タイコたたきの日々

2005年04月12日17:45

カテゴリ: 留学

手続き

実家に居る間に候補で待っていた家に入らせて頂く段取りにしていました。これで最初に落ち着く所も決まっているし、あとはビザなど滞在の為の役所めぐりを頑張って数日中にするだけ～と思い、フライブルグへ戻ってきました。

私が戻ってきてから入居できるまで予め４日ほど間があったのでその間Mちゃんのお家に滞在させてもらうことになっており、その間Mちゃんに手伝ってもらいながら（本当にお世話になりました！！感謝です）

①住民登録
②銀行口座開設
③健康保険加入
④学籍登録
⑤ビザ申請
⑥固定電話契約

の手続きをしたのでした。　①～③は何とか自分で。ドイツ語で説明受けても全くわからない・・・・どこどこへ行ってお金を払ってどうのこうの～。って。自分からの質問は身振り手振り、つたない英語で。
必要書類さえ揃えて行けば担当の人が書き込みなどはやってくれたのでした。

⑤は用紙を予め前の住居人が貰ってきてくれていたので、書き込みをMちゃんに手伝ってもらいました。彼女が申請した１年前とも用紙が変わっていて、質問事項も微妙に変わっていたので。

役所へ行くと、アルファベット順に（例えばA～F、G～K）といった具合で担当の部屋が分かれており、その部屋の前で（込んでいるときはずらーっと人が）並んで待ちます。時には順番がわからなくなるので誰が最後かを聞いて。
私が申請に行った日はちょうど担当官が休みで、別の部屋に振り替えになっていました。順番を待ち、少し緊張しながら申請用紙を出し、あれだして、これだして、という具合に次々進んでいき、

『じゃ、これを上のKasse（支払い所）で払ってきて、学校へ行ってまた戻ってきなさい』
と言って仮ビザ（観光ビザ証明）をしてくれました。

なんだかよくわからず、だったのですがMちゃんに手伝ってもらい学校の学生課の様な所でBesheinigung（証明書）を貰って、その日中に同じ担当官の部屋へ。

『へぇもう来たの。早いね』

だって。え？今日中じゃなかったの？？

・・・後から知った。観光ビザ期間内でよかったのだそうな。
ま、嫌なことは早めに済ましておいた方が良いし。

また学校へ正式学生ビザを貰ったことを見せに行かなくてはならないし。
お役所関係って難しい～！

2005年04月12日02:37

カテゴリ: 留学

日本で

日本へはドイツを発ち他国を周ってからちょうど１週間後に帰ってきました。

帰路の機内で実は試験前、真剣に大学の卒業試験の冊子を読んでいなかったのでそれをあくせく訳しながら読んだり、留学の為の準備本という物があるのでそれを読みながら必要書類やしなければならないことの書き出しなどをしていました。

大学から正式な合格証明書が届くまで１週間。
学籍登録を３月の末指定日にしなくてはならず、その前に住民登録、ビザ申請、銀行口座開設、健康保険加入をしなくてはならない、と書かれてありました。

まず総領事館のHPを検索し、ビザ申請に必要な書類をプリントアウト。ビザの申請書、実はフライブルクで出そうと準備をしていたら用紙が変わっていたので、『申請書の日本語対訳』は貰っておくべきものだな、と感じました。

あとはドイツでの連絡先を知り合いにだーっとお知らせしたり、家族写真を撮ったり、食品をどっさりと買ってきたり、勉強に必要なものを揃えたり、としていたらあっという間に期間が過ぎていきました。

2005年04月10日03:26

カテゴリ: 留学

合格後

受験合格の後、早速家探しを始めました。
私は受験の後デンマークへ回り、一旦日本へ帰る予定になっていたので出来ることならドイツ滞在期間中に決めたかったのです。

フライブルクは総合大学と音楽大学があり「学生の街」と呼ばれているほど学生が多いらしく、住居探しは大変だ常々聞いていたのでここから出て行く学生の後を狙って家探しをしました。とはいってもドイツ語も出来ない私なので日本人で出て行く人をターゲットにしたのでした。
幸いなことにフライブルク市は愛媛県松山市と友好都市関係を結んでおり、街のInfomation にその名も『松山』インフォメーションがあります。そこで住居探しています！の張り紙をさせてもらったり、次の人を探しています、という張り紙をみて電話し、部屋を見せてもらったりしました。

（ドイツでは入居者が数ヶ月前に大家さんに家を出る旨を伝えなくてはならず、その間家賃を支払い続けなくてはいけません。ですがすぐ次の入居者が見つかっていれば自分は払い続ける必要はないので、みんな次の入居者を探すのだそうです。）

残念ながら私の入試日が遅かったりした関係もあり、なかなか見つからなかったのですが一箇所、1番目の候補者が迷っていてまだ返事待ちをしている、という人の所に2番目の候補者という事で予約（？）をして、フライブルクを去りました。

飛行機に乗り込む直前に今の入居者からTel.があり私が1番目の候補者に繰り上がったとの連絡を受け、デンマークへ発ちました。

2005年03月18日23:50

カテゴリ: ドイツ; 留学

受験

試験日４日前の夜にフライブルクへ到着。
その日はお世話になるAちゃんのおうちでパーティーがあり、最後の方から参加させて貰いました。お寿司に酢の物に、デザートまで！おいしかった～♪
パーティーの後は映画館に行ってドキュメント映画（モンゴル音楽祭のドキュメントでした）を見、就寝。

３日前。
朝から音大で練習させて貰い（打楽器の受験は小太鼓、ティンパニ、マリンバは必須。私はあと１曲マルチ・パーカッションを演奏しました）お昼までは集中集中。打楽器の部屋数・楽器が限られており、なおかつ打楽器の練習室には全て鍵がかかっているのでAちゃんに本当にお世話になりました。ありがとうございました！
そして昼は学生が練習に来るだろう、と一旦休憩。その間にフライブルクからお引っ越し（留学を終え、帰国される方）の手伝いを。これがまた大変だった…。やんちゃ盛りの男の子二人、旦那さんの楽器が二つ、奥様の楽器、あとスーツケースが二つ。Aちゃんとふぅふぅ言いながらICE（新幹線）に荷物を乗せ、お見送りしました。
そして夕方からまた大学へ戻って練習。

２日前。
この日も朝から練習。…と自分の練習が出来るのは良いのだが他の受験生が見あたらない。。。
まさか私だけ…？え～まさかなぁ…なんて思いながら、その日も昼から休憩、夕方からまた練習に向かい、夜は日本人音楽留学生宴会に顔を出させて貰いました。ここでいろんな人と知り合えました。

前日。
朝からまた練習。すると金髪の可愛らしい女の子が。（現在の学生は男の子ばかり、女の子はAちゃんだけでした）
「あなた受験生？練習したいのだけど学生誰かどこにいるのか教えて（英語で）」でした。　あ～よかった。私に来た通知、間違ってなかったんだ！と思ったのが最初…（笑）　ほんとはライバルなんだけどその時は妙に親近感を覚えたのでした。　そうして練習の合間に少しだけお互いの話をし、その日は私は今までの疲れが（やっと？）出てきたので早めに帰って就寝。

試験当日。
この日も朝から音大へ。とりあえず空いてる楽器をさらうしかないっとやり出したものの、うまく仕上がらないので少し長めに練習。そして次の楽器をやろうとすると誰かが練習しているので予定が狂う狂う。受験生の場合は「何時まで練習する？」と言ってお互いに時間を譲り合いながら練習をしていました。
　そんなことをしていたらあっという間にお昼。お昼ご飯でも食べてうまく気持ちを切り替えなきゃ…！と　皆の休憩場所にもなっているラウンジへ上がってみると　AちゃんとチェロのMちゃん（実は友達の友達でした）が。
二人と音大の近くに最近出来たという　韓国料理屋さんへ行きました。そういえば前日のお昼にも食べたんだけどパワーが出る、と思って　ビビンバを注文。コチュジャンで元気を出し、１５時からの試験に備えました～。

大学へ戻ったのが１４時頃。その頃にはもう一人他の受験生が来ていて練習してました。そして試験準備のために１４時半頃から皆で楽器を学校にあるコンサートホールへ運び出し。　受験生合計５人と学生の皆も手伝ってくれ、ステージいっぱいに楽器が並びました。
並び終わった所で出欠を取られ、演奏順が告げられました。私は２番目。
『２０分後に来るように』
と言われたので１５分前には行って待っていたのですが…終わらない。あれー？私の思い違いかなぁ～？　１５分経過。…でも終わらない。
１番目の受験生は副科ピアノの試験や聴音の試験もしている様子。
１０分経過。　私の次の受験生が舞台裏へやって来て『まだやってるのー？？』とあきれ顔で控え場へ帰っていく始末。

そうして４５分待たされ、やっと自分の演奏となりました。
始めにあわてて自分で書いておいたレパートリー（プログラム）と楽譜のコピーを提出し、『ではこれを演奏して』と指示される楽器を演奏。
小太鼓、そしてティンパニ、マリンバ、マルチの順。
前半思うように演奏出来ず、こんなことじゃダメだと思い、後半はとりあえず自分らしい演奏をきちんとやらなきゃ！と開き直って演奏しました。

そうして全員の演奏が終わり審査員（打楽器科の先生たち）の話し合いを経て、その場に待っていた受験生一人一人に結果が伝えられました。
あの緊張感は忘れられません。

合格！！

合格者は一人。ここで勉強できるチャンスをもらえたのでした。

2005年03月16日01:47

カテゴリ: 日本; 留学

準備期間

そんなこんなで９月にデビューリサイタルを開催。
終了まではリサイタルにかかりっきりで留学準備など全然していなかった…。終わって、しばらく（ホントは大分）経ってからやっと重い腰を上げました。願書の〆切が迫ってきたから…。

まず大学のHPを開き、辞書を引き引き（何となく当てずっぽで）願書のページにたどり着いてそれをプリントアウトし、必要書類を揃えて銀行へ行って…。
必要書類は確か、大学（高校）の卒業証明書、成績証明書（英文でも可だけど認証独訳が必要）、受験料振り込み書、などなど。

それまで海外送金などやったことがなく…え。どないすれば良いの？？
私はとりあえずその場で外国為替を取り扱っている銀行へ行きました。銀行によっては手続きに日数がかかるけれど、私は１時間ほどで済ませる事が出来ました。（後に、送金手続き料は郵便局の方が安いって情報が…。なんだーそうだったのか…！？）

そうして願書に書き込み、写真を貼って、EMS（国際速達郵便・1,500円だった）で提出しました。EMSは早くて２～３日、混雑時で一週間ほどだそう。
空いている時期なら普通国際郵便でだして５日ほどらしいですけど。

11月末に送ってなかなか返事が来ず、『間に合わなかったのかなぁ～・ていうかどないなんよ～！』とやきもきしていましたが1月始めにやっと封書が！

｛願書を受理しました｝
｛これこれが足りないので1月末までに提出して下さい｝
｛受験用Visaを取って来るように｝
｛試験日は２週間前頃に通知する｝

って書類でした。ほ、よかった、一応受理はして貰えたんや～。でも、これこれって何…？？？めんどくさい。。。もう独語なんてイヤや…。やりたくない…。それより試験日程まだ決まってないの～？航空券とれへんやん～。
とまぁ逃げまくっておりました。

Visaは総領事館に電話で問い合わせしたところ、日本人は３ヶ月までは観光Visaで入国できる。長期（３ヶ月以上）の滞在ならば（受験をしてそのまま現地に住む、など）現地の外人局で滞在申請をする、ことなどを教えてくれました。因みに申請に必要な書類は総領事館のHPでダウンロード・プリントアウト出来ます。

試験日はホントに２週間前強まで来なかった。こんなもんなんでしょう、きっと。そして、私は大学で試験前に練習させて貰えるはずだとは聞いていたのですが、試験要項の中から事前練習の日程に関する項がなぜか見つけられずメールで問い合わせ（英語で文書書いたら、独語で返事が来た…。当たり前か
ドイツで勉強したいんだろって話だもの）　やっと試験日程の４日前に着く便を取ったのでした。