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2005年07月31日

F1、タバコ広告廃止の潮時

この記事で知ったが、トニー・ブレア英首相の初めてのスキャンダルが、バーニー・エクレストンの献金だったとは。やはりバーニーはすごい!

「タバコ産業がスポンサーのために、子供向け企業が参入していないのは得策ではなく、F1はタバコと別れて、新しい若者向けのスポンサーで新しい世代のファンを獲得すべきだ」、本当にその通りだと思う。

引退の潮時
Knowing when to retire :grandprix.com
F1の歴史には、引退の潮時を知らなかった人々が点在している。これは、ドライバー、チーム代表、担当職員、ジャーナリストなどにあてはまる。そして今度はタバコ会社も潔く引退するつもりはないようだ。今週末のハンガリーでは、イギリスとヨーロッパにおける「新しい」反タバコ法律が明確でないとの不平や、F1がタバコ産業の広告を続けるべきかどうかの議論があちこちで持ち上がっている。この法律に関しては新しいことは何もない。あらゆることは2003年2月に、つまり2年以上前に決まっている。

では、どの部分の「ダメ」がそんなに理解しにくいのだろうか? 法律は法律であり、チームと有力タバコ企業が、自分たちはその資格があることを試したいのなら、刑務所に行くか、重い罰金刑を言い渡されるリスクがある。2002年の英国政府のタバコ広告宣伝条例とその暫定規定が、少なくとも英国に本社を置く企業に関しては全世界を対象としたものなので、EUの法律はやや手緩いようであるが、大部分はあまり関連性がない。F1関連企業の大部分は、TV契約を交渉する会社も含めてイギリスに籍を置いているので、英国の法律に従うか、法律の違う国に会社を設立しなければならない。そして、関係者の誰もこれを機会に会社を移転させていないので、彼らは英国に籍を置くのが気に入っていると言ってさしつかえないだろう。したがって、彼らはその国の法律に従わなければならない。

土壇場になって政治家から援助を期待するのは時間の無駄である。なぜなら、ウェストミンスター<訳注:国会議事堂>の神童たちは、もっと重要な他のことを気にかけており、わざわざ問題を起こす必要はないからだ。トニー・ブレア首相は1997年に起こった初めてのスキャンダルを思い出すだろう。これは、F1のボス、バーニー・エクレストンによる労働党への献金がタバコ広告に対する政府の姿勢を左右したとされるもの。それから8年、ブレア首相はこれまでほど人気がなくなっているので、古傷をよみがえらせることは論理的ではないだろう。そして、あまりにも独立心が旺盛な閣僚も長く生き残れないので、彼らから何らかの行動を期待するべきではない。

タバコはこれまでF1とよい付き合いをしてきており、F1はタバコに感謝すべきであるが、これは常に商取引であった。そして、F1が転換して別のスポンサーシップを見つける時期が来たのだ。F1に参入したいが、F1がタバコと関与している事実を嫌っている企業は数多くある。タバコをやめれば、あらゆる種類の新しいスポンサーが、主に子供向けの企業が、ビジネスにおけるF1の価値を見出すだろう。そして現在のF1のファン数はあまり前途有望ではないので、これらスポンサーは新しい世代のファンを作り出すのに役立つだろう。F1にはもっと若者が必要だ。どのような手段を使ってもタバコに執着することは、短期的に新しいスポンサーを見つける能力のない一部チームの役には立つかもしれないが、F1のためにはまったくためにならない。そしてチームが新しいスポンサーを見つけることができない場合は、もっとよいマーケティングの人材を捜すべきだ。なぜなら、F1は(大手タバコ企業が長年認めていたように)製品を宣伝するには依然として非常によい方法だからだ。

F1関係者は常にコスト削減についてしつこく話しているが、これは資金があればF1チームはそれを使ってしまうことが長い間に確認されているので、資金供給を引き締めることは−これが実際に当てはまると証明された場合−そんなに悪いことではない。全てのチームが資金不足になれば、コスト削減の交渉はもっと簡単になるだろう。しかしそれはあり得ない。F1はタバコとは無関係の巨額の金を生み出す。そして唯一の問題は、最終的にはその金の再分配が論争の元になっていることだ。F1は何にもまして商業上の調停が必要であり、それが行われればチームはレースを続け、よいショーを見せることができる。資金の必要性は、取引をまとめる刺激になる。

タバコ産業は、37年間にわたる持続的な広告によってF1で成功してきた。だから、双方とも互いに恩があるふりをするのはやめよう。さようならそしてありがとうと言って潔く別れよう。
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        1. F1=タバコの構図は時代の流れに消え行くのか・・・  [ 今日も日本は平和な気がした。・・・車と海外に思いをハセるブログ ]   2005年08月01日 00:29
        EUでの新規タバコ規制の流れによって、 英国では31日午前0時より反タバコ法律が発効する。 これにより英国内でのいかなる広告・テレビなどでの露出が 禁じられることとなる。 この流れに伴い、タバコメーカーからスポンサーを受けているBARは ハンガリーGPの車両か.

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        BBC Top Gear [UK] August 2017 (単号)
        BBC Top Gear [UK] August 2017 表紙は旭日旗(Rising Sun Flag)