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2005年06月25日

フェラーリの革新的タイヤヒーター

フェラーリが予選で遅いのはアタック前の1周ではブリヂストンタイヤに十分な熱が発生しないためというのは、周知の事実。ここに来てフェラーリの予選順位が上がっているのは、タイヤ規約外的な新しいタイヤヒーターを使用しているからではないかと記事は書いています。フェラーリじゃなきゃ認められない何時ものパターンかも。

注目を集めるフェラーリのタイヤヒーター
FERRARI TYRE HEATERS RAISE EYEBROWS :ITV
フェラーリが開発した革新的技術器具がF1規約の新たな物議をかもし出すかもしれない。

オートスポーツ・アトラスのウェブサイトが、フェラーリチームは、最近のグランプリでは予選でのペースを上げるために(通常のタイヤブランケットではなく)特製のホィール加熱ボックスを使用していると報じている。

フェラーリは、シーズン初頭のレースではシングルラップの予選で苦労したため、モナコGPからこれら装置を使っているようだ。この弱点の主な原因は、ブリヂストンタイヤに十分な熱を発生させられないことである。

最近の予選では著しくパフォーマンスが向上しており、ミハエル・シューマッハはモントリオールでは2位、インディアナポリスでは5位のグリッドを獲得している。

この装置は、湾曲した金属製ボックスで、タイヤとホイールリムを加熱する。ケーシングの内部は、通常のタイヤブランケットで使用されているのと同じ電気加熱装置から構成されていると思われる。

そのため、FIAはこの装置がF1の競技規約75F条に違反しないことに満足しているらしい。57F条は「唯一許可される種類のタイヤ加熱装置は、抵抗加熱装置を利用するブランケットである」というもの。

しかし、一部のライバルチームは、この加熱ボックスは「ブランケット」の拡大解釈を越えており、明らかに規約外である一種の「タイヤオーブン」の性質を有していると考えている。

ある一流エンジニアは、オートスポーツ・アトラスに「フェラーリがこのようなシステムを使うことを許されているのは奇妙なことだ。なぜなら、タイヤの加熱には金属ボックスではなくブランケットしか使えないことになっているから」と話した。

金属ボックスを使用する利点は、布を接触させるだけのブランケットとは対照的に、タイヤのゴム表面全体を均一に加熱することができることだ。


この記事へのトラックバック

1. タイヤオーブンかよ  [ 戯言 ]   2005年06月26日 07:08
これがBARホンダだったら、どうなっている事やら。 FIAとフェラーリの蜜月な関係を想像し得ない。 これでも、ルールだの、フェアだの言うから、信用されないんだよ>Mosley フェラーリの『タイヤヒーター』違法? http://fmotor.nifty.com/f1/2005/06/post_c54d.html フ
2. Nifty F1: フェラーリの『タイヤヒーター』違法?  [ ナーントナク☆Diary ]   2005年06月26日 10:18
リンク: Nifty F1: フェラーリの『タイヤヒーター』違法?. これはこれ
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