2014年01月02日

年末に一気に忙しくなって、開催レポートが年をまたいでしまいました…。

去る2013年12月7日に、札幌C++勉強会 #5を実施しました。
Sapporo.cppと他団体との合同勉強会は何度か開けていたのですが(主にCLR/Hさんと)、Sapporo.cpp単独で勉強会を開催したのは1年8ヶ月ぶりとなりました。

【他の方の記事】

札幌C++勉強会で聞いたクリプトン・フューチャー・メディアの開発技術 - 5.1さらうどん(ぎぎねっと氏)

【私の担当】

運営メンバーで話していて、1回限りではなくシリーズ化できそうな内容として「ソースコードリーディング」って話が持ち上がり、私がやってみようということで担当しました。

ソースコードは「比較的お世話になる人が多そう」「実装を読み解く上で、補助的なデータ構造がそこまで必要ない」という理由からstd::vector(可変長配列)を選びました。ただ、そこで普通に読み進めても長くてきりがないので、allocatorのような「表立って出てくる機会は少ないけど、こんなこともできるよ」という機能や、右辺値参照のようなC++11で規格化された機能を重点的に解説することにしました。

これらの機能の解説は、私の勉強不足・準備時間不足もあって私だけではあまりうまく解説できない部分もありましたが、他の参加者にコメントをいただきながら何とか進められました。特にallocatorの活用例は私も理解しきれておらず、@tmaedaさんからのコメントに助けられました。「毎度newされては困る場合に、別の領域確保方法を使いたい(例えばオブジェクト格納領域を、newのように1個分ずつではなく、複数まとめて確保したい)場合に役立つ」とのことで、その場合はallocatorさえ差し替えれば他のstd::vector(や他のコンテナ)のメソッドには影響が及ばないということになるとのことでした。

今回は準備が大変でしたが、継続的に実施できる企画としてよいコンセプトだと感じたので、今後継続するにはどうしていくべきか?ということをもう少し考えてみようと思います。

おやつ



maraigue at 03:11コメント(0)トラックバック(0)イベント | プログラミング 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
livedoor プロフィール

H. Hiro

  • ライブドアブログ