ある文献に「クスリはリスク」という言葉があり、それを読んだときにとても素晴らしい考えだったので、それを今回はそれをもとに話していきたいと思います。

皆さんは病院に行くとお薬を処方されますよね。
真面目に全部飲む方と、途中で止めちゃう方色々だと思います。

私は基本的にクスリについて大まかには否定的ではないのですが、昨今の薬の乱用にはちょっとどうかな?と思うところがあります。

それはお医者さんにも問題があるし、患者さんにも問題があります。

お医者さんは簡単にクスリを出します。
病名が決まる前から「とりあえず飲んどいて」と出すこともあります。
症状が変わらなくても漫然と同じ薬を出し続けることもあります。
一旦飲んでしまうと一生飲み続けなくてはならないお薬もあります。
当然副作用のリスクもあります。
明らかな副作用ではなくとも、目に見えない蓄積による弊害もあります。

ここでちょっと面白い話を・・・・


ウチのオジサンが「クスリを9錠飲んでるんだけど、調子が悪くて・・・胃も気持ち悪いし、全体に不調だ」と、ウチの父親に話しました。

ウチの父親が「そりゃあ、クスリ飲み過ぎなんじゃない?どうしても必要な分だけにして減らしてもらったら?」と・・・・
「そうだ!」「センセイ!クスリを飲むと胃がおかしくてムカムカして調子悪いのでどうしても今必要な分だけに減らしてもらえますか?」って相談してみたら?って話したそうです。

「そっか!じゃあ今度病院に行って話してみるよ」ってことになったそうです。

その後、オジサンから父のとこに連絡が来て「この間、病院に行って話したんだけどさあ・・・」
「胃が痛くてムカムカするんじゃ胃の薬とムカムカを抑える薬を出しておきましょう!ってなって、結果11錠になっちゃった・・・・」ってなことです。

結局、弟であるウチの父親に減らされて、現在4錠ですが、検診の結果も全く同じで何の問題も無いどころか、体の調子はむしろ良い・・・・んだそうですよ。

クスリは化学合成製品です。体にとっては自然のものではありません。
異物を毒とみなし、解毒しなくてはいけません。
そのために肝臓や腎臓その他の臓器に負担がかかることになります。
最近、透析の患者さんが増えているのもこういう事からかもしれませんね。

体には免疫や自然治癒能力というものが基本的には備わっています。
それらを働かせず、化学合成製品であるクスリで根本ではないものを解決しようとしてもダメだという事ですね。

そして、常用するとクスリは慣れがきます。
体の中でも解毒が上手くなって、すぐに解毒してしまうので初めは効いていたのに徐々に効かなくなってきます。
すると、量を増やすか、強いクスリへと移行していってしまいます。

例えば生活習慣病などは、長い間不摂生によるものが原因で起こった病気が果たして薬だけで治るでしょうか?

「痛みは警報なり!」どこかが痛かったり、悪かったりするときには必ず原因があります。
どうしてそうなったのか?をお医者さんと共に考え、食べ物をあらためたり、十分な休息を取ったり、冷えや疲労を改善し、状態によって適度な運動をしたりして健康体を取り戻していくべきなのです。

クスリによって、むしろ病気は複雑化していっているように私は思えてなりません。

まずは自分で原因を良く考える、その考えをお医者さんや医療機関のセンセイに確実に告げる、そして治療の方向を決めて、できるだけ薬に頼らず自分の体の中から治す。

あくまでも理想論ではありますが、最近はすぐにクスリに頼る傾向にある気がしてなりません。

東洋医学での漢方の考え方は「化学薬品ではなく自然の生薬などを用い、時間はかかるし効き目は即効性はないものの自然治癒力を復活させて自分の力で治させる」

どちらを取るかはその人その人で良いと思いますが、面白がって薬を飲むことは考えた方がいいかなと思いました。

おまけ・・・

先日、ウチの院にスペインからお嫁に来て日本にいる方が来院しました。
「日本の病院はオカシイヨ!」って言ってました。
「何でですか?」と聞いたら
「だって、頭が痛くて気持ち悪いって言ったら、じゃあ2週間後に検査しましょう!って言ったんだけど、「とりあえず薬出しときますねってクスリ出したよ・・・・だけど何の病気か判らないのにナゼクスリ出すの?スペインは病気が判ってからそれに合った薬を出すからすぐに治るよ。なんだか判んない薬を2週間も飲むのイヤダヨ」って・・・
確かにそうだなって思いましたね・・・・

日本では当たり前のことなんですけど、外国は違うんだなあ〜って思いました。