☆十二国記新刊 白銀の墟 玄の月 初読時につけた付箋を元に、初読時の想いを振り返っています☆

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P357 終焉――なのか?と思ってしまう。ここまで手が無いと強調されると。それでももし手があるとすれば、使令が帰ってくることだろうか。ここまで驍宗さまを生き永らえさせた天が、何か加護をくれるのではないだろうか。

二十四章に入る前に、でっかい付箋を貼りつけてそう書いてあった。
ネットに書いてたあらすじに、「戴国の運命は終焉か開幕か」ってあって(4巻の裏表紙のやつね)、「いやそりゃ開幕でしょうよ」と思ってたんですけど、ここに来て「え?終焉なの??」って動揺している。
泰麒に使令が帰ってくる、驍宗さまに何某か奇蹟が起こる。そんな取ってつけたような好運展開はちょっと違うよね…?でももうそういうの無いと無理じゃない…?って迷ってる。


P370 驍宗さまつらいです。まりぬんもここにいたいです。

付箋見て笑った。ここにいたいらしいです。霜元と静之と共にいたい。
今笑ってるけど、ちゃんと読み直したらやっぱりここにいたいのかもしれない。

臆することなく、恥じる様子無く、淡々とした驍宗さまがかっこいい。


P372 手に汗かいてた 本を読んでこれははじめてだと思う

汗腺が死んでることで有名なので、自分の掌が汗に濡れててびっくりしました。
そのなごりで4巻の裏表紙が今でも撓んだままです。


P374 托飛山 驕王のお墓だ!

ここ「たくひさん」って振り仮名なんですよね。風海の戴史乍書では「たっぴさん」だったよ。ずっとそう呼んでたのに。
阿選殿、場所に托飛山を選んだことに何か思い入れは?(無さそう)


付箋付けてなかったんだけど、ここ……P375……
巌趙の「……お前はこれで満足か?」が、私読後もすごく心に残っていて。
巌趙は何をどこまで理解してて、何を思っていて、琅燦の隣にいてこれを言ったんだろう……?
もう巌趙諦めてるじゃん……?
なんとかしてやろうとか、飛び出して行って驍宗さまと死のうとか、そういう志無いよね……?
師帥四人衆の中で、巌趙が一番そういうのしそうで、霜元が一番しなさそうだと思ってたのにな……
驍宗さまの身内とも言っても過言ではない巌趙と琅燦って、結局どういうくくりなの……


P376 泰麒は先に気付いた 転変…!転変できますか…!?

驍宗さまが入ってくるよりも先に気付いてるじゃないですかこれはつまりそういうことうわあぁぁぁぁぁっぁぁああああああぁぁぁぁ…!!!!!!!!!だよね!?!?!?!?!?!?!?!?


P377 台輔すごい

すごい、すごい、すごい。
麒麟が人を刺した。それも、その兵卒自身はきっと悪い人ではない。その人を、刺した。
驍宗さまのために。


―なんかもう怒涛過ぎて、多分読み直したら言いたいこといっぱいあるんだけどこの間は付箋付けてる場合じゃなかったし、今もあえて読み直して無い。二周目でちゃんと読む!!!!


P388 倒れたとき角もなおったのね。

どこかの時点で角が直っていて、それを周囲に隠していた。泰麒すごい。えらい。すごい。(語彙貧)


P391 ひぃ――――――――――――――!!!!!

驍宗さま泰麒にのったぁぁぁぁぁあぁぁぁ…!!!!!!!!


P393 かっこいい…。

麾下ならば、驍宗は必ず分かる。
かっこいい…。


Pはぁ―――――――――――――――――っ

英章おいしすぎわろた。
先頭に立つのはやはり。やはりって。


P394 「お前にしては」こらこら。先輩ちゃうんか?

英章が霜元に「お前」っていうの意外だった。そういう力関係?
禁軍>瑞州師???
いや、そもそも霜元の方が麾下歴長いっていうのが、黄昏の「英章は麾下の中で最も若い」を私が勝手に一番新入りだと思ってるだけだけど????

え、英章先輩…?ちょっとまだそれは受け止めきれない…
驍宗さまの家の末っ子のえいしょでしょ…?
あ、あれか、末っ子で甘やかされてるからこんなに不遜なのか。霜元お兄ちゃんが優しいから「お前」とか言えちゃうんだ。OKOK。


P394 きた――――――
――――――――――――――――!!!!!!

朗らかな笑みを浮かべる臥信んんんんんん…!!!!!
おそいよー溜めすぎだよー
一時はまじで短編集待ちかと思ったぁ!!!!!


P398 臥信藍州かぁ 兵四千 英章は馬州に兵七千

霜元が高卓に六千で。
それぞれの状況があるし単純に比べられるものでは無いんだけど、やっぱり禁軍将軍に選ばれるだけあって英章が一番できる子っぽい設定だなぁって思いました。


P398 この臥信と阿選の交錯いいなぁ

この演出何…?
臥信と阿選の台詞が交錯するの何…?
右将軍対決なの…?(?)

すっごくおいしいとこもらうじゃん臥信!!!!!!!

でさぁ、こうして並べられるとさっきまで強大な存在だった阿選が急に小さく見えて、戸惑う。
驍宗さま側から見れば痛快な演出なのかもしれないけど、私の心は阿選の側に残っているので、戸惑う。


P399 去思!!!!

臥信に会ってたの…よかった…
(去思と項梁のことちょっと忘れてた…)


P404 うおおおお…!!!!! ここで付箋崩御

二十四章の終わりと共に付箋が終わった。

付箋付けてなかったけど、琅燦が計都に乗って来て、消えた……
最初、巌趙が計都連れてきたのかと思った。

琅燦……計都に乗って城を出奔した……?
これからどうするの?このまま消えるの??
私は、個人的には、それなりの償いをしてほしいんだけど……?
償うことなんてないの?黄朱だから??人とは考え方が違うから、罪では無いの???
それは納得いかない……私は……

なんて思ってたら、泰麒が琅燦は敵では無いって言ってる……
玄管はやっぱり琅燦でいいの?
琅燦が本当に敵じゃないなら、なんでどうしてこうなったのか読み返さないと分からない。読み返しても分からないかも。
だってそもそも琅燦が阿選を……


王旗と麒麟旗が共に揚がるのは、とても熱いですね。
(ページ数も残り少ないし)もう大丈夫でしょう。


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とあるフォロワーさんが、新刊を読み終わった私(驍宗さまもんぺ)は祝福モードだろうと思っていらしたらしいのをついーとで見たんですけど(いえーい☆Sさん見てる~?)。

こらこら、どこ情報ですかそれ。
今こうして二十四章まで振り返っても、私全然高揚してない。
嬉しく無いと言ったら嘘だけど、嬉しいの前に立ちはだかるものが多すぎて戸惑いが勝ってる。これを書いている今も、まだ一回もおめでとうって思って無いです。

これから阿選がどうなるのか(どのように死を迎えるのか)の方が気にかかるし、死んでしまった人たちのことの方が気にかかる。病んでいる人たちのことも忘れられない。
驍宗さまと泰麒を祝福したり、大好きな驍宗麾下たちの新たな一面を楽しむのは、それらに整理を付けてからでないと無理かもしれない。