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2006年02月17日

マックス・モズレー、2011年からはエンジン排気量を指定しない!

マックス・モズレーどうしちゃったの? F1入れ替え制の提案までは非現実的ながらも面白いと思えたが、今度の提案はもうダメ! この提案は「F1」じゃないでしょう。それに燃費競争になれば大手自動車会社の独壇場になるのは明らか。弱小チーム救済的な主張はどこに行ってしまったの.....?

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・2006年02月15日
マックス・モズレー、F1チーム入れ替え制を提案!


F1に対する重要な燃料提案
A Grand Fuel Idea for Formula One: PaddockTalk
FIAのマックス・モズレーは、F1のエンジン規約に大変革をもたらす提案をしている。

新しい2.4リッターV8方式はまだグランプリ・デビューをしていないが、モズレーは、FIAは2011年からはシリンダー数あるいはエンジン排気量を指定しないことを考慮中であると発言した。

そのかわり、レースあたりに認められる燃料量をエンジン設計における唯一の制限にするというのだ。

マックスは、伊紙 "La Gazzetta dello Sport" に「どんなエンジンでも構わない。ただし、マシンにはすべて同じ量の燃料しか搭載できない」と語った。

「つまり(燃料)消費に左右されるわけだ。(燃料を)最も上手に使った者が勝つことになる」

モズレーは、このアイデアは世界的な「石油危機」や、無益なモーターレーシングを余分な無駄であるとする批判に対処するものであると認めている。

「この提案については、いずれ長い時間をかけて話し合うことになるだろう」


PaddockTalkの見解:
これは素晴らしいアイデアだ。我々は長年にわたって何度もこのアイデアを主張してきた。燃料を制限すれば、ほかのものを制限する必要はない。
原理はこうだ:燃料が多ければ車は速く走る。燃料が少なければ、車は遅く走る。
そして、F1のマニュファクチャラーはもっと強力な研究センターが必要になるだろう。彼らの多くは、ハイブリッドカーなどを売り出しており、レーストラック上で燃料を節約する方法を見出せば、消費者にも優れた製品を提供できるようになるだろう。
そして、極限環境において自分のアイデアが他人のアイデアより優れていることを証明することは、レースのあるべき姿ではないだろうか? 


markzu at 11:46│Comments(6)FIA 

コメント

1. Posted by nanasi   2006年02月17日 17:21
 個人的には、大賛成です。
人類にとって大きな問題に関わることですし、メーカーにとっても巨大な資金を投入して、目に見える結果を競う段階に来ている開発テーマだと思います。
 成果が有れば、勝者とF1の両方に、これまで以上の歴史的名誉が与えられると思うのですが・・・。
「F1ダウングレード」のモズレー氏がこれを言うということは、莫大な開発費を要するコンストラクターと実戦を担当するチームを分離して、競争力を平均化した上でということなのかな。
 でも、そうなったF1では、「チームごとにある戦略と戦術に適合するために専用機」というF1マシンが持つ特徴と、技術者対技術者の名誉をかけた勝負の場が、失われてしまうようで、今のところ好きではないです。
 そうではなく、この新しい開発テーマを掲げることで、世界中のメーカーの参戦を促して、F1の振興を図れれば・・・。
2. Posted by ののたん   2006年02月17日 20:01
また御爺さんの戯言でコスト削減どころの話じゃ
なくなりそうだね。
この人がレギュレーションをコロコロ変える度に
莫大な開発費がかかる訳だし。
3. Posted by とおりすがり   2006年02月17日 22:21
油の量で制限したら、レース終盤で燃料セーブのために徐行運転とか普通に有りそうだし。。。。

どうみても世界最高峰自動車レースの名にはふさわしくないレースが展開されそう。
4. Posted by よっしぃ   2006年02月17日 22:54
まさしく年寄りの何とか…
これ以上、F1を下らなくしないで欲しい。
5. Posted by win   2006年02月18日 01:57
こういった案は何年も前から、ポールフレール氏も提案していましたね。
ターボもNAもそしてロータリーもOKなルールとして・・・
簡単ではないでしょうが、ひとつの考え方として面白いなと思います。
6. Posted by ケィ   2006年02月18日 11:12
markzu さんの悲鳴が
「弱小チーム救済的な主張はどこに行ってしまったの.....?」

これって、案外、カーメーカー側からの提案がベースなのかも?
がちがちのきめで縛られたV8-2400
技術の見せどころは極小で、差も付きにくい

運営経費削減について、あらたな視点
●100億円強の年間経費で確実にF1に参入・参戦維持できる条件を創り上げればいい
●すべてのチームがこの予算限度で運営される必要が必ずしもあるとは限らない
=資金投入する余裕のあるお金持ちはそれなりでやってもらってもかまわない
●上限ナシで戦うチームのリソースが自動的に下位チームに流れていくような仕組みを創成する
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