エンジン凍結の弊害
The engine freeze hurts
エンジニアリング企業メカクローム・インターナショナル社(本社:モントリオール)は、第2四半期に1,870万ドル(20億5,307万円*)の損失を発表した。このニュースと同時に、会長のジェラール・カセラが社長兼CEOに復帰し、収益性を上げるために事業のリストラを実施するという発表が出された。同社の目標は、大幅なコスト削減を行い2009年に収支を合わせることである。同社は、航空宇宙およびF1事業における需要低下に合わせて、7月にカナダで41人、フランスで150人を解雇した。同社の最高財務責任者ステファン・ヤゼジャンは、同社の売却あるいは私有化以外の選択肢を全て検討したと述べた。航空宇宙部門の損失はエアバスA380およびA400M、ボーイング787の各モデルの製造延期によるもので、F1のエンジン凍結規約により、ルノー、BMW、トヨタがメカクロームの専門知識を利用するかわりに自社開発を行なうことを決定したたため、同社に打撃を与えた。
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