こんにちは、マーちゃんです。

今年は中国の広東省で、
 「旧正月明けになっても労働者が集まらない」
という状態だそうです。
 昔、訪問したことがある東莞(結構有名なメーカーさんの工場もある地域)
では特に大変だそうです。

理由はいくつもあるらしいのですが、
 1)工場の機械化が進んだ
 2)不景気で操業開始を遅らせる工場が多い
 3)人件費が高騰して、工場を内陸部に移転した工場が多い
 4)出稼ぎの人が3)により地元で就職できてしまうので出てこない
が主な理由のようです。

会社の資材の人やメーカーさんから数年前に
 「中国では人権費抑制のためにもっと山奥にいかないといけなくなった。」
と聞きました。
 結局、安い労働力を求めて奥地へ行って、そこの賃金が上がるともっと奥へ
行くというそのうちに先がなくなる状態に聞こえました。

 多分、日本の製造業は苦労して利益を出すように工夫してきましたが、それ
ができないのかもしれません。
 これは、工場にとっても従業員にとっても不幸なことです。
機械化が進んでも人が関わるところには必ず人が必要なのですが、利益を生む
工夫をしなければその人が雇えないからです。
 それに、工夫できるような人材がいないか、いてももっと賃金の高いところ
に持っていかれてしまっているようです。

 日本でも下請け専門の工場では過去にも似たような状況が起こってました。
こうなると、生き残るには下請けにとどまらず、自前の技術を持っているとこ
ろでないとだめです。

 なお、自前の技術だけ持っていれば良い訳ではありません。
品質の管理もしっかりしていないとすぐに切られてしまいます。

では、
 「人の入れ替わりが発生する場所では大事なのは何でしょうか?」
そう、みなさんご存じの4M変動の管理です。

中国の旧正月や国慶節のように、日本でも長期休暇や人の入れ替わりが起こる
時期には同様の危険性があります。
 日本では
 4月の新人が入るとき
 8月のお盆休み
 年末年始のお休み
のあたりです。

ここでは4Mの
  Man      :人
  Machine  :機械
  Material :材料
  Method   :方法
の最初のMが変わっています。
 
 このような休み明けでは作業者のスキルが落ちていることもあります。
また、休みを機にレイアウトや作業方法が変わっている場合もあります。
 なので、こういう長期休み明けには特に注意が必要です。
(日本人ならすぐに何とかするのかもしれませんが。)
 ですが、最近は海外から働きに来ている人もいるので、結構この管理には気
を使います。

 ですが、意外にこの長期休暇明けにのルールを作っていない会社も多いです。
もし、あなたの会社で長期休暇明けのルールができていないなら、作ってみて
はいかがでしょうか?
 
 また、文書にはしていなくてもやっていることがあれば、それを残しておく
ことも重要です。
 うまくいっている習慣を文書化しておけば、人が変わっても同じことができ
からです。
 そうすると不良品を製造するリスクは下げられます。
あなたの会社ではどうですか?

あなたはどう思いますか?

いかがでしょうか?
この記事が参考になれば幸いです。

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