レディースクリニックマリアヴィラ ダイアリー

東京都東大和市 多摩都市モノレール上北台駅すぐのレディースクリニックマリアヴィラから クリニックの日常やお役立ち医学情報などを発信していきます

2016年04月

日本産婦人科学会

木曜日から有楽町の東京国際フォーラムで日本産婦人科学会が行われています。震災の大変な時に何を、と思われる方もあるかもしれませんが、学会として寄付や派遣など何かあると思いますので、自分として出来る範囲での協力をしてこようと思います。
個人的な興味としては、萎縮性腟炎のレーザー治療が気になりますので器械をよく見て来ようかと考えております。
診療に関しては学会に伴う休診日などはありません。連休中も暦通りに診療します。よろしくお願いします。

エコノミークラス症候群

熊本地震で、避難中の車中泊でエコノミークラス症候群で亡くなる方が多数出ています。
 
血栓症による肺梗塞が直接死因ですが、やはり女性に多いのです。女性はトイレに行きにくいため水分を控えてしまいがちで、どうしても脱水になります。その上狭い車の中で足を動かさないでじっとしているわけですから、かなりのリスク因子です。

ピルによる血栓症の予防にもやはり脱水に気をつけましょうとは、いつも言っていますが、熊本地震で避難中の女性たちの中にもピル内服中の方もいらっしゃるでしょうから、くれぐれも気をつけていただきたいものです。

そして避難所やトイレの整備などハードの面での対策を、車中泊を減らすためにも早急にお願いしたいと思います。客船を用意するとかテレビで見ましたが、どうなったのでしょう。

熊本地震

  熊本では大きな地震の後、余震が頻繁に起きています。今も避難所で大変不安な夜をお過ごしの方も多いと思います。
  心よりお見舞い申し上げます。

  さて今回の地震は、 断層がズレた直下型で火山活動とは関係がないとのことですが、それにしては余震が頻発していますね。

   そして、断層と言えば我らが立川断層もあります。私の実家近くにも琵琶湖断層があり滋賀県も大地震の危険性が言われていました。

   現在、大変怖い思いをされている皆様のことは、決して他人事ではないはずです。日本中どこに居ても地震の起きない場所はないのでしょう。

  昔活動していたボーイスカウトの合言葉、キャッチフレーズは、「備えよ常に」でした。私達も備えましょう。

  最後にお亡くなりになられた30数人の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げ、本日のブログを終わらせていただきます。

精神科医になれなかった理由

 精神分析やカウンセリングなどの勉強をしていて、いっぱしの心理学オタクだった青年が、なぜ精神科医にならず、なれず、産婦人科医を志したかの話を書きます。

  月9ドラマの話からの流れですから、その文脈に沿って書くと、結論から言うと、患者さんからの転移感情に耐えられなさそうだったから、です。

  同じ解説の繰り返しですが、心理学用語の転移とはクライアントがカウンセラーや医師に対して、自分の人生の中で満たされなかった思いを向けることを言います。
  ですので、他人の人生の重みを背負わなければいけない様な怖さを感じ、逃げてしまったのです。
   そのとき感じたのは、自分が心理学や精神分析を学んだのは学問的興味というよりは自分の悩みや不安を解消するための自己治療としてそれを求めていただけだったから、他人を治療したかった訳ではなかったのだと。自分が救われたかっただけなんだ、ということでした。それをはっきり自覚して、キッパリ方向転換を考えました。
  その後も、精神科医になった同級生何人かと時々話をしますが、彼らがそんなに患者さんからの転移の重みで弱音を吐いているかというと、そんな話は聞いたことがありません。やはり薬物治療が中心になっていて、良く効く薬があるのです。私が想像していた精神科医療はカウンセリングなどの心理療法が中心でしたが、心理療法士の方もいらっしゃるので医師の役割はもう少し別のところにあるようです。(もちろんあまり薬を使わないウツの治療などを行っている後輩の先生もいらっしゃる様なので一概には言えないかも知れませんが)
  で、ドラマの話に戻ると、カウンセラーの方は心理療法が中心ですから、クライアントからの転移感情を受け止め、その人が卒業を迎える時まで長く関わっていかなければいけないのだと思います。大変なお仕事だと思います。しかし治療者も自分の人生の問題を抱えているかも知れませんから、クライアントが救われる事で自分が救われる部分もあるのかも知れませんね。
  さて産婦人科医になった男は、今は産婦人科医師不足の時代の影響もあり忙しく働いており、甘っちょろい青年期の悩みなど無かったかのようです。それはそれで幸せな人生なのだと思います。

月9ドラマ

  昨日はドラマのことを書いてみたところ、久しぶりの更新だったこともあってか過去最高の閲覧人数でした。医学の記事でそうならないといけないのに、すみません。
  しかし、カウンセラーとクライアントの関係性から始まる物語なので、昔心理学研究会というクラブ活動をしていて、一時は精神科医になりたかった自分の過去も振り返りつつ、ちょっとだけ医学的というか心理学的な話を付け加えてみたいなと思います。
  親子ほど歳の差のある恋愛、カウンセリングの場では、起こりがちです。恋愛という表現よりは心理学的には、「転移」と言います。英語ではtransferenceだったと思います。ガンの転移などとは違い、クライアントがかつて親子関係などで満たされなかった思いをカウンセラーに向けることを言います。ですから、好きになるような気持ちの反対の憎悪を向けることもあり、これは陰性転移と呼ばれます。恋愛感情や依存感情などは陽性転移です。
  もちろんカウンセリングルーム内で起こることはリアルな人間関係ではなく、擬似体験ですから、そこを通して成長したクライアントがやがてそこから卒業して一人立ちして行き、現実社会でリアルな人間関係を自分の力で創りあげていく事が出来るようになる、のがゴール、です。
  今後のドラマの展開で、そんな専門用語が出てくるかどうかはわかりませんし、そこまで分析されてしまうと元も子もない気持ちもします。
  しかし考えてみたら、現実の人間関係も全て依存や転移感情のないものなどありません。親子や家族は共依存でしょうし、普通の同じ年代同士の恋愛だって依存の典型です。心理学的な意味での健全で自立した人なんて、もしかしたらどこを探してもなかなかお目にかかれないかもしれないのです。そうしたリアルな人間関係の中で依存し依存され、卒業してまた新たな依存対象を見つける。人生なんてそれだけ、それの繰り返しかも知れません。
  少しそうした心理学の予備知識を持ち込みつつ、また立川南口がどこかのシーンで出て来ないかと思いながら見たら、月9ドラマは面白いかも知れませんね。

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