先日、選抜学童初戦敗退後に自分たちでやりたいと言って行われた南光野球クラブの練習を見ていました。

お父さんもお母さんも朝早くから起きて、支度をし、一生懸命応援して、その後も練習に付き合ってくれています。

勿論、監督やコーチも朝早くからずーっと付きっ切りです。

しかし、その練習といえば・・・・

声が出ない、グランド内を走らない、返事をしない・・・何のためにやってるんでしょうか?

総監督という立場ですので、あまり最近は言わなくなりました私ですが、だんだん「鬼監督」モードがぶり返してきます。「抑えて・・・抑えて」と心の中で言い聞かせ、なんとか見ていましたが、後半監督が「もう練習終わりにします!全然気持ちが入っていないし、これだとケガをする」と判断しました。

良い判断だと思いました。このままではケガをします。そしてこういう練習は練習にならないので。

子供たちは「もう終わり?」という感じでしたが、私も練習最後に一言云わせていただきました。

「今日、どうして試合に負けたと思う?考えてごらん」
「赤羽クラブに負けたのかい?」「相手が強いからしょうがないのかい?」
「・・・・・」
「違うよ 君たちは自分自身に負けたんだよ」
「自分たちがいつもやっていることがそのまま試合に出て負けたんだよ」
「赤羽クラブさんはいつもやっていることがそのまま出て南光野球クラブに勝ったんだよ」
負けるには理由がある。勝つには理由がある。
むかし、名将野村監督は「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けは無し」と言ったことがある。
その通りだと思った。

「悪いけど、こんな練習をやっていて赤羽さんに勝ったら申し訳ないよ!赤羽さんのアップを見ていてそう思ったよ」

君たちはそういう悪い癖がついているんだ!・・・声が出ない、挨拶や返事ができない、グランド内を全力で走らない、反応よく一歩を出さない、エラーや三振を怖がって積極的なプレーをしない、素振りや壁あてなど見えないところでの努力をしない・・・そういう癖がついているんだ。
大会で負けてもなおそういう事に気が付かない・・・一生懸命やってきていないから悔しくない。
大きな大会で負けても泣いたり悔しがることも無く、ヘラヘラ笑っていい加減な練習ができるんだ。

一生懸命やってきて大会に臨んでいるチームに勝つなんておこがましいどころか図々しい。

このままこういう野球を続けるつもりかい?

お父さんやお母さん、監督、コーチが君たちを見てなんて思っているだろう?

その人たちの胸が熱くなるような・・・・休日を返上し朝早く起きて応援してよかった!と思わせることができたかい?
情けないよ・・・・本当に情けなくて恥ずかしい・・・・

悪い癖を直していけばそれは自然と良い癖がつく・・・・やってごらん!一つづつでもいいからやってごらん。

例えば、練習の区切りに全力で戻ってくるとか、声だけは大きく出すようにするとか、守備の時に一球一球声をかけながら周りの守備位置を確認するとか、一つ先の塁を狙う走塁を心がけてみるとか・・・・
今日は一個できた!それでいいと思う。そしたら次の練習はこれをやってみよう!
そういう工夫がまるでない・・・いくら練習しても成長するような希望が見えない。

悪い癖・・・・それは自分ではなかなか気が付かない、今こうやって指摘されたのはラッキーだよ!!
さあ!次の練習からやってごらん!!自分で気持ちが良くなるはずだ!!ワンランク上の野球ができるからね。
そしてそれは理屈じゃなく体で覚えていくものだから、自分からやってみないと絶対に身に付かない。

その悪い癖を直して次に赤羽クラブさんより良い野球をやってみようよ。
勝てれば嬉しいし、負けたらうんと悔しい!!それはやるだけのことをやった結果だからだ。
勝てばいいというものでもない、そういう試合で負けることも勝負だからある。
だけどその負けは次につながる負けになる。今回の負けとは意味が違う・・・・

そうして前に進みながら本当の野球の面白さが判ってくるはず。

さあ!次の練習が見ものだよ。一皮むけた君たちの野球を楽しみにしているからな。


とコンコンと話し、練習を終えました。

さあ、これでどうだろうか?気が付く子もいれば気が付かない子もいるだろう。
だけど一つやってみるそぶりくらいは欲しいものですね・・・・

悪癖を退治して良癖を作っていこうぜ〜〜!!
次は必ずリベンジだ!!