2017年06月17日

栃木子どもの本連続講座1

今年も子どもの本の連続講座が始まりました。今年のテーマはアジア。
今日は、大竹聖美さんの韓国の本でした。

韓国の子どもの本の特質とその歴史
〜激動の韓国近代史と児童文学・絵本

韓国のお話に出てくる特有のものと言えば、トラとトッケビ。トッケビとは、日本で言うと 鬼や河童といった類ですが、鬼のように恐ろしいものではなく、お酒とお相撲が好きで、ちょっと間抜けで人懐っこい愛すべき存在です。トラは、実際にいた動物で、人々に恐れられていました。「とらとほしがき」の話は、韓国の小学校の教科書にも載っています。もう一つ よく出てくる言葉としては「アイゴー」という感情表現の言葉。日本語だと「わぁ〜」とか「へぇ〜」という感じ。

トラとトッケビが出てくる韓国の昔話絵本

トッケビとどんぐりムク

これまで たくさんの韓国の本が出版されてきましたが、ここ数年は 日韓の関係悪化が影響してか、」ほとんど出版されていないようです。

2000年に、国際子ども図書館で、子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く!「オリニの世界から 〜韓国絵本原画展」が開かれました。

日本で最初に紹介されたのは、1930年に
でした。
その後、韓国語の初めての本
は、私も読んで感動した本です。


1970年代には
1980年代には、朝鮮の民話・昔話がたくさん出ました。


1990年代には、韓国の創作絵本が初めて出版されました。


2000年代に入ると、
きょうはソンミのうちでキムチをつけるひ!

2010年〜

岩崎書店の韓国の文化を知る絵本

現代では、多くの作家や編集者が海外留学を経験した若手になり、個性的で 斬新な絵本が出てきた。

ペク・ヒナ
 
スージー・リー


詩の絵本



日中韓平和絵本シリーズ

日本・韓国・中国から4人の作家さんが集まって、平和の絵本を作った。




 たくさんの本を紹介していただきましたが、それにまつわる歴史や平和に対する感じ方、文化風習のちがい、立場のちがいなどを考えると、本当に近くて遠い国という感じがして、なかなか難しい面も多々あるようです。それでも、それらを乗り越えて、次の世代の子どもたちのために できることをひとつひとつ 取り組んでいかなければなりません。私は 絵本から隣国韓国を紹介していくこと、知ることはつながることの第一歩だと思い、自分の働きを続けていきたいと あらためて思いました。
margaret24 at 23:35│Comments(2)TrackBack(0)講演会・勉強会 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by お天気娘   2017年06月18日 00:10
こんばんは。
私の会の小学校でも、毎年3年生に韓国を紹介する授業
を依頼されます。
去年は短いブックトークを担当しました。
『なみ』は最後に子どもたちに見せました。

ブログ、たいへん参考になりました。
それに勇気づけられました。
最後に仰ったお言葉、ほんとうにそうですね。
私もおぼえておきます。
2. Posted by マーガレット   2017年06月18日 08:09
コメントありがとうございます。
難しい世の中で、子どもの周りのことだけでも 問題山積みですが、自分のできることだけでも しっかりやっていきたいと思う今日このごろです。
また がんばっていきましょうね。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 

  • ライブドアブログ