橋下市長、原発の守護神である経済産業省の幹部と都内で密会(すり合わせか)
橋下市長が2月に都内で経済産業省幹部と秘密裏に会っていたことがわかりました。
橋下市長が会ったのは経済産業省資源エネルギー庁次長の今井尚哉氏で、橋下市長が上京した折に、都内のホテルで面談をおこなったといいます。
今井氏は再稼働を決定した政府の4大臣会議に経産省事務局の代表として陪席した人物でもあり、さらに橋下氏と今井氏の面談には原発再稼働に積極的な民主党幹部も同席していました。そして橋下氏はこの民主党幹部とも秘密裏に会っていたことが確認されています。

橋下市長はやましいところがなければ、公的な席で今井次長と堂々と会えばよく、橋下市長が関西財界との懇談会で関電会長と対面した際にも、原発再稼働問題には一言も触れなかったことが物語るように、橋下氏には再稼働に反対するスタンスが元々からありません。
橋下氏の「脱原発」は政府による再稼働への拙速な手続きに注文を付ける格好をしただけのパフォーマンスにすぎず、単に世論受けを狙ったものでしかなかったことが明らかになりつつあります。

橋下大阪市長の重大な公約違反「大阪市敬老パス有料化案」が浮かび上がったこと
さて、大阪市では70歳以上の市民、約35万人に大阪市敬老パスが交付されています。
70歳以上の高齢者はこの敬老パスで地下鉄やバスを無料で利用でき、高齢者が買い物や病院に出ていく際の貴重な足の役割を果たしてきました。
橋下市長も昨年の府知事・市長ダブル選挙で「騙されないでください。敬老パスはなくしません」「さらに高齢者にとって便利なものとするために私鉄でも利用できる制度にします」「高齢者・障害者福祉を充実させます」との「大阪維新の会」選挙ビラを新聞に折り込みました。
ところが、橋下市長の肝いりで発足したプロジェクトチームが市民生活にかかわる施策に大ナタをふるうなかで、将来の事業費の増加を理由に敬老パスの有料化(半額負担)が打ち出されたのです。

これには市民の間からも「年寄りが気軽に出歩けるのもパスのおかげとみんな喜んでいたのに…これでは公約違反のだまし討ちだ」と怒りの声が広がっています。
だが、橋下市長は公約のことなどどこ吹く風で「他都市と比べていかにぜいたくな住民サービスになっているか、それは違うとしっかり認識」させると強調しており、高齢者の怒りの声に耳を貸そうとはしません。
その半面で橋下市長は歴代の大阪市政が進めてきた巨大開発は温存しており、淀川左岸線二期工事や夢洲の巨大土地造成などの大型開発は継続させています。
巨大開発などのムダ遣いは温存する一方で市民の暮らし、福祉、教育は破壊し、市民に痛みを押しつける橋下市長の市政改革「試案」は撤回すべきです。

他の改憲勢力には無い異質の危険性をもった橋下「維新の会」について
橋下「維新の会」は改憲勢力の有力な一員ですが、この政治集団には最近、改憲案を発表した自民党やみんなの党などの既成の改憲勢力と比べても決定的に異なる点があります。
それはこの政治集団が口先で改憲を唱えるだけでなく、人権や民主主義を窒息させる憲法違反の政治を実際に実行していることであり、この集団が特に危険視されるべき所以がここにあるのです。
大阪市の全職員を対象とした「思想調査」の強行、府立高校の卒業式の「君が代」斉唱の際に教職員の口元をチェックしたこと、また「教育基本条例」や「職員基本条例」の制定など、そのすべては憲法で保障された思想・信条・良心の自由や教育の自由を土足で蹂躙するものです。
また、「全体の奉仕者」であるべき公務員を橋下氏の「僕」に貶め、彼らの人格を丸ごと支配下におこうとする恐怖政治をおこなっており、橋下氏のこれらの振る舞いは独裁者のそれに他なりません。

橋下「維新の会」は国政進出をねらって「維新八策」を打ち出し、9条改正の国民投票や参議院の廃止など憲法改定の主張を盛り込んでいますが、口先だけではなく現に憲法蹂躙の政治を実行しているところに他の改憲勢力には無い異質の危険があるように思います。