レディースクリニックマリアヴィラ ダイアリー

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2012年10月

マイコプラズマ肺炎の流行

更新さぼり気味ですみません。

マイコプラズマ肺炎が大流行のようです。
痰の出ない乾いた咳が特徴の肺炎ですが、しつこい咳で診断があまりはっきりしないでいたらそうだった、ということがよくあります。妊婦の方でも時折みかけます。胎児への影響は心配ありませんし、診断さえつけば抗生物質は有効です。
しつこい咳の場合は疑った方がいいでしょう。

今年はインフルエンザの発症も早いかも、という話を聞きましたので、ダブルでかかったりということがないよう、せめてインフルエンザの予防接種はお早めに、と、おすすめ致します。当院でもまだ在庫あります。

iPS細胞で卵子や精子

 10月5日の新聞にiPS細胞から作られた卵子からマウスが生まれた話がのっていて、以前に精子もできた、という報告がありましたので、いよいよ無精子症や卵巣を失った人にもiPS細胞から生殖細胞を再生し妊娠可能な道が開かれるのか、と思っていた矢先に、山中教授のノーベル賞受賞!!でした。
 しばらく前に体外受精を最初に行った先生が受賞されていたのは30年前くらいの業績に対する賞だったことに対比して、現役で研究をしている50歳の教授が受賞というのはいかにその業績が偉大なことかということと、これからの発展への期待がいかに大きいかということの表れなのでしょう。
 もちろん先ほどの話は、マウスが生まれた、という話だけで、人間で可能かというレベルの話には全くなっていませんから、夢物語に過ぎないかもしれませんし、どこかで倫理的線を引かないと大変なことにもなりかねません。
 山中先生が不器用で手術が下手だったから基礎研究にすすまれたという話が美談のように出てきていますが、現実には、どっちもそこそこという医師が大多数で、手術をやりながら学会発表や医学博士号を取るためだけの片手間の研究に時間を割いていたりします。いい加減にこのシステムをやめて、臨床医は臨床医、基礎研究医は研究医、という専門分化をしっかりやれ、という教訓が示されているのではないでしょうか?
 今後の再生医療の発展見守っていきましょう。

インフルエンザワクチン

 インフルエンザワクチン接種の受付を開始します。昨年と同じく新型との混合ワクチンです。
新型と言われているH1N1、2009年のカリフォルニアでの分離株(従来のソ連型に近い)、そしてH3N2の香港型、そしてB型の3種の混合ワクチンです。
 しかし、2009年の新型がブタからおこったように、H5N1のトリインフルエンザも、いつ人に感染して猛威をふるうようになるかわからず、感染症の動向にはいつも注意が必要です。
 接種の時期としては、抗体は3ヶ月目くらいがピークですから、1,2月のピーク時の予防という観点からすると、10月末から11月中くらいの接種が最ものぞましいかもしれません。
 感染症というと、いままで絶対に効くと思われていたジスロマックが効かないクラミジアにここ最近立て続けに遭遇していますので、薬剤耐性というのは本当に心配な問題です。インフルエンザに関しては大丈夫と思いますし、新しい吸入薬も出ていますが、やはり漢方を飲んだり体力をつけたりして免疫力を高め、しっかり予防することが大切でしょうね。
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