2018年12月06日

< 佐渡市は不祥事の歴史に向き合うべき >

★ 4日に「支払遅延について」との案件で全員協議会が開催されましたが、「何の支払い?」と思ったら、「不適正事務」=「不祥事」の報告でした。前市長の時代はこういう時の案件名はズバリ「職員の不祥事」でした。三浦市長になってからは問題の捉え方が曖昧になっているのではないでしょうか。ただし前市長は非公開で発表したものを三浦市長は公開にしている点は踏み込んでいると思います。

 議会は行政に対して監視と批判と提案の役割を持つもの。案件をどう書かれても厳しく追及しなければ二元代表制の一躍を担っている意味がありません。議員になーなーを期待したり、事をソフトランディングさせようとすれば、佐渡市の不祥事の多さは繰り返されるばかりです。

★ さて今案件は、一人の市職員が昨年度と今年度で12件(11社)、総額1094万9080円分の口頭発注をし、それらが未処理で、遅延損害金が7万8700円発生したというもの。

 事の起こりは、昨年中に林道の災害復旧作業や工事を業者に口頭で発注し、その後作成すべき指示書を作らなかったため、業者からは実績報告も請求書も提出されずに年度を越し、10月19日にある業者から初めて指摘されたと。
 それをきっかけに調べると今年度にも災害以外の林道の業務も含め口頭発注で更に6件放置されており、遅延利息が発生するに至っていると。

★ 一般には理解されない事態です。今年度初めに、佐渡市は社会教育課と建設課で机の中などにまぎれて会計処理されない伝票が数枚発覚した事件で、全庁に同じ件が起きていないか一掃したはずなのです。今回発覚した不祥事はその伝票事件より前に発生したものと、その後に発生したものを含んでいることから、これらを故意に報告をしなかったと理解でき、他の職員や市民に与える不信感は大きく、その影響が懸念されます。

★ 更に昨年度は災害復旧作業とはいえ6件が4万1040円から28万800円の範疇で収まっていたのが、今年度は2万9160円から13万680円、129万6千円、162万円、247万9680円、464万4千円まで業務内容と額に大きな開きがあります。
 3年前の佐渡市職員不祥事再発防止対策検証会議の提言には「少額契約(契約額で20万円未満)でも入札参加資格制度を導入し、手続き的な公正性を担保すべきである。」とあり、この精神から解釈すると口頭発注には公正性が担保されない可能性があるのでは、と懸念します。

 まして20万円以上の業務を口頭で発注した後、業者言いなりの工事費になることも避けられないことを考えると、今回の額の開きから、実際にそうなった可能性もあるのではないかと思われます。いえいえそんなことはない、と誰が言えるでしょうか。

 顧問弁護士の見解では「業者の実施した作業については市に必要なものと認識している」となっていますが、本来その判断は市が行うべきものではないでしょうか。実際、市に必要な作業ではないと判断されるものもあるのではないかと思います。作業前と作業後の状況写真を確認したいです。

 ある業務は「台風の始末で…」、「忙しく…」だから職員と業者と双方で失念してしまった、との説明は100歩譲ってつくとしても、日付や作業内容から推測するに全てがその理由ではありません。

 これら一連の懸念から、今後は口頭発注を基本的に止めるべきと考えます。

★ 職員の不祥事は個人の問題と組織の問題と両方があり、今回の「支払遅延について」という題で議員に対して全協を始めること自体に組織のたるみが見え隠れする思いです。先の検証会議で提言されたことに的確な指摘がたくさんあります。第一は「あいさつの励行」となっています。

 「市民が来庁した際は、まずはあいさつが必要である。あいさつは、市民の職員に対する信頼回復の第一歩である。全庁で励行するべきだ。併せて、あいさつの励行の結果を市民からの声(アンケートなど)で事後確認すべきである。」と。

☆ 他にも提言は続きます。今に新鮮なものがあり、風化させられる内容ではありません。それを風化してしまったことに今回の不祥事が繋がっているように思います。関係職員が処分されれば終わりではないはずです。市長も職員も、そして議員も過去から学びながらそれぞれの責任を自覚して果たして行きたいものです。

mari_arai at 02:28|PermalinkComments(0)clip!

2018年12月04日

★ 一般質問日程のお知らせ ★

私の12月議会一般質問のお知らせ
11日(火)午後4時半頃開始
佐和田行政サービスセンター3階
臨場感ある傍聴にいらしてください

★ 私の一般質問のベースは議会報告会や市民の皆さんの中から疑問や指摘を受けたことを元に行っています。
★ 島内はケーブルテレビでの生中継とその晩の再放送があります。
★ 過去の一般質問は佐渡市議会のHPで観られるようになっています。

mari_arai at 23:47|PermalinkComments(0)clip!

2018年11月29日

★★ 12月議会での一般質問 ★★

★12月定例議会に向けて一般質問を通告しました。
まだ市長に質問したいことがありましたが、これ以上は準備ができず、大きくは7つにとどめました。
★1は昨年も質問しましたが答弁は芳しくなく、1年後も改善されていると思えずの質問。
 答弁次第では新市建設計画の議案には反対する予定
★2はこのままでは来年度の予算案も否決になると危惧してのけん制を込めた質問
★3はこの時期に必ずする質問。佐渡の男尊女卑社会が変わらないと私も住みにくい
★4は今後もずっと進化させるつもりの質問。一番無責任なのは国。だからこそ主体性を大切にし、振り回されてはいけない
★5はとても大事な問題なのに放置され続けている
★6は真野みずほ病院の医療体制が崖っぷちに来ている責任を県にもしっかり認識し行動してもらうためと佐渡市の地域包括ケアシステムを具体的に進める責務との二つを問う
★7は地球環境と佐渡島の危機を認識して行動に移してもらうための質問

1. PDCAをふまえた政策推進について
三浦市政になってから、計画が突然市民に説明され、当事者の理解が得られないまま議案として議会に上程されるパターンが続いている。このことは健全な計画の遂行に繋がらず、市民も議会もいら立ちと振り回され感がたまっている。市民に奉仕する行政の基本に立ち返った改善を求めたい
1) 佐渡市はPDCAをどのように理解し、活用しているのか現状を問う
2) 佐渡市将来ビジョンは平成31年度まで描かれており、それに則って数十年後まで残る新市建設計画はPDCAの流れとして正しいと考えるのか
3) 市長はじめ全職員にPDCAについてのオリエンテーションを今一度実施し、それに則った計画立案ができるようにすべきである
*PDCA(Plan →Do →Check →Action)

2. 新年度予算編成の考え方について
今年度の予算案は議会によって否決されたが、その原因の一つは予算縮小の掛け声のもと聖域もなく教育行政、福祉行政もカットしたことにもある。人を大事にし、幸せにしようとしない島には移住者は定着しないことから来年度の予算編成の考え方を問う

3. 男女平等参画推進について
日本は、意思決定機関への女性の登用が世界の流れに大きく遅れている。女性の視点での重要施策に欠いていることが市民に必要な施策の貧しさに直結している。これを根本的に解消するために佐渡市の考え方を問う
1) 国は女性政策の推進を謳っているがそれに直結する佐渡市の施策は何か。予算付けはされているのか
2) 家庭内暴力の実態を把握しているか。相談したい人の窓口はどのようになっているか。その後の対応はどこまでなされているか
3) 例年質問している保育園における生活発表会での男女別出し物はなぜゼロにならないのか。日常保育における生活で男女別の指導をしている成果なのか。保育指針に照らして正しいのか

4. 小中学校のICT(情報通信技術)整備について
1) 来年度以降のICT整備をどのように計画したのか。モデル校の実践はいつ始まりその成果をどのように評価したのか。他の市町村の事例をどのように踏まえているのか
2) 来年度以降の導入に伴う教職員説明をどのように行う予定か。9月議会ではICT支援員の配置はできないとの答弁だったが、現場の教員に時間的負担を極力増やさない導入を前提とすべきと考えるがどうか
3) 導入後の経費はどのようなものと試算し、どこがその予算を支出するのか。学習指導要領にも示された国策であるから全て交付金で賄うよう国に要望すべきではないか
4) ICT導入に伴うデメリットをその後どのように研究しているか

5. 博物館の統廃合について
博物館はその地域の歴史、文化、自然を学ぶ場であり、また観光にも寄与する場でもある。今後の整備について各分野の専門家を交え、十分に計画を練り統廃合計画を立てるべきと考えるがどのようになっているか。

6. 精神疾患医療体制の充実について
懸念されていた状態が続いていることに当事者や関係者は大きな不安を抱えている。市は積極的に県や民間病院の経営者などに働きかけるべきである。どのようになっているのかを問う。また、地域包括ケアシステムを充実すべきと指摘したがその後どのようになっているのか。

7. 環境の島佐渡について
酸性雨の影響で山林も海も荒廃している。このための対策をどのように考えているのか。島であるのでどこよりも真剣に取り組むべきと考えるがどうか。

mari_arai at 22:08|PermalinkComments(0)clip!

2018年11月27日

★ 姉妹都市国分寺市議会から学んだこと ★

今年はより良い委員会審査のために前進したいと思う秋でした。

11月4日に佐渡市と姉妹都市の国分寺祭りがあり、佐渡市議会として交流、視察をしました。
佐渡市との関係をどう生かそうか考えてくださっている姉妹都市があることを覚えていたいと思います。

さて5日はたまたま常任委員会開催の日で、全国フェミニスト議員連盟でも親しくさせていただいている皆川りうこ議員が委員長を務めておられました。
驚いたことが三つ。
傍聴席に座ったら、委員会審査のための資料がそこにも始めから3セット置かれていたこと。
その資料は厚さ2センチ以上あったかと思いますが、審査に必要と思われる具体的かつ詳細にわたるものが全ての審査内容ごとに提供されていたこと。
それらは委員会開催数日前に委員には提供されていること。

これは会議の常識だと私はずっと思ってきました。
佐渡市議会にはこのシステムがないので、私はずっとやりにくいと感じてきました。
審査の数日前に資料が配られることはなく当日配布されるものがある部はいい方で、委員会が始まってから配布されることはしょっちゅう、資料は基本的な物でも議員が要求しなければ出てこないものの方が多い、傍聴者には配布されない、という状態です。
正直、あとでじっくり読んで「あ!」とか「え!」と思うことがあります。時すでに遅し。
これは議会も執行部も、市民に対して責任ある審査をしている以上、改善しなければならないと思う秋です。

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左のポールにはこの日のために佐渡市の旗が掲揚されていました。

mari_arai at 11:05|PermalinkComments(0)clip!

★ 議会の真剣な議論、その行方は ★

(お詫び:11月27日の投稿にて、補正予算に新市建設計画が含まれていると誤って記載していました。その部分を削除しましたことをお詫びしてご報告します)

12月定例議会の前の全体協議会は長丁場でした。9月議会で議決された事業の内容変更という異例の事態があったため、間に2回の議会運営委員会を持ち、議案の提案の仕方を大議論しました。

議会側は「これが前例となるため慎重に」と真剣になり、議会運営員会では議員たちが大声を出す場面が何度もありました。

当初議案として提案されたものは、9月議会で議決された予算の金額と、変更した内容の金額、の差を補正予算として計上したもの。議会側からこれでは不明瞭でダメ、ということで、それを受けて執行部からは技術的に変更を加える再提案がありました。事業名の後に、取り下げの分は(新築分)を付けてマイナスの数字、次の行に新規を(改修分)と付けてプラスの数字で載せるというもの。

それに対して議会で考え方を整理したことは、
〇業内容が変更になったことがはっきりと分かる補正予算にするべき、
一度議決した計画の取り下げを議決してきれいにすべき、
2めて新案を補正予算として上程してもらい会期延長してでも議決し直すべき。
この流れで佐渡市執行部にすり合わせをしたところ「12月26日が交付金の申請期限なので間に合わなくなる。」とのことで飲めないとの返事。

それを聞いた議会側の反応は「26日には間に合うし、議会側の提案を変えることはできない。議会の提案が飲めないというなら二元代表制の議会は満場一致で補正予算を否決すると執行部に言いながら議長がもう一度説得を。」という厳しい姿勢(おどし?)で、それを議長が話しに行き、了解を取り付けました。

ところでその2度目のすり合わせの間に委員会室の議員たちの間では大笑いが起きていました。「こんなに正論で運びを考えても、そもそも補正予算は否決になるんじゃないの?」これはジョークというより真実に近い空気感でした。

21日に本当に補正予算が否決になれば、懸念された会期延長もなしということか?それとも直ぐに臨時議会で再提案されるのか?執行部も頭の痛いところだと思います。

私とて人の心配をしている場合ではありません。この議案は市民厚生常任委員会に付託になるのです。私が委員長です。先輩議員たちに聴きながら進行しないとかじ取りが難しいです。

この流れの説明は、更に解説しないと訳が分からない方が多いと思います。
どうぞ忌憚なく私たち議員でも議会事務局にでもお問合せ下さい。

mari_arai at 02:40|PermalinkComments(0)clip!