです。
頭から水かぶってもあっという間に乾いちゃうし、手入れもくそもないし、帽子をかぶるならむしろ暑苦しくないし。悪いばっかじゃありません。

ボクはボウズ良いと思います。

みなさんは?





真剣勝負を楽しもう!!

高校3年生にとって最後の夏の選手権大会がまもなく始まります。

今まで、これからのキャリアを考える時に高校3年の最後の夏というのは一生忘れられない
試合になることは間違いないでしょう。

大學やノンプロ、NPBに進むという人にとって高校最後の夏がどうかという事は私にとっては未知の世界なので判りかねますが・・・

9割以上の高校球児にとっては学童野球・中学野球・高校野球というキャリアの中で最後で最高の大会となります。

今まで頑張ってきた野球の大きな区切りがここでつくことになりますね。

この先草野球などで遊びの野球を楽しむ子もたくさん出てくると思いますので、野球がここで終わるわけではないけど、競技としての野球という意味では区切りになる選手たちが多いはずです。

最後まで勝つのは群馬県で一校のみ、日本で一校のみです。
戦う毎に半分のチームと選手たちが引退となります。

逆に言えばほとんどの子達は負けて引退します。

だから勝って終わるなんて子は全国に一校しかないんです。

そんな儚い世界だからこそ本当の真剣勝負を楽しめる最後のチャンスでもあります。

極度のヒリヒリと張りつめた緊張感の中で一球に賭ける勝負というのは独特なもので、
一球一球の駆け引きを楽しんでもらいたいですね。

打席だけでなく守備においても一球を投じた瞬間の一歩目なんていうのも普段の練習試合とは全然違う空気の中で楽しんで欲しいです。

そんな瞬間なんて、もうその先では無いかもしれません。

そう・・・あの独特な勝負の緊張感・・・
あそこでしか味わえませんよね。
しかも最後の大会ともなればなおさらです。

緊張感に押しつぶされて実力を発揮できないなんてことの無いようにして欲しいです。

「プレッシャーに負けるくらいなら実力で負けたほうが良い」

こんないい言葉を聞いたことがあります。

要は自分の考え方ひとつです。

緊張感を楽しむのか?その緊張感に押しつぶされるのか?

実際は自分の心の中の話

どうか高校3年生の選手諸君は最後の夏を楽しんで欲しい。

勝っても負けても仲間と共に最高の夏にして欲しい。

これからの長い人生の中において決して忘れることの無い子の緊張感の中での勝負を心に刻んで欲しい。

そう思うばかりです。

さあ!もうやるっきゃない!!

悔いだけは残すなよ!!

選手諸君にとって最高の夏を楽しんでくださいね。

ここまで頑張ってきた者たちだけに与えられた特権です。

そして一生の仲間と共にその瞬間を楽しんでくださいね!!

心からみんなを応援しています。

ではでは



野球が上手いより野球が好きがいい

近年、少年野球やクラブチームの野球を見ていると感じることがあります。

子供も父兄も「習い事」としての野球をやっている子がチームの中の半分弱くらいいるんじゃないか?という感じがします。そういうわけではないと否定されてしまうかもしれませんが、肌感としてそう思うわけであります。

特に少年野球は野球の入り口ですので、基本などをしっかりと覚えその先に繋いでいくということが大切なんですが、「勝ち」に拘りすぎたりほかの子と比べて上手いとかヘタクソだとかそういうことに囚われ過ぎているのかなと感じます。

ワタシも「勝ち」にはこだわる監督でしたから人のことなんか言えた身分ではありませんが、勝つことにこだわりすぎて楽しくない野球ではいけないですし、上手くなるためにやるだけの野球であれば別のところにいくらでもありますよね。

脱線しましたが・・・

野球を「習い事」としてしか見てない選手は「やらされている」のでなかなか上達が難しいです。
週に2〜3回数時間野球をやりますが、それ以外は何もしない。
そんなに好きじゃないから・・・

好きこそものの上手なれという理屈が当てはまりません。
親は上手くなって欲しいし試合に出て活躍してほしいから、夢中になって教えますが、子供のほうがそんなに夢中になってなくて・・・それが負担になって・・・嫌いになって・・・
一番ダメなパターンですね。

群馬県内の学童チームでも昔とっても強いところがありましたが、聞くところによると学童野球が終わると中学でやる子が殆どいないというのを聞きました。
何のための学童野球なのか?と不思議に思ったことがあります。


今、自分は草野球チームで遊びの野球をやっておりますが、そこに自分の子供も教え子たちもたくさん入ってくれています。今度は競技ではなくお遊びの野球ですが、それはそれで楽しいようですよ。
みんな「楽しかった〜」といってくれています。

そういう子たちも高校まではしっかりと競技としてガッチリやってきた子たちだからこそ今の楽しさが解るんじゃないでしょうね。

真剣にやってきたからこそそのスポーツの楽しさを知り、好きでい続けて楽しんでくれています。
やらされていることは大違いです。

うちのチームの子たちはそんな強豪校にいたわけでもなく、ましてや主力選手というほどでもない子たちもたくさんいます。だけど野球を心底楽しんでくれています。

それが一番ですね。長く永く楽しんでほしいですね。

今、また高校野球も中学野球も一つの区切りをつける最後の大会が目前に迫っています。
悔いのないように全力でプレーしてほしい。
そして競技としての野球に区切りがついても野球が好きでいて欲しい。

野球が上手いより野球が好きでいてくれる・・・指導者冥利に尽きますね。

いつまでもみんなを応援し続け一緒に楽しみたいと思います。

ではでは〜

最後の夏は万全の体調で!

小学6年生・中学3年生・高校3年生の選手たちにとって、それぞれの区切りとして最後の夏の大会が始まります。

「負けたら引退」という大きなプレッシャーの中、どの世代の選手たちも一緒に闘ってきた仲間との最後の大会という事でどうしても気持ちが入り過ぎてしまう傾向にあります。

そういった中で練習にも身が入り、今まで以上にハードな練習をこなしてくると、いつの間にか自身の体が疲労で悲鳴を上げていることに気が付かなくなりがちです。

自分自身でも無理をしているくらい追い込んでいる方がなんとなく気持ち的にも「頑張っている感」がでるのでそんな自分に酔ってしまうことに気が付きません。

なので・・・よく大会本番直前になり大きなケガをしたり故障したりする選手が非常に多くなります。アクシデントは仕方ないことかもしれませんが、故障は管理不足です。自分のせいですよ。今までの努力と苦労を水の泡にしないためにあえて厳しく言っています。



その故障やトラブルで自分自身も後悔することになりますし、チームにも大きな迷惑をかけることになります。

やはり最後の大舞台は万全の体調で臨んでほしいと思います。

自分で体も気持ちも追い込むことも大切かも知れませんが、自分自身の体を知ることも大切です。オーバーワークを避け、休むべき時にはしっかりと休むこともコンディショニングとして重要なことです。
どんなに素晴らしい選手でも故障して出られないのであれば何の役にも立ちません。自分も大きな後悔をのこすことになります。

万全の調子で戦って負けるのであれば悔いは残りませんが、「故障が治っていればもっとできたのに・・・」なんて最後の夏に思ってほしくありませんよね。

休む勇気って、もしかしたら無理して頑張る勇気よりも難しいかも知れません。
だけどとっても大切なこと。

十分な休息・睡眠・疲労の回復・・・これを維持するのは野球の技術以上に難しいことです。

どうか選手の皆さんが万全の体調で悔いのない思い切りプレーできることを望むばかりです

大事な時期です。ケガや故障だけは十分に気を付けてくださいね。

ではでは〜

目の色が変わる?

どんなスポーツであれ、やはり上達の秘訣は本人のやる気次第。

個人的に上手になったり、チームが強くなるには、個々もチームも意識の高さが重要になりますね。

言われてやるのか自主的にやるのかは天と地ほどの差があると思います。

選手個人がどうあるべきかということにはなりますが、そこには指導者の要素というものが大きく関わってきます。

良い指導者・悪い指導者とはなんぞや?ということになるかもしれませんが、勝てばよい指導者・負けたら悪い指導者っていうのとはアマチュアの世界ではちょっと違うよう気がします。

私は中学の頃に野球を教えてもらった指導者は技術的なこともさることながら、人の心を掴むのが上手な指導者で、選手個々が目の色変わるというか・・・自分から野球をやりたくなり上達したくなり勝ちたくなる・・・そんな指導者でした。
中3の夏に赴任してからの3〜4か月という短い期間でしたが、その数か月はすごく密で充実した数か月でした。そして秋の新人戦では市の予選で敗退するようなチームだったのが、夏には県大会ベスト8で優勝したチームに惜敗するところまであっという間に強豪チームとなりました。
野球をやっているという充実感が毎日続くそんな日々でしたね。
今でももちろん一番尊敬する恩師であり、自分の野球の指導スタイルも到底及びはしなくても恩師にしてもらったような指導を子供たちにしてあげようというスタイルです。

今、ムスメのチームは新しいコーチを迎えそこに新しい良い風が吹きました。
選手個々の能力は入部当初から結構あるチームだなと思っていたのですが、なんか思ったような結果が出ず・・・若干選手たちもだんだんそういう馴れ合いの感じになってしまっていたりを感じていました。なかなか勝てないこともあり、野球が小さくなったというか自信がないようなプレーが攻撃も守備にも目立ち心配していたところに環境が変わるきっかけができました。
監督さんのご尽力もあり、新しいコーチを迎えられたことは本当にいいきっかけでした。

女子野球をがっつりやってきた女性コーチですので、選手たちもいい刺激になっているようで、目の色が変わってきたように見えます。
野球においても意識が変わったのかなんなのかわかりませんが、積極的になりました。
攻撃も守備も積極的になったせいか試合の内容もぐっと良くなって、観ている私たちもとても見ごたえのあるゲームをやってくれているように思えます。

あと数か月しかありませんが、その数か月でも十分変われると思っています。
自分たちもそうでしたから・・・
本来選手たちが持っているポテンシャルを十分に引き出してくれるコーチの出現によってこのチームが一気に変わってしまうマジックなような話は全然ありえる話です。


選手たちの話を聞くと「最近は野球が楽しい!」と言っているようです。
それがすべてなんじゃないかな?
きっとこの子達は強くなるし巧くなる。
そんな風に感じた今日この頃でした。

ではでは〜



スイングの軌道

野球というスポーツはいつの時代にも流行りの打ち方や考え方がたくさんあります。

上から叩きつけるようなダウンスイング
地面と平行に振るレベルスイング
下からすくい上げるようにカチあげるアッパースイング
バットの軌道が波を打つように振るホウライスイング

厳密にいえばダウンもレベルもアッパーも一言でまとめられるものではありませんが、おおよそ皆さんのイメージはこんな感じでしょう。

どのスイングにも賛否ありますし、どれが正解かなんて個人個人の感覚の問題ですので、自分に合ったスイングができればどれも正解でいいんじゃないかなあ?なんて思う今日この頃です。

ホームランバッターとアベレージヒッターとではやはりスイングは違うでしょうし、体格や筋力などでも合う合わないは自然と出てくるものです。

私はタイプとしてホームランバッターではないのでどちらかというと衝突して打つというのが苦手で、できるだけボールの軌道に長くバットを走らせたい方です。

ボールの飛んでくる軌道の中にバットがどれだけ長くいられるかでヒット性に当たりの可能性が高くなると考えていますのが、ホームランバッターの友達はどうやら違うらしく・・・

だけど自分がその打ち方をやると当たる確率が下がるので難しかったり・・・
友達は自分の打ち方のほうが飛ぶのでわざわざ変えることもないと思います。

いずれにしても自分のづイングというものをシッカリと確立し、いうもそのフォームで振れるというのが大切なんだと思います。

打ち方を変えるとか投げ方を変えるって本当に難しいです。
当然しばらくは打てなくなるでしょうし、投げるほうも思うような球はいかないはずです。
打撃フォーム・投球フォームを変えるというのは結構な長い時間をかけてできるだけたくさん数をこなして体に染みつかせなくてはなりません。
・・・であれば・・・今のフォームの微調整・詰める作業を繰り返した方が手っ取り早いかもしれませんね。

YouTubeなどでは「打ち方・投げ方」について物凄い数の動画がアップされ、それぞれが違うことを言っています。そのたびに打ち方を変えたり投げ方を変えようとするとやはり今に自分のフォームを崩す結果となります。

当然私もどれも素晴らしい考え方だしやってみたいなあって思います。

まずはやってみて「いい感じ」なのか「う〜ん」なのかを出来るだけ早く見極めて自分にとって合うものや良いものは取り入れてみるのがいいですね。

合わないときはすぐに辞めるっていうのができる方は試してみるといいでしょう。

一番大切なのは自分の感覚です。情報が多すぎて頭でっかちになってしまうとかえって迷いや混乱を起こしバッティングが狂いますので自分の感覚を一番大切にしてくださいね。

スイング軌道なんてその人それぞれなんですから・・・
それで今まで何万回も振ってきているのだから、それを変えるにはその数だけ短期間で振らなくちゃいけませんね。

僕はそういうの苦手なので割り切って微調整にしています。

あとはタイミングだけだから・・・

みんなも考えずに感じようね。

「Don't think feel」ブルース・リーの名言にもありますね。

ではでは〜

ちょっとした仕草で貴方の野球のスキルがわかります。

ここ最近、女子野球も球春を迎え大会等目白押しで、色々な高校と対戦する機会があります。

みんなレベルが上がり上手な選手が多いので見ていてとても楽しいです。

男子の野球と同じような戦い方ができる高校も増え、その動作や仕草も男子顔負けです。

野球は捕る打つ投げる走るが基本のスポーツですし、捕るのが上手な子もいれば走るのが上手な子もいます。打つのが上手な子もいれば投げるのが上手な子もいます。

そういう中で高校まで野球を続ける子というのはある程度スキルもしっかりしているのも当然ですが、
その仕草や動作でそのチームがどういう練習を積んできたかもわかります。

例えば、走塁でいえばリード・・・投手がセットしたらあと一歩出るとか、戻りでファーストなら頭から、セカンドなら足からスライディングするとか・・・当たり前のことなんですができない子が多いですね。
守備でいえばボール回しの時捕球の際軽く飛んで軽快に回せるチームとそうでないチーム。
打席や守備でズーっと同じ場所しかたたない選手と色々考えて動く選手。

先日やった試合の相手のボール回しはとても軽快でそれだけで上手そうでした。

試合とは関係ないし、捕ってアウトにすりゃいい競技なのでカンケーねえよ!っていう人もいますけど、そういうのを普段やっている選手とやっていない選手とでは見ていて違う気がします。

野手がスプリットステップをしっかりやっていたり(私はシャッフルがあまり好きではありませんが・・)そういうのって大事だと思うのです。

それでもエラーやミスもありますが、その意味合いは違うと思っています。

普段見ている方はあまりそういうところは気に留めないと思いますが、私は気になって仕方ありません。学童の頃からそういうところを重点的に教えてきたつもりですので・・・

そういう恰好から入るのを嫌う指導者もいますが、そういうことができる選手は「アイツやるなあ!」って思わすだけでも違うかもしれないし、なによりそういうことを知っていてやることやらない子では「野球脳」の違いとなって顕れるのだと思うんですよねえ・・・

バッターボックスに入って足場も慣らさず打席に入る子や、立っている場所を見るだけで「こいつ打てねえや」ってボクはよく判断していましたから・・・

見送り方を見るとよくわかりますよね。

上手じゃない子はいちいち余裕がないんです。
そして相手主導でそれに合わせて動くので受け身なんです。

そういう意味では自分が先に仕掛けるといういみで先に動いてほしいし、周りを見る余裕が欲しいです。

野球はサッカーやバスケットなど流動的に流れるゲームと違って、一球一球、ワンプレー毎にいったん止まるスポーツなので、考える時間、周りを見渡す時間、声を掛け合って確認作業ができる時間がある
ので慌てることなんてないんです。

そういう余裕がある仕草やちょっとした準備動作を意識するだけで野球脳って鍛えられるんですよね。

それは普段の練習や練習試合などでゲームを想定してやっていること練習のための練習をやっている子の差かもしれません。

野球は考えるスポーツです。バカではできません。

だから練習は体がヘトヘトニなりますが、試合は頭が疲れます。体は練習ほど使いませんからね。
だけどゲームが終わるとスンゲー疲れるのは頭が疲れるからだと思うのです。

普段からそういうことを意識したり、上手な子のものまでをするだけでもそういう動きになる筈です。

カッコつけてるなんて馬鹿にするやつはほっときましょう。
人を馬鹿にしている間にそういう奴を追い越しましょうね。


ちょっと意識を繰り返せばそれが習慣づいてあなたの動きになりますから仕草って大事ですよ。

ではでは〜

振る勇気!

野球は攻撃側はバットでボールを打って本塁へ還って得点を取る競技です。
守備側はそれをさせない競技です。

打者には3回振るチャンスが与えられその3回のうちに打って塁に出るか仕留められるかのせめぎあいです。四球・死球・三振は投手へ、打者へのペナルティということです。

「ストライク!」というコールについて審判は「それは打てよ!!」と警告をしています。
「ボール!」というコールは投手に「ストライクを投げろ!」という警告です。

だから四球を選ぶ気になって打席に入るというペナルティ狙いの打撃なんて論外ですよね。

打ちに行ったけど、相手が逃げるので結果そうなったのでれば仕方ありませんが、基本はストライクゾーンに入ったボールは積極的に打つべきです。


かくいう私も実はカットが得意でした。追い込まれるとしつこいくらいカットをする打者でした。だから偉そうなことは言えませんが・・・

昔の野球は「とにかく塁に出ろ」というのがありましたから、追い込まれると何とかして塁に出ようとすると必然的にカットが必要になりいつの間にかうまくなってしまったという感じです。特に私は強打者というわけではありませんので1番2番の役割としてそういう感じであったのも事実です。

よく「甘い球が来ない」という理由で振らない選手がいますが、私からしたら「そりゃそうだろう」というしかありません。
野球は打たせてくれる競技ではありませんからね。
相手はどうにかして打たれないように投げるわけですから、そんな簡単にヒットが打てる球など投げるわけがありません。
ただそういう投球の中に甘い球が入ってくれば打たれるわけですからお互いにそうさせないようにする投手と甘い球を見逃さずにヒットにする打者との勝負なわけです。

3回のチャンスのうちにそれをさせた投手は負けるし、それをさせなければ投手の勝ちなんです。全打席ヒットが打てる打者なんていないわけで、10回に7回は失敗する確率の悪いスポーツなんです。

試合にフル出場しても3〜4打席しかないのに・・・つまり12〜15球のチャンスしか打てる球は来ないのに・・・しかもその中でも簡単に打てそうな球は2〜3回しかないのに・・・・振らなければなにも起こりっこありませんよね。

だから早いカウントから振ってほしいんです。

勘違いされないように先に言っておきますが、自分のスイングを崩してまでファーストストライクを振れというわけではありません。
当てに行ってしまったらヒットなんて出るわけがありませんから。

まずは自分のスイングでしっかり振ってみてタイミングが合っているのかいないのか、コースが届いているのかいないのか、そういう感覚というのは打席に立ってみるだけでは解りません。

まあ調子の善し悪しもありますけど・・・
確かに打撃の調子の悪いときって意外と振りにいけないのも事実ですし、調子が良いと早いうちに打ちに行っても良い結果だったりします。
だけど調子の悪いときこそストライクゾーンは全部振るべきです。
振って振って感覚を取り戻すしかありません。
消極的になっては絶対に打てません。

ゴルフのパットもそうでしょ?「入らないかも?」って打ったら絶対に入りません。

打席に立って「振る勇気」というのは意外と出しにくいものです。
特に打てない選手ほど消極的になるので「絶対打てる甘い球」なんていうのを待っちゃうんです。そんなの相手だって投げるわけがありません。
そして振ってこない打者は守備側としたらスゲーラクショーなんです。
怖くないんです。だって振ってこないんだから。

私は野手でしたが、ファーストストライクをしっかり振ってくる選手を見ると「あれ?ヤべーかも?」ほかの野手とも「来るよ!」って一気に守備側もキンチョーが走ります。
強いチームほど振ってきますし、良いバッターほど振ってきます。

今回のセンバツ大会を見ていても、強いチームはストライクゾーンを殆ど見送るなんてことはありませんし、ファーストストライクは大体振っています。
そうやってアジャストしていくんだと思います。

「打ち損じたらどうしよう」「もっと甘い球が来るかも」もう打者の負けですよ。


「ストライクなら全部打つ!」と打ちに行った結果見送る形ができていないから「ボールが来てからストライクっぽいから打つ」では振り遅れます。

1・2の3!で打ちに行くんです。振る勇気を持ってほしいです。
プロじゃあるまいし、それで家族を養っているわけでもなければ命を取られるわけじゃない。簡単なのさ!振るだけなんだから!!
そこに結果がついてくるんだから。振らなきゃ始まらないんです。

確率が悪く失敗の多いスポーツなんだからいちいち気にすんなよ!って言いたいです。

そのために毎日家で何百回も素振りしてるんだから打席に入った時くらい振りなさいよって

大事な大会やいざという場面で結果を出したいのなら練習試合などは特にガンガン振るべきです。その結果ダメなところをまた練習で詰めていけばいいんです。
そのための練習&練習試合なんです。

そんなに難しいことじゃない。

さあ!勇気を出して振るだけだ!!打ちに行くんだよ!!

頑張れ球児たちよ

ではでは〜

飛ばないバットが野球を変える?

この春から導入された低反発の金属バットですが、やはり飛ばないですね・・・

そしてセンバツ大会に出場する強豪校でさえ外野を深々と破る打球が圧倒的に少なくなったような気がします。フェンス直撃なんていう打球もほとんど見ないし外野手の定位置より前で捕球することが多くなったような気がします。

そしてなにより内野ゴロが圧倒的に増えて内野手の仕事量が増えました。
ヒットも俗にいう「グラウンダー」の打球が内野の間を抜けるヒットが多いです。

なので1イニングに大量点が入るゲームが少ないですよね。

ほんの少しでも芯を外すと内野ゴロになるという話は昨年末くらいから聞いていましたが。それにしてもこんなに飛ばないとは・・・

全国屈指の強豪校たちが集うセンバツ大会でこれですから驚きました。

内野ゴロでも3塁強襲の強いゴロでグラブをはじかれるなんていうシーンも減りましたよね。

一方、群馬代表の健大高崎のように足を絡めて進塁させて得点に絡める野球が勝利をつかんでいる傾向にありますね。

もう空中戦は難しいのかもしれません。

健大は1アウト3塁の場面でピッチャーゴロで本塁生還しました。
ふつうはピッチャーゴロ以外はゴロゴーで良いと思うのですが、ピッチャーゴロは絶対にダメなはずなんです。だけどそういう練習も積んできたのでしょうね。迷うことなく一気にホームインしてきました。「機動破壊」の看板を掲げ走塁のすごさを甲子園で見せつけてきた歴史のある健大高崎の足を絡めた野球が本領を発揮しました。

そしてこれからこの飛ばないバットで全国を勝ち上がっていくためにはこういう野球こそが勝機を見出す作戦となっていくかもしれませんね。

ランナー2塁で三遊間やセンター前ヒットに一気にホームへ還れるチームとそうでないチームとでは少しずつ差が開くでしょう。

そしてランナー3塁でのゴロゴーもカギを握りますね。

また数年もすれば強豪校は鍛えてこの飛ばないバットでも飛ばしてくるようになるかもしれませんが、ここ数年はそういう対策ができているか否かは大きいかもしれません。

ブンブン振り回して、芯を多少外しても強引に持っていける時代ではなくなりました。
しっかりと芯でとらえる技術の向上が必要になりますね。

それは将来的にはプロになる選手であれば木製で打つことを考えた時には良いかもしれませんね。

今の高校生たちはちょっと前の選手たちより苦労するかもしれませんが、それもまた楽しみの一つでもありますね。

みんな頑張って新時代の野球にコミットしていきましょう。

ではでは〜


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