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2009年06月27日

イギリスGP 5の結論

A Few Conclusions From The British GP

F1は自らの首を絞めている
金曜日のニュースの見出しのように内輪の恥をさらけ出す中、F1はすべての広告がよい広告ではないことを証明している。F1を損なう現在進行中の権力闘争は、金と予算制限の導入をめぐるものだと見なされている。皮肉にも、財政的制約案に関する自己破壊により、F1はこれまでにないほど、資金を注入する媒体としての有望性が低下してしまった。管理が混沌としており、その将来が不透明なスポーツに不況時に投資するリスクを冒すようなビジネスあるいは業界があるだろうか? 収入予算制限の条件に関する論争は、それによってF1の収入を制限しているので無意味である。

FIAの会長がチームを「間抜け」と呼んだことは、(チームの最善の経済的利益のために動いているという)彼の議論の趣旨に矛盾するものではないが、彼の立場を損なうものである。彼のポストの権威は、不要とは言わないがあやふやである。

シルバーストンはあっけないレースに苦しむ
現状において、F1はこのようなレースを求めていなかった。ヴェッテルが先導した行列レースが終わり、2009年イギリスGPは日曜午後の2時間のショーよりも、それまでの2日間の論争と政治活動の方が記憶に残るだろう。F1ではよくあるように、トラック上よりもトラック外の方が面白かったのだ。

シルバーストンは古典的なサーキットと見なされており、大きなコーナーは多くのドライバーにとって魅力的である。しかしその設計には大きな欠点がひとつあり、その欠点は雨によってしか隠すことができない。ジェンソン・バトンがいみじくも言ったように「ここではオーバーテイクは不可能」なのである。

バトンがニコ・ロズベルグに5、6周の間ラップタイムで0.5秒遅くれのまま最後まで差を短縮できなかったのは、後方の乱流の影響もあるかもしれないが、シルバーストンは燃料を減らしても効果のないサーキットである。ここはブロッカーのパラダイスである。フェルナンド・アロンソの才能を持ってしてもニック・ハイドフェルドのBMWを抜くことができないのは何かが間違っている。BMWはダメージを受けてフォース・インディアより2秒も遅かったのに、アロンソは抜くことができなかった...

バトンのリードはまだ余裕がある
しかしこの結果はF1が必要としていたものだった。週末にレッドブルがブラウンに圧勝したため、宣伝に飢えていたあるブックメーカーは、ジェンソン・バトンのワールドチャピオンシップ優勝に賭けた。ヴェッテルの優勝は特に圧勝だったので、これがターニングポイントになるのではとの噂が高まっているが、幾分疑いはあるもののバトンのサポーターは今のところまだ心配する必要はない。

シルバーストンの特徴のおかげでレッドブルは実際よりもよく見え、気温が低かったためにブラウンとバトンを阻んだ(彼はバリチェロよりもタイヤに優しいため予選で苦戦した)。レッドブルは間違いなく進歩したが、「差は見た目ほど大きくない。単にここのコンディションが僕らに向いていなかっただけだ」というバトンの発言はおそらく正しいだろう。

高温が予想されているドイツとハンガリーで(ブラウンはこれまで高温で優秀だった)、ブラウンがレッドブルに追いつけない場合は、心配しなければならない。たとえそうなったとしても、レッドブル以外の別のチームがブラウンよりも速くならない限り、バトンの立場は安泰だろう。ブラウンは、シルバーストンでの問題にもかかわらず、2番目に速いチームだった。

アロンソとハミルトンは間違った場所にいる
F1で最高のドライバーふたりが16位争いをして、その16位争いがトラック上の娯楽の頂点だったことも、何か間違っている。

ハミルトンのシルバーストンでのドライビングはよく言えば不安定、悪く言えばだらしなかった。しかしそれはほとんど二次的なことだった。オーストラリアとマレーシアでの大失敗のあと、彼のマクラーレンの空力学的欠陥の大きさのため、彼が前向きな性格を見せたことが重要だった。チームは後退しているが、ハミルトンは少なくとも名声とPRについては前に進んでいる。落ちるところまで落ちたといえるかもしれない。

ロズベルグは実力をみせた
ウィリアムズはかなりのポイントを稼いだので、彼らにとっては貴重な週末だった。今回もチームをリードしたのはニコ・ロズベルグだったが、それでもF1の中ではまだ漠然としたドライバーである。彼は一流のドライバーなのだろうか? あるいは中嶋一貴の気まぐれさに比べてよく見えるだけなのだろうか?

2010年もF1がF1として存続するものと仮定した場合、ロズベルグは冬の間に人気のドライバーになるかもしれない。政治活動のために毎年恒例の推測ゲームがお留守になっているが、いずれ噂が復活すれば、ロズベルグは中心ドライバーになるだろう。ルノー、マクラーレン、おそらくブラウンにも空席ができるだろう。ピケ、コバライネン、バリチェロに比べれば、ロズベルグはその漠然さにもかかわらずステップアップになるはずだ。

-Source: Planet-F1
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markzu at 23:33│Comments(0)F1GPの結論 



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