2008年05月

2008年05月19日


あまり使われなくなりましたが、カップルのことを「アベック」といいますね。
フランス語の「avec」です。英語の「with」に相当します。
ですから、少し変な使い方ということになります。
フランスでは、「couple」といいます。「カップル」です。そのままです。
「彼らは付き合っている」という場合には、
Ils sortent ensemble. といいます。
そのまま読むと、「彼らは一緒に外出する」。
何で?って考えてはいけません。
フランス人からすると、「付き合う」は「双方からつく」と読めるわけで、
何で?って言われても困るのと同じです。


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 │   (08:16)

2008年05月17日


「肌色」が差別語にあたるという考え方があるようです。
人種差別というのは、「肌の色(couleur de peau)」に基づいて特定の人種に何らかの不利益を及ぼすことですので、「肌色」という言葉自体に過剰反応することはないと思うのですが・・・
ところで、肌色はフランス語で何というのでしょう?
それらしき単語を今まで耳にした記憶がなかったので調べたところ、
「couleur chair」でした。そう、「肉色」なのです!
なんか、エグイですね。


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 │   (17:01)

2008年05月16日


It’s gonna happen. の有名な誤訳です。
その応援ボードを作成した人がこのような間違いを起こしたのは何故でしょう?
それは、彼が「偶然だぞ」の意味するところを知らなかったからです。

日本語のテキストを英語に訳す場合を考えてみましょう。
英語を全く知らない人が機械翻訳で翻訳文を作成しても、
英文法を完璧に心得ていると自負している人が和英辞典を頼りに単語をつなぎあわせて翻訳文を書いても、
書き手が完全に理解していない英単語を使って文章を書いている限り、
書き手が「英語として」理解していない単語を使って書いている限り、
「偶然だぞ」のような間違いは、It’s gonna happen. 起きるぞ!
必然的に起きる、と言っても過言ではないかもしれません。


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 │   (17:22)

2008年05月15日


「日本ではご飯が主食ですが、フランスではパンが主食ですよね?」
何度もこういう質問を受けてきました。
私見ですが、日本食においてご飯が占めているポジションと、フランス料理においてパンが占めているポジションには、差があるように思います。つまり、主食としてのご飯は量的にもメインとなる食材ですが、パンは「前菜・メインディッシュ・チーズへと続く食事の中でずっと脇役を務める」食材というイメージで、量的に最も多く食べる食材(aliment principal=主食)ではないように思います。


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2008年05月11日


服装などの「流行」を意味する「モード」は、la mode
「本気モード」の「モード」は、le mode
これまた紛らわしいのですが、違いが分かれば、
Comme ça du mode
が間違っていることに気付きます。
日本人が辞書を片手に訳したのであれば
仕方がないのかもしれませんが、
ブランド名にするのであれば、万全を期すべきでしょうね。


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2008年05月09日

Il n’a pas le moral.
「彼にはモラルがない」と訳してしまいそうですが、正しくは「彼は落ち込んでいる」というような意味になります。
日本語でいう「モラル」、即ち「道徳感」「倫理」を指す言葉はla moraleになります。紛らわしいですね。


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