まぁ、ちゃんと仕事ができればいいな

品質保証・改善、業務改善、設計などで困ったことはありませんか?「マーちゃん」が某大手電気メーカーでの業務経験や情報など解決した方法や意見を紹介します。 内容は 商品設計、品質保証、品質・業務改善から豆知識、広告(コピーライティング)など気になった色々なものです。 題名にもあるように「まぁ、ちゃんと仕事ができればいいな」との思いで記事を書いています。 記事を読んで参考になれば幸いです。 リクエストなどコメントをもらえるとうれしいです。

2016年02月

こんにちは、マーちゃんです。

最近冷凍チャーハンがおいしくなりましたね。
昔は「味の素のエビピラフ」が自分の中では最初の冷凍チャーハンでした。
で、フライパンは今のようにテフロン加工にもなってなかったので必ずフライ
パンにくっついてそこだけお焦げになっていました。

 自分が小学生のころは電子レンジは一般の家庭ではそんなに普及してなかっ
たのではないかと思います。
 (家がそんなに裕福でなかったからかもしれませんが。)
なので、大抵の家庭では同じような目にあっていた人が多いのではないかと考
えています。

 えっ?「出身が足立区だからだろう」って?

いいじゃないですか、そんなことは。
我が家では
 「うちはうち、よそはよそ!」
ということで、小さい時から
 「欲しがりません。勝つまでは。」
みたいな感じでした。(何に勝つためだったのかはいまだに謎です。)

それからうん十年も経ちますと。
 「冷凍食品も進化したなぁ!」
と感じます。

なんたって、チャーハンがパラパラになるんですから。
道具の進化もありますが、メーカーさんの技術も相当上がっています。

で、今みたら冷凍庫に
 「味の素 「ザ・チャーハン」600グラム」
がありました。
Chafan1

共働きのうちでは奥さんが会社から戻ると料理している時間なんかないですか
らお惣菜や冷凍食品が大活躍します。
 で、子供も自分も”ご飯大好き星人”なのですぐに美味しいチャーハンがで
きるのはありがたいです。
 でも、最近は
 「ご飯離れが進んでいる」
と聞くと、
 「パン食べるよりも腹持ちも良いし、ダイエットになるのになぁ~」
と思ってたりします。

そしてインターネットの記事によるとご飯消費が少なくなってきた今、この冷
凍チャーハンに期待が集まっているようです。

先程の「ザ・チャーハン」も味付けにもこだわっているようでした。
袋に
 「焦がしニンニクのマー油とネギ油」
 (ネギは感じでしたけど読みにくいのであえてカタカナにしました。)
とかいてありましたから。
それに国産でないものは別に表記がありました。
気にするお客さんへの配慮ですね。 
Chafan2

 で、次はお米にこだわっているようで生産者のかたがたも冷凍食品だからと
いうのではなくて美味しいお米をアピールしていくそうです。

そのうちに
 「コシヒカリチャーハン」とか
 「チャーハン専用米の本格チャーハン」
みたいなのが出るのかもしれません。
いっそ、TOKIOとジョイントして
 「男米チャーハン」
なんてやったら売れるんではないかと思いますね。
(当然、産地は福島かな?)

そうなるとやっぱりお米も品質管理が重要になってきます。
お米はその字から
 「八十八の手がかかる」
と言われていて、それだけ大事に育てられてきました。
なので、いまでは
 種もみから苗、田植え、収穫まですべての工程で
管理されてるのではないでしょうか。

こういう育てるものは何故か
 「手をかけた分だけキチンとした良いもの」
ができます。

なので、今は農業もIT化されているようです。
そう考えると、電気業界→農家という流れもそのうち当たり前になるのかもし
れません。
 こだわりという意味では技術屋も負けてはいませんから、意外に
 農作マニア兼オーディオマニア
という方もいるかもしれないと思うと何か楽しい気分になりませんか?

あなたはどう思いますか?

いかがでしょうか?
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こんにちは、マーちゃんです。

ダイヤモンド・オンラインで日本を代表する経営コンサルタント・作家の
神田昌典さんの記事がありました。

ダイヤモンド・オンライン

すごく短い内容なのですが、常日頃、「重要と思っていたこと」を書いておら
れました。

それは
 「事業の新しい飛躍を支えてくれるのは、いつも顧客なのである。」
ということです。
つまり、商品開発・設計で考えると
 「”プロダクト・アウト”(商品が先) ではなく
  ”マーケット・イン”(顧客目線)の商品」
を作りなさいということと考えています。

記事を読んでもらうとわかるのですが、
 「情報は顧客にあり」
なのです。

顧客リストでまとめられたデータを眺めるのではなくてリアルに顧客の名前・
住所が書かれたリストを眺めて
 「顔を持った人間を感じる」
ことだということです。
 そこからどういう人がどこに住んで、何を買っているのかなどを見てさらに
顧客を理解しようとするということでした。

 そして、顧客を理解して
 「喜んでもらうための提案をする」
ということです。
そうるすと相手によって
 おすすめ商品
 高付加価値商品
 廉価版消費
など提案が変わってきます。
 これで販売につなげて「収益を出す」ということでした。

なので、売り込みで売れ筋商品を出して
 「いくら予算が取れますか?」
という人より顧客のことを考えて
 「(あなた向けに)こういう商品がありますが、どうでしょう?」
と提案する人の方が稼いで利益を出してくれる人だと言うことだと考えてい
ます。

あなたはどう思いますか?
 
ご意見があればコメントを頂けたらうれしいです。
いかがでしょうか?
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こんにちは、マーちゃんです。

最近は、スーパーマーケット(スーパー)よりコンビニエンスストア(コンビ
ニ)のほうが儲かっているようですね。

 記憶に鮮明に残っているのが
 「セブン-イレブンがイトーヨーカ堂の親会社になった時」
でした。

 元々、セブン-イレブンは 1973年 アメリカの7-Eleven, Incが日本に来たの
が最初でした。
 皆が良く知っているフレーズ
「セブン-イレブン いい気分!」
「セブン-イレブン いい気分! あいててよかった」
を最初に聞いた時のインパクトはかなり相当なものでした。
というのも普通のスーパーは朝10:00かそれ以後に開いて、夜の7時か8時には
閉店でした。
 なので、「朝7時から夜11時まで」と言う開店時間に皆驚いたものでした。
この時間があまりにも有名になって
 「ウルトラセブンの曲にのせた替え歌」
までできたほどでした。

思いで話はそんなものとして、コンビニでは昨年はドーナツラッシュでした。
 セブン-イレブン
 ファミリーマート
 ローソン
の各社が次々とドーナツを投入しました。
 基本的にドーナツが嫌いではないので「食べようかな?」よも思いましたが
毎度ドーナツを見ると思い出すのが
 「エルビス・プレスリー」
です。
 かの有名歌手の好物が「ドーナツ」だとか死因が「ドーナツ」だとかいう話
です。
 実際は違うようですが、高カロリー食が大好きだったようで晩年は肥満だっ
たとか。
 ただでさえデブりやすい体質の自分としては控えざるをえませんでした。

 結局、売り上げがそんなでもなかったようですが、ミスタードーナツの売上
が下がったとか。
(ミスドは脂っこすぎるのと甘すぎるので実はそんなに好きではないのです)
 販売が不振だったという話の裏で、影響が意外にも出ていたようです。

そういえば、その前のコンビニコーヒーラッシュも話題になりました。
最初コンビニコーヒーの対抗馬はドトールコーヒーかマクドナルドだと思って
いました。
 個人的な意見ですが、マクドナルドのコーヒーの味は今一だったので、コン
ビニのコーヒーが出てから比較のために飲んでみました。
 やっぱり、予想通りコンビニのほうがおいしかったんですね。

 ですが、実は落ち込みが起きたのは
 「缶コーヒー」
だったようです。
 これも個人の意見ですが、缶コーヒーが120円に値上げされてからワンコイ
ンで買えるマクドナルド・コンビニのコーヒーを買う人もいるだろうと予想は
していました。
 ですが、缶コーヒーは持ち歩きの良さとかで、たまに買っていたので大打撃
だったというのは意外でした。

 さすがにマクドナルドだけではゆるがなかった缶コーヒーも3大コンビニに
はやられてしまったのでしょう。

 このように、影響がないと思えたことが後になって
 「影響していた」
ことがわかることは良くあります。
 設計変更も似たようなもので、特にアナログ回路の検討では
「影響はそんなにない。温度を振っても大丈夫だ。」
ということで変更をします。
 ところが、接続先のICのスレショルド電圧が振れたり、半導体のバラつきで
思わぬ弊害が発生したことがあります。
 なかなかすべてのバラつきを考慮しての完全な対策・悪影響の検証は難しい
と思える瞬間がこの時です。

 なので、なるべくメーカーさんに関係しそうな部品のバラつきサンプルをも
らって事前に検討するのが必要です。
 最近はアナログ素子でもメーカーのホームページに行くとシミュレーション
ができるようになりました。
 自分が見た限り、「村田製作所」のシミュレーションツールが結構使えまし
た。
 このシミュレーション値と設定値・ICのスレショルド電圧などを合わせて検
討するとかなり安心できる結果が得られます。
 本格的なシミュレーションツールは高いですが、こういう無料のツールを活
用すると安上がりで信頼性の高い設計ができるのではないでしょうか。

あなたはどう思いますか?

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こんにちは、マーちゃんです。

「製造業で人工知能はどう使うべきなのか
 MONOist 2月22日(月)9時43分配信    」
という記事がありました。

そこでは
 自然対話型人工知能「ワトソン(Watson)」の日本語版
の記事が載っていました。

で、製造業では
 「品質向上」と「フィールドサポート」
に応用が期待されているとなっていました。

 品質向上では
  顧客の声を吸い上げ
  →製品開発情報とひも付け

 フィールドサポートでは
  顧客に対しての応答支援
  →フィールドサービスマンが、機器のメンテナンスや修理などをワトソン
   を通じてより効率的なサポートする

ということでした。

 そういう意味で行くと、自分のおススメの部署は
 「問い合わせ窓口」
 なんですっ!

なぜかというと
 「”問い合わせ窓口”にはどういう顧客が電話してくるかわからない」
からです。
 特に問い合わせ窓口には製品が壊れて怒って電話してくるお客さんもいます。
知り合いの女性の友人がまさにその現場で働いていたのですが、電話でのお客
さんの権幕がものすご過ぎて泣き出してしまい、結局辞めてしまったとのこと。

これは結構きついです。
自分もそういう電話に耐性はないので、営業電話なんかできません。
電話をかけて文句を言われたり、ぞんざいな扱いを受けると自分の全人格が否
定されたような気持になって電話恐怖症になります。

 そういうかたは意外に多いと思います。
特に営業経験のないエンジニアの多くはその耐性がメチャクチャ低いです。
(でも、例外的に大丈夫な人はいます。)
自分は耐性が低い一人です。。。。。

なので、おススメの方法と考えているのは次の方法です。
  1)「相談窓口」に自然に応対できるようなAIを配置します。
  2)実際に怒っているお客さんが電話をかけてきたとします。
  3)AIは学習効果で溜飲を下げる教育を受けているので、何を言われても怒ら
    ずにお客さんをなだめます。
  4)実際に実担当(耐性のある人)が不満の原因を推定して解決策を持って再
    度お客さんに電話します。
  5)解決策を受け入れてもらえればOK
    そうでなかったら再度連絡するようにします。

 こうして、少しでもお客さんを逆なでしないで穏便に済ませられるようにな
れば良いなぁと考えます。

 ここで、重要なのは電話してくるお客さんは怒っている人もいるので、
 「結局、最後は人間力の勝負」
です。
 いわゆるクレーマーと化したお客さんと渡り合えるのは
 「同じ人間だけ」
だと考えています。
 なので、
 「AIを入れても人の業務が無くなるわけはないはず!」
というのが持論です。

あなたはどう思いますか?

いかがでしょうか?
この記事が参考になれば幸いです。

P.S. もし、このAIが実際に使えるようになれば耐性の低い営業さんや電話を
   しなければいけない起業家向けに
    「テレアポを代行」
   させれば良いのではないでしょうか。
   そして、会ってくれるお客さんのところだけに行くと成約率が上がるの
   ではないでしょうか。

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こんにちは、マーちゃんです。

あなたは会社で毎日同じ仕事を繰り返していませんか?
毎日同じ仕事で何の変化もないとしたらどうなるでしょう?
それはずいぶん味気ないことと容易に想像がつきます。
どんなに我慢強い人でもそういう仕事に数年もいたら次のどちらかになるので
はないでしょうか?

 1)何も考えないですむので、思考を停止して業務をこなす
 2)やりがいもなく、つまらないので会社を辞める

1)はこれで変化に気づかなくなるので不良を発生させてしまう可能性もあるの
でやばいんです
2)になったらもっと大変です。

特に2)状況は工場の製造ラインで起こりやすいのではないでしょうか。
というのも、
 ・毎日単調な仕事のわりにノルマが8時間で何台(何個)生産、
 ・ライン毎に達成数量が掲示されていてその数値で「勝った」、「負けだ」
  というのはラインリーダーくらいのみ。

 もしかしたら、ラインリーダーも毎日の同じ作業で思考停止している可能性
もあります。
 こうなったら、何かあると2)への道まっしぐらではないでしょうか。

こういう雰囲気を察しているのか、国内でも海外でも会社の工場では何かとグ
ループ活動とか発表会があります。
 例えば、
 製造のQC活動、不良撲滅のアイディア出し、日々の改善大会
 設計・開発の新商品アイディアコンテスト
などがその例です。

 国内でもこういった発表会をやると、海外の製造工場のチームがエントリー
することもよくあります。
 さすがに海外からくるだけあってかなり気合が入っています。
日頃ルーティン作業が多い製造のグループは開発・設計部隊より熱心だったり
します。

 本当に感心します。
 でも、なぜでしょうか?
実は、こういう機会を作ってあげると普段とは違う作業・自分で考える作業が
増えるので、実に良い気分転換になるのです。
 さらに発表者は
 「その場の主役の一人」
になるので、海外メンバーは率先してやる人もいるようです。
 そういう人たちを見かけると、皆目がキラキラしています。
日本人では尻込みする人も多いので、その違いにちょっとおどろきます。

でも、日本だって少なからずそういう人はいます。
大抵そういう人はやる気があって周りを引っ張っていく人なのではないでしょ
うか。
 たとえ、やる気がそんなにないとしても、やり終えた後の達成感を味わうと
その後の行動が以前より積極的になる人も多いです。
やる気が出ると不良がさがるのも不思議で面白いところです。

 これをきっかけに「やりがいがない」と嘆くことから抜け出せれば良いです
ね。
 しかも、日々の改善・アイディア出しもできるので一石二鳥という感じです。
なので、これに社長賞とか部門長賞などをつけることも多いようです。
 で、これらの賞品は高くなくてもなのOKです。

 しかも、優勝者・成績優秀者の表彰式を写真・ビデオに収めて自社のホーム
ページにに載せれば、
 「社員を大事にする会社」
として宣伝もできてしまいます。

 しかし、こういうイベントや企画は事務局や開催委員が大変で、手間かもし
れません。
 ですが、これをやることで
 社員のやる気の維持・向上につながる
のであればどうでしょうか?
しかも、将来的には利益を生み出すネタになると考えれば良いのではないでし
ょうか?
 もし、こういうことをやっていない経営者・社長のかたがたには試してみる
ことをおススメします。

あなたはどう思いますか?

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こんにちは、マーちゃんです。

先日、確率の話で平均値と中間値の話をしました。
H26年の平均所得こんなにもらってないぞ!(平均値の罠)) 
そこでは触れてませんでしたが、実際にデータの分布をみるということで
プレジデントに記事が掲載されていました。
題名は

「平均のワナ」に陥っていないか 
-ボストン コンサルティング グループ日本代表 水越 豊氏
プレジデント 2月21日(日)10時15分配信

というやつです。
URLをググってみると出てくると思います。

そこで、記載されていたことに「なるほど!」という部分がありましたので、
紹介します。

1)平均値だけ見てはいけない
 この間の記事では平均値が一部の富裕層によって引きあげられるので実質の
 平均は中間値なら納得いくというものでした。
  ですが、実際にプレジデントの記事のようにデータ例を作成していったら
 「平均はそこそこだが、実際には点数の高い人が一部で点数の低い人が半数
  以上でも見過ごされる」
 ということがわかりました。(以下の表です)
中央値
 
  なので、例えば
 「クラスの平均が60点くらいだから良いか」
 ではなくて
 「クラスの平均は60点だが、平均以下やかなり悪い生徒がいる。」
 →「彼らのフォローをしないといけない」
 ということになるとそういう生徒を集めて補習をするなど考えないといけな
 いでしょう。
  つまり、平均に騙されないでどういう分布になっているか見ることが必要
 ということです。

2)その数値の見方は正しいか?
 また、記事で言われていたのは単純に
 「売上・利益だけ見てはいけない」
 ということでした。
 これは業界によっても変わるということでした。
 例えば、新興事業で売り上げ・利益も伸びていても絶対評価してはいけない
 とのこと。
 携帯でいうと、
 「auが伸びている場合は同様のSoftBankと比べてどうなのか?」
 を見るみたいな感じでしょうか。
 もし、どの会社も伸びていたら
 「比較してどうか?」
 ということになります。

 我々電気業界でいうと、DVD Playerなど成熟してほとんどのメーカーが撤退
していれば、
 「供給を続けている残存メーカーの利益率がどうなのか?」
 が重要になります。枯れた技術になるので
 「商品自体もやすくなっているので、
  ”いかに安く作って、利益率を高めるか?”」
 が重要になります。
 なので、一方向からだけでなく、いろいろな角度で見る必要があります。

3)感性ではなく数値で話そう
 よく社内で議論されることですが、根拠がなくても
 「どうしても声が大きい人が勝つ」
 ことはありませんか?
  しかも、数値ではなく感性です。

 こういう場合は次のような例になります。
 品証が
 「コストを下げると品質低下するから駄目!」
 と言うと、企画・マーケティングから
 「コストが下がらないと売れない!」
 と言われたらそのプロジェクトのトップ(PM)とリーダー(PL)は困ってしまい
 ます。
  こういう時こそ数値で議論することが有効になります。
 これも例ですが、
 ある部品を変えてコストを10円下げると、トレードオフで不良が1%増えるの
 で10万台売って不良が1000台増えるので対応コストが1000円*1000台で100
 万円悪化する。
 コストを10円下げないと売り上げが20,000台減る。利益が100円だと200万円
 減ってしまう。
 これなら
 200万ー100万で100万円利益が増えるので、コストダウンしても
 「まぁ何とかなるでしょう」
 と考えられます。
 (こんなに綺麗な数字にはなりませんが)

  ですが、もし製品を出張修理(客先への訪問修理)だと対応には10,000円
 以上かかるので不良対応コスト1000万円になります。
 こうなったら、コストダウンしないで別の方法を考えるのではないでしょう
 か。
 ここでのポイントは数値化です。
実は何でも数値化しようというのがシックスシグマの手法だったりします。
今は大手の企業ではブームが去ってしまいましたが、根強く残っているのはこ
ういうところも理由かもしれません。

プレジデントの記事では
 1.ヒントは「分布」にあり
 2.「絶対値」ではなく「相対値」を
 3.数値化しにくい情報も数字に置き換える
 という記事でした。
これを自分流に考えたら
 1)平均値だけ見てはいけない
 2)その数値の見方は正しいか?
 3)感性ではなく数値で話そう
 ということになりました。

あなたはどう思いますか?

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こんにちは、マーちゃんです。

最近、多くの中国の人が行う3分間の生活習慣を知っていますか?
実は、自分は知りませんでした。
自分は会社や出張先でも昼休みにこれを必ずやります。
会社でも同じことをする人は多いです。
ですが、以前中国に出張した時には現地の従業員がやってる姿はあまり見かけ
ませんでした。

ヒントは
「食べ物じゃないけど、毎日口に入れるものはなぁんだ?」
というなぞなぞです。

さぁ、この習慣、あなたはわかりましたか?
そうです。
 なぞなぞの答えは”歯ブラシ”で
 生活習慣は”歯磨き”
なんです。

今は、多くの中国の人は歯磨きするときは
「時計を見ながら3分間、きちんと磨く」
という人が多いそうです。
日本人の何倍もいる中国の人たちなので、今はそうなのかもしれません。

意外でした。
あなたは何分間磨いてますか?
 1分?2分?
時間を計っている人はいる人はあまりいないですよね。
自分はおやしらず虫歯の件以来、3分以上は磨いています。(多分)

この生活習慣があるおかげで、日本でもヒットした商品が中国の人たちに爆買
いされています。
それは
 「電動歯ブラシ ドルツ」
なんです。
 自分はこの商品を実際に有志で会社を退社する女性へのプレゼントにしたの
がきっかけで知りました。

 聞くところによると、電動歯ブラシって手で磨くより歯垢が取れるらしいんです。
なので、歯の手入れを気にする女性にはデザインも相まってかなり売れている
とのことです。

日本で売れているものは中国のかたが「爆買い」するのはご存じですよね。
家電製品で意外と思った売れ筋商品はこの「電動歯ブラシ」と「ドライヤー」
なのだそうです。

 それで思い出したのですが、昨年、半分壊れたドライヤーをいつまでも使っ
ていた奥さんと娘用に新しいドライヤーを買おうとヨドバシカメラに行きまし
た。
 そこで、売り場に中国からの買い物客でごったがえしていて、中国語を話せ
るスタッフさんか中国から来た社員の方が接客していたのです。
 理由は爆買いだったんですね。

なお、ドルツ自体の商品訴求力もすごく、これらが中国のかたがたにもマッチ
したようです。
もともと
 日本でヒットしている製品 = 性能や信頼性高い(高品質)
という考えがあるのはもちろんです。
 それ以外にも中国国内で販売されているものと違う点がありました。

というのも、中国で売られている歯ブラシは
 「欧米の人の口の大きさに合わせたようなサイズ」
が多いとのことです。

同じ、モンゴロイドで似たような骨格の中国の人には
 「大きすぎ」
ますね。
その点日本人サイズの大きさはフィットするのではないでしょうか。
実際にドルツは大きさなどにもこだわっていたようで
 ・細かいところも磨ける大きさ」
 ・歯周病予防の歯と歯茎の境目に入り込む極細毛ブラシ
 ・必要以上に極細毛ブラシが歯と歯茎の境目に入らないような段差付け
といったものも支持されている要因なっているとのことでした。
さらに交換用ブラシが入っているビニール袋は
 「開けやすいように袋に切り口を入れている」
そうです。
 使う人のことを考えているんですね。

大きさもそうですが、やはりキーポイントは
 「使う人の側に立っている商品」
であることでした。

もう今や
 「日本商品は品質が良いのは当たり前」
になっていて、さらにお客さんへの訴求として
 「使う人のことを考える」
 「目に見えないところまでこだわる

これが、
 「見えないところまで作りこむことで品質が上がる」
ということになり、最終的には差異化につながっていました
 やはり、
 「売れるものは売れる理由がある」
といことではないでしょうか?

あなたはどう思いますか?

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こんにちは、マーちゃんです。

最近スーパーでも見かけるようになった「機能性表示食品」には次のようなも
のがありますね。

 特定保健用食品=トクホ
 栄養機能食品
 機能性表示食品

そして、私たちは「健康食品は健康に良い」と思ってます。
が、これが否定されたとしたら、どう思いますか?

実際に「健康食品こそが不健康だ」という本が出版されました。

 タイトルは
 ”「健康食品」のことがよくわかる本”

です。
たまにはこういう警鐘を鳴らすものも読みたくなります。
最近、自分は意外に「健康オタク」ではないかと思う時がありますので、その
内容はちょっと考えさせらるものがありました。
その内容2点す。

1)「こだわりの食生活」
 あなたも次のことに覚えはありませんか?

 ・「地産地消」にこだわる
 ・特定素材に偏り
 ・有機栽培やオーガニック栽培にこだわる

産地にこだわった有機栽培が良いかというと、逆に有機栽培のほうがやばい場
合もあるのだとか。

有機栽培だからこその
 ・カビ毒汚染
 ・有毒植物の混入
があるそうです。

 農薬についても「残留農薬や化学肥料は何でも有害」というかたもいるよう
ですが、きちんと使えばリスクは最小限に抑えられるのだとか。

 また、ケージの鶏より放し飼いの鶏のほうが良いと思えますが、

 「放し飼いにされた鶏の卵には環境中の鉛やダイオキシンなどの有害物質の
  濃度が高くなることが報告されている」

 のだとか。。。。。(-_-)

つまり、
 「自然だから安全」
なのではなくて
 「自然の脅威から守るために人間が手をかけている」
ということになるのだそうです。

食材にこだわって料理を出すと言うのはお店の経営・集客には役立ちます。
でも我々はそういうこだわったものも食べ、他にも色々なものをバランスよく
食べるほうがよいということなのです。

なんか
 「変なダイエットをしないで、きちんとバランスよく食べたほうが健康的に
  痩せられる」
というのと似てますね。(^_^;)

2)サプリメントの恐怖
 よく、栄養が偏るからと「ビタミンCだ」、「マルチビタミンだ」とサプリ
メントをとっている人もいるかと思います。

 これもあまり良くはないのですが、これよりも恐ろしいのが
 「ハーブダイエタリーサプリ」
なのだそうです。

 これは、
 ・植物主成分と言っても、内容物がわからない
 ・ハーブ系製品に医薬品なら規制を受けるような合成物が入っている
こともあるとのこと。

 こういうサプリは医薬品と違って規制をすり抜けてしまうので、かえって健
康被害が発生しているとか。

ちなみにこういうことを防止しようとアメリカのFDA(Food and Drug
 Administration アメリカ食品医薬品局)には
 「詐欺を見破るための6つの方法」
があるそうです。

それが以下です。
 1)一つの製品でなんにでも効く
  →そんなに都合の良いものはまずない
  2)個人の体験談
  →科学的根拠がない
  3)簡単に解決できる
  →例えば食事制限や運動無しで痩せられるなど
  4)オールナチュラル
  →天然物が安全とは限らない
  5)ミラクルな治療法
  →革新的で新発見には警戒
  6)陰謀論
  →正しい(業者によって都合の悪い)情報から遠ざける

こうしてみると、
 「何もしないで痩せられる」
なんて甘い言葉につられて買ってしまったサプリがある人は「ドキッ!」とす
ることでしょう。
 そういう自分も栄養剤(というかアリナミン系)を頼ったりしてます。

物事には表と裏があります。
 ちなみに、世の中にある「カロリーゼロ」食品に使われている甘味成分って
「大量に摂取するとおなかがゆるくなることがあります」
とありますよね。
 やっぱり表も裏もあるのです。

 なので、何事も
 「これが絶対正しい」
というものはないということで
 「正しい知識や色々な情報を整理して最適と思える手段をとる」
というようにしています。

あなたはどう思いますか?

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こんにちは、マーちゃんです。

2015年8月7日に
と紹介しました。

その時に

*工程能力指数の見方(工程能力の判断基準)
 工程が管理されて安定状態の場合、工程能力指数の値に応じて,一般に以下
のような判断を行い,それに応じた処置がされます。
と紹介しました。

今回は工程能力指数の判断基準を捕捉します。

ここで、工程能力指数Cp=1.33以上なら十分と紹介しました。
この根拠は何でしょうか?

Cpk1

一般的に正規分布のN(μ、σ2 )において、μ±aσの範囲に入る確率は次のよ
うになります。

a = 1 のときは μ±aσ≒68%
a = 2 のときは μ±aσ≒95%
a = 3 のときは μ±aσ≒99.7%

これの図が以下です。
確率

両側規格の場合
 Cp=(SU-SL)/6s
 SU:上限規格値 SL:下限規格値 s:工程の標準偏差

となりますから、規格幅=8sまで取ると
 Cp=8s/6s≒1.33
となります。

これは工程能力指数 Cpが1.33以上あれば不良品(規格を外れたもの)がほと
んど発生していないことを意味します。

このことから不良品の発生を抑えるためにCp=1.33が判断基準として採用され
ています。

ちなみに、あなたがメカ設計者だとして製品の
 寸法規格が130±1mmのバネ
を発注したとします。
 これが量産(もしくは市場で)不具合を起こして原因がここにあるとします。
あなたはメーカーさんと話をして製造ラインのデータを取ってもらいました。
一緒に標準偏差を出してもらうようにしました。
  すると標準偏差が0.5だったとします。
そこで、Cpを求めると

 Cp=(SU-SL)/6s
 SU:上限規格値 SL:加減規格値 s:工程の標準偏差
から
  Cp = 131-129/6X0.5 = 2/3 ≒ 0.67
で工程能力が不足してることがわかります。
 ここで、更にどちらの規格に対して不足しているかを見ます。
平均値が130.3だとしたら
 平均値が規格の中心より上側にずれているので、そうなった原因を特定して
改善していきます。

参考までにCpkを出してみると

 Cpk=( SU -Xbar)/3s = (131 - 130.3)/ 3X0.5 = 0.46
 Cpk=( Xbar -SU)/3s = (130.3 - 129)/ 3X0.5 = 0.86

どっちにしても工程能力が不足してますので、規格を守るにはもっと精度を出
すようにした方が良いという結果ですね。

あなたはどう思いますか?

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こんにちは、マーちゃんです。

「リーン」という言葉を初めて聞く人は多いと思います。
このリーンという言葉は元々製造業の言葉で「リーン生産方式」のリーンから
取られています。
 英語のLeanは「贅肉のない」という意味でここから
 「無駄のない生産方法」という意味になっています。

<Wikipediaから引用>
リーン生産方式(リーンせいさんほうしき、lean manufacturing、lean 
product system、略称LPS)とは、1980年代にアメリカのマサチューセッツ工
科大学(MIT)で日本の自動車産業における生産方式(主にトヨタ生産方式)
を研究し、その成果を再体系化・一般化したものであり、生産管理手法の一種
である。

概要
リーン生産方式はトヨタ生産方式を研究して編み出された方式であり、MITの
ジェームズ・P・ウォマック(James P. Womack)、ダニエル・T・ジョーズ
(Daniel T. Jones)らによって提唱された。製造工程におけるムダを排除す
ることを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコスト
を系統的に減らそうとするのが狙いである。

詳細はWikipediaを見てください。

 これを元にした考えは色々あって、ソフトウェア開発にまで応用されていま
す。

ビジネスでは
 「リーン・スタートアップ戦略」
というのが有名らしいです。
 これは新しい事業や施策を小さく、早く、たくさん始めます。
そして、事業を進めながら仮説を立てて検証し、必要なら計画を柔軟に変更し
ながら進めるものです。

 今は何がヒットするかわからないので
 たくさん、小さく産んでみる
 →産んで始めてから好評な商品やサービス手法を拡充
 →致命的な問題を回避して解決していく
というやり方です。

ようは
 「走りながら考える」
 「とにかくやってみよう」
という考え方です。

これ、どこかで聞いたことないですか?
自分はNHKの朝ドラで聞きました。

そう、サントリー初代社長・鳥井信治郎さんの

 「やってみなはれ精神」

です。

ご存じのようにサントリーはこの「やってみなはれ精神」で
 ワイン
 ウィスキー
を日本で製造しました。
 これがNHKの朝ドラ「マッサン」でも出てきて朝からこのセリフを聞いてい
ました。
(実際には会社へ行く時間と重なってたので、HDDレコーダーで録画していた
 わけですが。)

このサントリーの操業が1899年ということなので、もう100年以上前からの話
だったのです。
 こに古い日本語が現在は「リーン」と呼び名を変えて
 ビジネス手法
 開発手法
に取り入れられているというのは面白いものですね。

売り上げ・利益を出すことに”だけ”一所懸命な人のなかには
 「確実に儲かりそうなもの、利益の出そうなもの」
にしか手を出さない人もいます。
 そういうことをしていると
 「革新的な商品」
は出てきません。
 そうなると「イノベーション」から取り残されて
 「他社に新規ビジネスを始められて」
後塵を拝することになります。

最近、
 「新商品が出ない」
とか
 「新しいビジネスが考えられない」
ということがあったら
 ”確実に儲かりそうなもの、利益の出そうなもの”にしか
 手を出さなくなっていませんか?

もしそうなら
 「やってみなはれ!」
と言ってみませんか?
 「自分でやることがわからない?」
 「どこから始めれば良いかわからない?」
という時にも使えるのではないでしょうか。

あなたはどう思いますか?

いかがでしょうか?
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