さて、今年度一回目の大きな大会であり、また県大会を賭けた大会は最終学年の子たちにとってあと2回のみとなりました。

しかも「全日本学童少年野球大会(マクドナルド杯)」は全国大会から世界大会まである規模の大きな大会です。

相手は「6小ファイヤーズ」さんです。

今年の「6小ファイヤーズ」さんは、最高学年が1人のみであとは新5年生というチームです。
一見、この状況をみると「新6年生が居ないんじゃ弱いんじゃないか?」と思う方もいるかもしれません。
しかし・・・・この「6小ファイヤーズ」さんは新5年生がとても鍛えられていて強いチームです。
来年は特に大暴れするチームとなるでしょう。

私は仕事で行けなかったのですが、最後の2回だけ観ることができました。

途中は2−2の同点というところで良い試合だったようです。

しかし、私が見る限り後半に関してはやや押されているかな?と感じましたね。

ピッチャーの「Hき」は序盤、丁寧にコントロールされたボールを投げていて、良く抑えていたようです。
クリンアップに打たれても大量失点することもないし、大きなエラーも無かったと聞いております。

一方、南光打線は?といいますと・・・散発の打線に4球を絡めるも、一点が遠い・・・
やはり・・・・ここに走塁の技術があればなあ・・・って思ってしまいます。

私が見始めた中盤、なんとか頑張っていた「Hき」ですが、疲れが見え始めたのかボール球から入る苦しい展開に・・・それでもなんとか1〜2点で凌ぎ、逆転へ向けて南光も動きます。
実は4回表にビッグチャンスがあったのですが・・・・そこを抑えられてしまったのは大きかった(悲)

6回から限界の「Hき」を諦め、エース「Mと」が登場します。球速は上がり、いいかな?と思っていましたが・・・
先頭を4球で歩かせると、内野安打とヒット、振り逃げ、フィルダースチョイス、連続四球などが重なり一気に畳み掛けられてしまいました・・・・

正直、これで試合は決まってしまいましたね。
7−2で初戦敗退です。

後半しか見ていない私があれこれ言うのは適切ではない気がしましたが、総監督としての立場で総括すれば、
まず6小さんは強かったということ・・・一つ下の学年が主流のチームでありながら、とても野球を知っていますし、攻撃的でした。来年は敵なしになりそうな予感がします。

そして・・・南光野球クラブ・・・

今の実力としてはまあ頑張った方かな?というのが正直な感想です。
本当は負けてはいけない試合だった。新6年を5人も擁し、そのうち3人は昨年も主軸で出ていたメンバーです。
その一つ下が2人しかいないのは厳しいですが・・・

しかし、この試合の後の行動でその原因が判りました。
監督は「この後の試合を観ていこう!他のチームがどんな野球をするのか観ていきなさい」と言ったみたいですが・・・・当の選手たちは途中から試合も観ずに遊びだしちゃった(泣)
監督が呆れて帰ってしまったらしく・・・その後選手たちで反省のために自分たちで午後は練習をやりはじめたと・・・そこへ私が藤岡から戻ってきたときにグランドを通りかかったので、少しみていきました。

父兄に「監督は?」と聞くと「呆れて帰っちゃったみたいです。」へえ・・・じゃあ反省して自分からやってるんだね。

じゃあ少し手伝っていくかぁ〜って見始めました。試合にも負けちゃったし、慰めつつ基本を見ていこうと思ったのですが・・・・だんだん・・・だんだん・・・・私も腹が立ってきて・・・・

キャッチボールをやっていたのですが・・・・だんだん・・・・だんだん・・・腹が立ってきて・・・・

「ちょっと集まろっか?」と選手を集めました。

傷心の選手たちにあまりきつく言いたくなかったし、監督でもないので・・・・抑えて・・・・抑えて・・・

「まずは大会残念だったね・・・・それでえっ〜と今、何やってるの?」
「キャッチボールです。」「どうして?」「監督が怒っちゃったので反省してやってます。」
「そっか・・・監督はどうして怒ったの?」「・・・」

「今日は何対何で負けたの?」「7−2です」「・・・だよね・・・っていう事は君たちは6小さんと比べて5点分足らないところがあったという事なんじゃない?」

「いいかい?試合の勝ち負けが全てじゃない、だけどやるからにはお互い真剣勝負!本番ではその差が出ちゃうんだよ」「昔の名監督さんが言った言葉に、勝ちには不思議な勝ちがあり、負けには不思議な負けはなしって言葉あるんだ」

「今日、負けたには理由がある。それを反省して自ら進んで練習したのならそれでいい、だけど監督が怒って帰っちゃったから反省しているふりをするだけなら止めた方がいい。キツイ言い方かもしれないけど、いつものダラダラしたキャッチボールをしているだけで何が変わるんだい?監督があれだけ一生懸命やっているのにこれじゃ監督が可哀想だよ。」

そしたら・・・・上級生は少し理解できたようで・・・・
再開したキャッチボールに少し意識が見えた。そして、その上級生に今回のダメなところを露呈させるために低学年と組んでキャッチボールをやらせた。
すると・・・悪送球連発・・・そうだろうと思った。
すぐに上級生だけを集め「なんでこうなるか判るかい?」「判りません・・・」「だろうね・・・だから負けたんだよ・・・」
「下級生に投げるボールといつも投げるボールを投げ分けたでしょ?どうせ取れないからって・・・」
「そうなんだよ!どうせ取れないからって思っているからなんだよ。上級生が下を信じ切れていないからそういうプレーが出てくるんだ。下級生でもグランドに立つ以上は同等、だからキャッチボールも同じく投げて取らせてやらないといけないんじゃない?フワッとした変な球の方が捕り辛いんだ。上級生なら下級生の構えたところにビシッと投げるようにしたら捕れるんじゃないのかい?そうしてお互いが上達していかないとチームとしては成り立たないよ」「特にこの新6年は自分の事しか信じていない選手が多い。」

そして、少しキャッチボールとしたら、少しだけ良くなってきた。
そのあとシートノックもやってみた。
まあ、反省しているからしっかりとやってくれた。

「シートノックはOKだよ。こうやっていればきっともっと違ったいい試合になったはず。だけどもう遅いんだ」
「次の大会に向けてやるにしても、明日からできないとまた同じになってしまう。君たちはそうやって同じことを繰り返してきたんだ。」

「また明日練習があるんだろ?明日まず一日こうやって声を出して、短い距離でもダッシュしてキビキビ動いて、頑張ってごらん!その積み重ねしかないんだよ」

そういってグランドを後にしました。

余計なおせっかいだったと思います。だけど・・・このままでいいのか?というのもあった。

今回の負けが大切な何かになって、きっかけとなって、最後に花を咲かせてくれたらいい。
優勝すればいいという目標なのか?それとも違う花を咲かせることなのか?
子供たちが変わってくれることを祈るばかりです。

6小ファイヤーズさんありがとうございまいた。
そして良い機会を与えていただきありがとうございました。
とても良いチームと試合ができて、南光ナインも良い経験ができたと思います。