華道家 平間磨理夫 オフィシャルブログ

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花陶実験室 in 洗足

ブログネタ
日本伝統文化 に参加中!

BARBER 大野いよいよ花陶実験室 in 洗足が開催されます。

一日だけの展覧会ですので、

どうぞお見逃しなく!

時間は10〜22時となっています。

18時からは、南 阿豆さんによる舞踏もありますので、

時間を見つけて、ぜひともご高覧下さい。

場所は洗足から徒歩5分程度の場所です。

 

以下ご案内より。

  花陶実験室 in 洗足 ―水とは如何に必要か―

 この度は展覧会に足をお運び頂き、誠にありがとうございます。この花陶実験室では、現在のいけばなにおいて、当然とされていること、または認識されていないこと、いけるということが、型や流派ありきになってしまい、花本来の呼吸を捕まえられないといういけばなの現状を、否定的媒体と捉えることによって、新たな問題提起や再認識、思考の必要性を訴える場にするべく活動したいと思います。文化としてのいけばな、独立したものではない共場主義のいけばなを、共に考えていきましょう。今回は花と陶の他にも、出会いがもたらすであろう予期せぬ花が出現することを願い、舞踏と太鼓、そして照明の三方にも協力していただきました。

 今回のテーマは「水とは如何に必要か」です。器になぜ水を入れるのか?勿論、空間に室礼われた花は、ある一定の時間生きなければなりません。しかし今回は、その側面からではなく、水分を十分にたたえた存在である花・瞬間を切り取られることで存在する花に焦点を絞り、問題を提起できればと思います。

 10世紀末には枕草子において、「匂欄のもとにあおき大きなる瓶をすゑて、桜のいみじうおもしろき五尺ばかりなるを、いと多くさしたれば、匂欄の外まで咲きこぼれたる」(23)という表記がありますが、さてこの瓶には何が入っていたのでしょうか。同じ時代には、前栽合わせ1(この後も島台2へと変化していきます)という、上記と同じく室内から鑑賞するもので、砂で留めていた事実が残るいけばなの源流が垣間見られます。時代が進み16世紀になっても、前田利家邸での立花において「池坊一代の出来物」と賞賛された花は、「砂の物」3といって、水を張ることのない花がいけられていたという事実が続きます。水であれ砂であれ、植物を留めるためだけに存在していたとすれば、元から水をたたえた植物には何も必要がないのかもしれません。このように水を張ることなく花がいけられていた事実を拾うだけでも、花をいける際、当然のようにしていた水を張るという行為を否定したくなるのは、私だけではないはずです。

 今回の試みは、あえて水を張った島台を舞台にし、そこに本来いけることから離れた陶芸家に、植物ではなく自身の器をいけて頂きました。その投げ掛けられた問題に、私が、水も砂も張られていない器という大地に、植物の瑞々しさ(生々しさ)を如何に表現するのか、そしてこの思い出の詰まった場所での鎮魂の想いを、どう踊ることで昇華させていくのか、会が開かれることでしかその答は見えません。どうぞご高覧下さい。

                花陶実験室主宰 平間 磨理夫

 

1・・潅木と草花を植えた植え込みで、坪庭的なもの

2・・下に台をつけ、中に白砂を引いて季節の植物を植え込んだもの

3・・大きな盆に砂を張り、その上に花を立てたもの

以上、宜しくお願い致します。

   

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花器 花瓶.COM | 2008年04月16日 02:50

Comment

東京支部のひとり | 2007年12月12日 21:13
こんばんは。

私は小原流会員で以前こちらに投稿させていただいたことがあります。

「型や流派ありきになってしまい、花本来の呼吸を捕まえられないといういけばなの現状を、否定的媒体と捉えることに」

どうなさったのですか?
支部展にも参加なさいませんでしたし、、

研修生の方がこのようなことをおっしゃるのはなにかあったのでは、と思います。

ご活躍の日々はブログで拝見させていただいていますから、「このような人が小原流に出てきた」ととても嬉しく思いましたのに。。

お体をご自愛いただいて、ご活躍の日々をお過ごし下さい。
平間磨理夫 | 2007年12月13日 23:24
>東京支部のひとり さま
こんにちは。
コメントありがとうございました。

ブログをチェックして頂いているとのこと、
まことに恐縮です。

花との関わりにおいて、
日本人が培ってきた感覚から生まれた
「いけばな」という文化に、
自分という眼をみひらいて
対峙していきたいと考えています。

これからも、
ご意見いただければ幸いです。
東京支部のひとり | 2007年12月16日 20:10
こんばんは。

お返事をいただきまして、ありがとうございます。

こちらのコメントを拝見して、
「上の方というのは自分の想像以上の観点からいけばなを考察なさる」
と思いました。


私は、”花が好き”というより、”表現方式が多くある小原流が好き”です。

ですので、平間先生のような”本当の花好き”で、”深く掘り下げてゆく情熱”を持ち合わせてはおらず、
だからこそ、
そんな平間先生がとても羨ましい、
と思います。

以前からのお作品を拝見していても、”水際”の表現が本当に素敵。
ご活躍の日々をお過ごし下さい。

平間磨理夫 | 2007年12月17日 04:59
>東京支部のひとり さま
こんにちは。
返信ありがとうございます。

昨年あたりから、
いけばなの歴史をなぞるにあたり、
小原流以外の流派の花を独自に勉強するようになりました。
そこで改めて気づいたのが、
小原流の守備範囲の広さです。
かたちの数云々ではなく、
表現しようとする世界の広さが、
他を圧倒しているなぁ!と。
それは、懐の深さとも言いかえることができると思います。

表現方法を楽しむというのは、
いけばなの歴史にあって
文化が栄えている時代のよい証拠であり、
楽しみの一つですから、表現方式が
多いことは、何よりの面白さですね。

生意気なことを言ってしまい、
申し訳ありません。
日々精進し、ブログでも何らかの
アプローチを試みながら、
花について考えていきたいと思っていますので、これからも
宜しくお願い致します。

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