暑中お見舞い申し上げます
まぶたに口づけ 受けてるみたいな
夏の日の太陽は まぶしくて
キラキラ渚を 今にもあなたが
かけてくる しぶきにぬれて
なぜかパラソルにつかまり
あなたの街まで飛べそうです
今年の夏は 胸まで熱い
不思議な 不思議な夏です
暑中お見舞い申し上げます
「暑中お見舞い申し上げます」より
(作詩:喜多條忠 作曲:佐瀬寿一)
「アイドル歌手」と言うと、今の時代のAKB48 のように
…まず企画立案して、明確な方針のもとにオーディションや
コンテストを計画して多数の応募者を集め、1位からビリまで
冷酷に順位をつけて、そこからダイヤの原石を磨きに磨いていく…
おそらく秋元康氏はP. F. ドラッカー著「マネジメント」を読んで
いるに違いないと思います。
しかしキャンディーズは、経済学やマーケティングの理論とは全く無縁な
「アイドル歌手」でした。
最初はNHK の、単なる一歌謡番組のアシスタント(いや雑用係?)
をしていたのが、「この子たちカワイイし歌がうたえるから、
レコード出してみようか?」的な、言い方は悪いですが「行き当たり
ばったり」な状況から生まれてきた「アイドル歌手」でした。
私が昔から大好きな故事成語で、
「人間万事塞翁が馬」
という言葉があります。キャンディーズは、何も意識しないで
この言葉の通りに生き抜いた「アイドル歌手」だった点も、
今でも私は大好きです。