〇自民党三原じゅん子議員の持ち出した「八紘一宇」について!
自民党の三原じゅん子議員はタックスヘブンを利用した多国籍企業の税金逃れに触れるなかで、突然に「八紘一宇」を持ち出し、「日本が建国以来大切にしてきた価値観」で「世界に誇るお国柄」だと紹介したといいます。だが「八紘一宇」という言葉を歴史的な文脈の中で見ると、日本の侵略と植民地支配の正当化のためのスローガンとして用いられました。日本を「天皇が治める神の国」とし、その日本が世界を治める権利があるというもので、天皇の支配を世界に広げ、その「威光」を輝かそうというものです。すなわち「八紘一宇」とは軍国主義のイデオロギーにほかなりませんでした。三原氏のいうような「助け合い」とは全く無縁なものでした。
〇「核兵器使用の準備」を命じていたプーチン大統領の露骨な大国意識!
ロシアのプーチン大統領が昨年のクリミア併合の際に「核兵器使用の準備をしていた」ことを明らかにしました。米国と並ぶ核兵器大国の最高指導者が自国領土の拡大のためには核兵器の使用も辞さないというのです。この言葉には大国意識丸出しの覇権主義が露骨に現れています。そしてこの発言は被爆国日本の国民にとっては見過ごすことのできないものです。広島市長はすぐに談話を発表し「核兵器廃絶を求める被爆地ヒロシマの願いに背くもので、憤りの念を禁じえない」と抗議しました。ロシアには一日も早い核兵器廃絶に向かって努力するよう強く求めます。
〇労働側がまたも敗北した今春闘とメディア報道について!
ことしの春闘で自動車、電機など金属大手企業の組合側は6,000円のベースアップを要求した。この要求額自体も消費税増税による物価上昇分を加えておらず、満額回答を実現しても実質賃金の回復が見込めない異例の低額要求であった。だが企業側はベア満額に応ぜず、過去最高収益が見込まれるトヨタでさえ4,000円のベースアップにとどまった。これでは物価上昇による実質賃金の低下に歯止めをかけ、経済の好循環を実現する「大幅賃上げ」にはとてもならない。
報道では大手企業の間では、高い水準の賃上げの動きが相次いでいるとするが、これは事実に反すのではないか!
〇「あっても意味はない」という中谷防衛大臣の暴言について!
沖縄県の翁長知事は安倍政権の責任者に何度も面会を求めているが実現しない。丁寧に説明すると言いながら県民を納得させる自信が国側にはないのだろう。中谷防衛大臣にいたっては「(翁長さんは)もう少し沖縄県のことや、日本の安全保障のことを考えてもらいたい」と語り、「より対立を深めるなら会っても意味がない」と述べた。翁長知事は沖縄県のことを考えて「新基地はいらない」と言っている。どちらが沖縄や日本のことを考えているか、会って国民の前で堂々と議論をすればよいと思う。
〇憲法9条と朝ドラ「マッサン」!
NHKの朝ドラ「マッサン」で若者たちが「赤紙」によって戦場に動員される場面が放映された。さらに空襲の日々や、食糧難などもドラマにはあって、いずれも二度と経験したくないものばかりだ。そしてこれはドラマの中のリアリティのない世界の話ではなく、70年前の現実のできごとであった。いま「戦争立法」(集団的自衛権の具体化)によって「海外で戦争する国」づくりが目指されている。これまでの憲法解釈さえひっくり返し、いつでもどこでも、あらゆる形で米国の戦争に加担しようというのである。再び戦争が日常生活の隅々にリアリティを持って入り込む社会にしてはならないだろう。戦後日本の平和な歩みを支えてきた憲法9条を守りたい。