レディースクリニックマリアヴィラ ダイアリー

東京都東大和市 多摩都市モノレール上北台駅すぐのレディースクリニックマリアヴィラから クリニックの日常やお役立ち医学情報などを発信していきます

2013年03月

東京都の風疹予防対策

 東京都の来年度の事業として、風疹予防のためのワクチンに助成金が出ることになりました。
これは、昨年10月から今年1月までのわずか4か月の間に6名もの先天性風疹症候群の赤ちゃんが出生したという報告を受けての緊急対策と思われます。
 19歳以上の妊娠を予定しているかこれから希望している女性が対象ということですから、不妊治療している方やそうでない方で風疹に対する免疫力があるか心配な方など、まあほぼすべての女性が対象ということになり、画期的なことだと思われます。
 妊娠中の方の夫も対象ですので、男性も心配な方は、奥さんまたは彼女の妊娠がわかったらすぐにワクチンを受けてください。なにせ妊娠初期のほうが風疹にかかっても胎児に感染する確率が高くなるからです。20週を過ぎて感染しても胎児に感染することはありませんから、受けるならごく初期に受けていただいた方が意味があります。妊娠初期の風疹では流産も増えると言われていますから、尚更です。
 当院で不妊治療を受けている方も、希望の方はぜひこの助成金を利用してワクチンをお受けください。詳しいことは4月になったら発表されるようですから、市のホームページや広報に注目していてください。

子宮頚がん予防ワクチンの副作用

子宮頚がん予防のワクチン、サーバリックスによっておきたと思われる麻痺症状で、通学不可能となっていた子がいたというニュースがとびこんできました。
がんの予防効果70%なのに、副作用にあたってしまったら、と考えると、注射に二の足を踏む親御さんも多くなるのでは、と思われます。
メーカーの方では因果関係は不明としていますが、サーバリックスにもガーダシルにもワクチン接種後の死亡例があるのも事実です。しかし、それは何百万人分の1の確率です。
どんな薬でも有害事象というのは低い確率ながら存在します(ニコチン依存症の薬チャンピックスでの自殺例も何百万人分の1の確率で、メーカーは因果関係不明と判定。)今話題になっていて心配な人も多い、風疹ワクチンについても、重症の副作用が何百万に一つくらいの確率では、起こりえます。

大人になったら子宮頸がん検診を毎年きちんと受けさせるし、避妊のこともかねて性病予防もかねてしっかりコンドームの使用も教育する(HPVもある程度これで予防されるはずです)。だから、うちはワクチンは受けさせない、という家庭もあってもいいのだと思います。

もちろん、私は産婦人科医として特に元婦人科腫瘍専門医で、若くして亡くなった子宮頚がんの方を多く看取ってきた者として、ワクチンの普及には大賛成なのです。しかし、みんながうつからうつ、というのではなく、いろいろ個人個人がよく考えて選択してほしいと思います。何百万人に一人の確率でも、起こってしまった人にはそれが100%で、すべてなのですから。

5周年迎えました

 先日3月3日に、当院も無事5周年を迎えることができました。
 なぜ、こんなに患者さんが来ないのだろうと嘆いていた開院当初からは考えられないくらい、現在では皆さんに認知して頂き、最近では忙しさでつい無愛想になりがちな自分を反省しております。
 いままで支えていただいた患者さんや職員の皆さんに感謝しつつ、マンネリにならないよう、新しい挑戦をし続けていきたいと思っています。
 これからもよろしくお願い申し上げます。
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