
先日は暇ではないけど唐突にスクラップの雑鉛くずを熔融と言うか融解させてみました。
とりあえず金属の固体の鉛が液体に熔融した動画も撮影してみました。
これです。
自作で金属の鉛屑を熔融(融解)させてみた
http://www.youtube.com/watch?v=c8dWoW3lBKg
動画をシツコク見てれば雑鉛屑の熔ける瞬間が見れるかも知れません。
基本的に鉛と言う金属は融点が低いです。
約327.5度です。
比較的に簡単に溶かす事が可能です。
ここでは鉛の溶かし方がを大よそで説明します。
その前に鉛と言う金属の説明をさせてください。
鉛とは?
鉛(なまり、英: lead、羅: plumbum、独: blei)とは、典型元素の中の金属元素に分類される、原子番号が82番の元素である。
なお、元素記号は Pb である。
鉛の現在の用途は、鉛蓄電池の電極、金属の快削性向上のための合金成分、鉛ガラス(光学レンズやクリスタルガラス)、美術工芸品(例えばステンドグラスの縁)、防音・制振シート、銃弾、電子材料(チタン酸鉛)などである。
また、金属の中では比較的比重が大きいので放射線遮蔽材として鉛ガラスや鉛シートなどの形で用いられる。
例えば核戦争を想定した戦車の内壁や、X線撮影施設の窓ガラス、ブラウン管用ガラスには鉛が含まれている。
また、釣りなどで用いられるおもり(シンカー)の材料としても鉛は用いられている。
しかし毒性もあります。
鉛中毒は有名ですよね。
鉛中毒とは?
鉛中毒(なまりちゅうどく、英: lead poisoning)は、鉛の摂取を原因とする重金属中毒。
かつては鉛毒(えんどく)とも言った。
鉛は食物にもごく微量が含まれており、日常的に摂取されている。
そのような自然由来の鉛では急性の中毒症状を起こす量を摂取することはないが、鉛に汚染された食品を摂取しつづけた場合は体内に蓄積され健康に影響を及ぼす。
また、鉛の有機化合物(テトラエチル鉛等)は細胞膜を通して摂取されるため容易に中毒症状を起こす。
とりあえず鉛を熔かす前に色々と準備が必要です。
まずは保護メガネなどが必要です。
固体の鉛が液体の鉛となるので目に入ると熱いです。
あとはただ鉛を熔かすだけじゃ面白くないので自作のインゴットを製作してみました。
熔かした鉛を入れる容器と言うか型が必要になる。
俺はゴミから出てきたアルミニウム製の謎の容器を用意しました。
何に使う容器なのか全く分からないのですが。
あとは熔けた鉛をすくう柄杓(ひしゃく)が必要です。
俺は適当に100円ショップで柄杓を買ってきました。
あとは俺が熔かす鉛はスクラップの雑鉛屑なので熔かした後に不純物を除去しなければならない。
俺は適当に100円ショップで穴がいくつか空いてる柄杓(柄杓)を買ってきました。
雑鉛屑を熔かすと不純物は浮き上がるので穴の開いた柄杓で不純物のみすくい上げられます。
綺麗な熔けた鉛は柄杓の穴から自然と流れ落ちますから。
ある程度は動画を見れば俺が言ってる材料が何なのか分かると思うのですが。。。。
とりあえず鉛を熔かすのにかなりの熱量が必要です。
木質廃材を焼却して熱を発生させよう。
会社に木質廃材の廃コンパネ屑があったので電動丸ノコで細長く切断して燃料へ加工しました。
あとは1番ですが重要な事ですが鉛を用意しなければならない。
鉛に関しては会社にあった雑鉛屑を使わせてもらいました。
理屈では地面で廃材を燃やして火を出して火の上に鉛が入った何らかの容器を置いて熱せれば鉛は熔ける。
アルミニウム製の鍋で熔かそうとしたらアルミニウム製の鍋が熱に耐えられず変形し始めたので止めた。
スチール製の一斗缶の中で鉛を熔かしました。
鉛が熔けると不純物が浮き上がるので不純物は穴の開いた柄杓で綺麗に除去します。
あとは熔けた鉛を柄杓ですくい上げ型と言うか容器に流し込み冷めたら逆さまにすれば取り出せます。
そう言えば鉛は半田にも含まれてる金属です。
半田とは?
はんだ(半田、盤陀、英語:solder)とは、はんだ付けに利用される鉛とスズを主成分とした合金である。
金属同士を接合したり、電子回路で、電子部品をプリント基板に固定するために使われる。
鉛は銅と言う金属には相性が良い。
あるいは銅の合金の砲金(青銅)や真鍮(黄銅)などなど。
たぶん銅の容器や銅の合金の容器だと鉛がへばり付いてしまうと思います。
インゴットを製作する場合は鉄製の容器やアルミニウム製の容器が良いんじゃないのかな。
あるいはステンレスなどもたぶん行けるんじゃないかと思います。
300系でも400系でもたぶん大丈夫なんじゃないかと。