ある患者さんが・・・「病院に行くと病人にされちゃうからさあ・・・」って言っていました。

はじめは「何のことやら?」と解りませんでしたが、よく話を聞いていると「なるほどなあ〜確かにね!」って思いました。

しょっぱなから脱線します。

今回、ちょっとそれと違うかもしれませんが、「楽天の則本投手が肘の手術を受ける」と記事に載っていました。

よくよく記事を読んでみると「首を寝違えて検査をした。そこで肘の異常が見つかりクリーニング手術をやることになった」ってかいてありました。

ビックラこいて何度も読み直しました。何度読んでも同じでした。

「ええええええええ〜〜〜寝違えからの肘の手術??どんな検査したんだ?ってか・・・いろいろ調べてこうなったんだろうけど、肘が痛いとかそういうのがきっかけじゃないの??」

則本選手も球団も「良い機会だから今のうちに!」ってノリで(驚)

ワタシからすると「簡単にメス入れちゃうねえ〜〜」って感じ・・・まあ本人が良しとしているんだからなにも文句は言いませんが、自分だったら・・・家族だったら・・・・絶対にそんなのイヤです。もし痛くなかったんだとしたら・・・

本題に戻ります。

え〜となんだっけ??

今、医学の知識がネットやテレビからバンバン入ってくる時代になり、患者様も知識が増えました。
そして難病を克服したり、「神の手」なんつって手術によって奇跡的に治った!なんてテレビの視聴率が良いんです。

でも・・・ホントにそうなんですか?って思う事も多々あります。

例えば、身近なところから「野球肘」で例えましょう。

最近、ありがたいことにメディカルチェックをしてくれる病院などが全国的に増えました。
それはとても素晴らしい事だと思います。
そこで子供の肘の異常などが早期に見つかれば大事に至らずに済むという事ですから、親としてはありがたい事ですよね。

でも・・・それにしても引っかかる子供が多すぎないですか??

昔と今は違うんだ!という意見もゴモットモです。

しかし、それにしても・・・です。

まあ、医者の立場からするとレントゲンで画像を通してみたりした場合、確かにそうなんでしょう。
そうすると数か月の休養を要します。
そうすれば肘の周りは綺麗に修復されます。
じゃあ治ったから再開します。
また画像では軟骨付近が炎症を起こした跡がある、とか剥離しかけた形跡がある
となります。

ワタシからすると、少し投球を休ませて施術をすることで十分回復できるものですし、筋肉を使えば炎症は必ず起こります。それを自分の体が修復しながら鍛えていくものです。

「鍛える」〜一般的に体のことで言えば、練習を繰り返したり、修練を積むことで技術や精神を向上させるもの。
ということになりますが、別の意味で刀で言えば、熱を加えた金属を打ったり叩いたりしてまた冷やして、また熱を加えて叩いたり打ったりして強度を上げるもの。
とあります。

鍛えるという事は、そういう事です。

「筋肉を鍛える」というのは、筋トレをしますよね。

筋肉に負荷をかけたトレーニングをすると、筋肉はそれによって傷つき、繊維は損傷し、炎症を起こし、乳酸がたまります。
それを修復するために「肉芽」という細胞がその周りについて傷を修復します。
鍛えられた筋繊維は膨張し太く強くなります。こうして筋肉は付いていきます。
折角筋トレで筋肉を鍛えたのに、そのあと完全に休んでしまうと筋肉は筋トレした以前の状態に戻ります。

言い方に語弊があるかもしれませんが、適当にイジメてあげないと筋肉は強くなりません。

空手や格闘技をする方なら判ると思いますが、骨も同様である程度骨膜を傷めてあげると「骨芽」細胞が骨を修復しようとするので骨密度があがり、骨は強くなっていくんです。

では・・・どうして大げさな傷病名が付いたり、剥離骨折の疑いなんてことになるんでしょうか?

答えは簡単!

「オーバーユース(使いすぎによる炎症)」と、「剥離骨折の疑い」とでは診療報酬が違うからです。
要するに重症化した傷病の方がお金になるからです。

実は昨日、スーパーライザー(レーザー治療機)の講習に行ってきたんですが、その理学療法士の有名な先生がそうおっしゃっていました。

「ああ そういう事だったのかぁ」って妙に納得しちゃいました。

病院では筋肉の治療ってあまりしないじゃないですか?
理学療法の先生が言うには「診療報酬が取れないからやらないんですよ」という事でした。
ところが「骨折のリハビリ」なら診療報酬が取れるんだそうです。(PTの先生の話なので私はその辺は知りませんが・・・)

妙に納得しました。

「病院に行くと病気にさせられちゃう」初めに患者さんが言った言葉がホントだなと思いました。

だけどね・・・・長くなっちゃうから続きはまた・・・・