◎またまた杜撰な銚子市立病院事業再生機構に青天井の赤字補填か!
銚子市議会10月臨時会が開催されました。議題となったのは市立病院にたいする3億円以上の赤字補填を含む補正予算案でしたが、今回も赤字補填が問題となった昨年の12月議会に続いて12対8の反対多数で否決となりました。
この背景には指定管理者である銚子市立病院事業再生機構のずさんな経営があります。再生機構は5年間で20億円を銚子市から受け取り、5年後に黒字病院にする契約で指定管理者となった組織です。
ところがすでに2年あまりで20億円以上の市民の税金を使っていながら、赤字が増大する一方なのです。赤字額は契約では5年間で3億9千万円であるにもかかわらず、すでに11億8千万円もの赤字を計上してしまいました。このツケはすべて銚子市民の肩にかかってくるのです。
本来ならば、再生機構の実質的な最高責任者である副理事長の田中肇氏がこの事態に責任を負って経営改善のために骨身をくだいて奮闘すべきです。ところが氏は臨時議会初日に辞表を提出し、卑怯にも多額の報酬と給料を持ち逃げしたのです。

こうした放漫経営と不透明な再生機構の体質を許した野平市長はその責任が問われるべきですが、市長はまたもや議会の議決を無視し市長の職権で赤字補填を実施しようとしています。
筆者は外来患者などが月6千人を超えた市立病院の現状を評価するのに人後に落ちませんが、この銚子市立病院に巣食う暗部にメスを入れなければ持続可能性の点でますます困難を抱え込むものと思っています。
だから、来年の市長選挙では野平氏を解任し、新市長のもとで市立病院の抱える闇にメスを入れるべきだと思います。

◎再生機構の副理事長を辞任して逃げた田中肇氏と市長の責任!
10月臨時議会の際に辞表を提出し、高額の報酬と給与を持ち逃げしてしまったのが田中肇氏です。この人物は野平市長の覚えめでたく再生機構の副理事長に就任して以来、豪華客船の就航計画だの、フィンランド製スピーカーの販売だの手広く事業を展開していたことが知られていました。
いやしくも破綻した銚子市立病院の再生に全責任を負う立場だったら、身も心もその全てをこの難事業に捧げるべきであったにもかかわらず、平気で二股、三股をかけ、彼の会社事務所を東京にある再生機構の事務所のすぐそばに移転したことから、あらぬ疑惑までかけられる有様でした。
また、田中肇氏は病院組織内でも専横をふるい、自分のやり方にちょっとでも批判を口にする者には解雇をふくむ徹底した報復をおこないました。こうして二人の病院長が放逐され、病院職場は今でも「壁に耳有り,障子に目あり」の空気が支配しています。また田中氏のこうしたやり方にたいし労組を作り訴訟をおこしている人たちもいます。
このような人物を高度なプロ集団だのと天にも持ち上げて、一貫して擁護し続けた野平市長の任命責任は重大です。放漫経営の放置とともに市長の政治責任が問われます。

追伸
再生機構という組織はなにかと悪い意味で話題になります。今年の3月に突然辞任した二人の理事が月1回、1時間程度の理事会に出席するだけで50万円もの月額報酬を貰っていたり、東京銀座の25坪の事務所を引き払い、秋葉原の2坪の事務所に移転してこれまでの無駄を自ら証明したり、外科の手術の体制も整っていないのに高額年俸で高齢の麻酔科の医師を雇用したりとやっていることがデタラメです。こうしたことを常に許してきた野平市長の指定管理者への監督責任が問われるでしょう。