トップ | レース結果 | コメント | 技術解説 | チーム分析 | サーキット・ガイド | 動画 | コラム | インタビュー | データ | レース動画 | タイヤ | レース写真 | GP恋人写真 | マシン写真動画 | 特集 | ヘルメット | テスト
2010年06月08日

エイドリアン・ニューウィの秘密日記: 2010年6月

Off On F1 - The Secret Diary of Adrian Newey Aged 53 and 3/4

ITVがF1を放送し、まともなウェブサイトを持っていた頃、「ぼくのヒ・ミ・ツ・日記」<エイドリアン・モール(13と3/4歳)の秘密日記>をベースにしたエイドリアン・ニューウィ(43と3/4歳)の秘密日記を掲載していた。その後、このコンテンツは、ミハエル・シューマッハの秘密日記に人気を奪われ、こちらは "PlanetF1" に移転した。しかしエイドリアンにスポットライトが当たり、我々はまた彼の日記にアクセスするようになった。彼は食堂でロンを避けるかわりにFダクトで遊んでいる。

エイドリアン・ニューウィ

2010年6月
...日曜日のあの出来事のあとで、まだ機嫌が直らない。ミルトン・キーンズのデスクについてヘルムート博士からのe-メールを見た。彼はトランスミッション部門では「ヘルムート」として知られているが、コンポジット部門では「スキッド」として知られている。これは、古いコミックのキャラクター「スキッド・ソロ」にちなんだ名前であり、「スキッド・マルコ」ではないのだが、ヘルムートが気づかない限りわたしは気にしない。

そのe-メールを開かないことに決め、その代わりに新しいエンドプレートの乱流問題で2時間ほど過ごした。

クリスチャンがわたしのオフィスを通り過ぎようとしたので、週末彼がテレビに言った冗談を戒めなければならなかった。彼は「エイドリアンは見かけほど年寄りではない」と言ったのだ。わたしは陽気に、しかし集められるだけの威嚇を込めて(というものカスタードクリームの詰まったドーナツを片手に持っていたから)、今度同じことを言ったら、最近のポール・ポジションを保証してくれている「幸運な女性の下着」について言及しなければならないぞと彼に伝えた。これはBBCの生放送では少し説明が難しいだろう。彼は心得顔で微笑み、話題を変えた。

「レッドブルはカンボジアに対するF1の答えなのか?」という話題は持ち出さないことにした。少しばかり成功しているときは、その話題について適切な討議に戻ることができる。わたしが気になっている問題は「100戦未満でグランプリ優勝」というレッドブルのPRだ。わたしたちが買収する前のスチュワートは45戦、ジャガーは89戦ほど参戦しているからだ。そのときクリスチャンはドアを通り抜けながら、ゼロ年だ、過去は忘れようと言った。確かに。わたしたちは何百万もの人々を消し去ってはいないし、ジャングルの中にある再訓練キャンプに送り込んだりしていていない。ヘンリー・オン・アーデンのホテルでお近づきのセミナーを開いただけだ。それでももちろん、このアナロジーを拡大すると、クリスチャンは新たなポル・ポトになる。

やっとヘルムートのe-メールを読んだ。例によって「ヘル・マテシッツはこれを期待している」とか「ヘル・マテシッツはあれを期待している」とかの内容だ。わたしたちは全員、ヘル・マテシッツはマークではなく神童に勝ってもらいたがっていることを知っているが、彼は賢明なので、そのために多くを語らない。いずれにしても彼は語彙が多くない。実際、F1に参戦するには語彙はさほど必要ではないと思う。フラヴィオは何年も7語ですませていた(そのうち2語は "for sure"<確かに>だった)。

ヘルムートは、トルコGP中のターン12に向かう各マシンのラインのGPSトレースと、デブリーフの完全な筆記録、今後ドライバーにどのようにデブリーフするのかに関する情報をほしがっていた。さらに彼は、ヘル・マテシッツがいつどこでドライバーがレース中に争い、どこで減速するかに関するメモも送ってきていた。これはクリスチャンからウェバーに手渡してほしいそうだ。

昼食に元気の出るチョリーゾともやしとレタスのラップサンドイッチを食べたあと、2011年設計という悩ましい問題にとりかかるべきだと考えた。ルノーのエンジンを使わなければならないようなので、クリスチャンに、はったりをかましてもらって、さらにエンジンを均一化することを期待している。あれだよ、あれ。現時点で、この計画の唯一の問題は、ルノー自体がうっとうしほど速いことだ。前回のレースでは、レースの大半でペトロフがフェラーリよりも速かったので、赤いマシンよりも予算が4分の1しかないチームが高速トラックでフェラーリよりも速いのに、エンジンの馬力が足りないふりをするのは難しい。モナコでは、わたしたちは「より操縦しやすいエンジン」のふりをしたが、イスタンブールでは痛い目に遭ってしまった。

午後遅く、マークがいつものように元気に「やあ教授」と挨拶にやって来た。マークは、わたしたちのFダクトの開発について興味津々だった。わたしは正確に、これはFダクトではなく、ウィング失速装置だと言った。彼の返答は「では僕らのFダクトにはいろいろなことが起きているんだね」だった。クリスチャンが正式な和解セッションを用意しており、ウェバーがそれに向かう途中だったことには気づかなかった。マークは、無線のメッセージを放送させないという素晴らしい技術を持っている。彼はどの通話でも必ず悪態をつくようにしている。彼は、FIAには罵り言葉に電子音を重ねる時間がないので、他チームのために放送されないことを知っている。レース中、彼はクリスチャンに、セブに"****ing back off," と言ってくれと伝えたが、FIAは放送することができなかった。オーストラリア人の天賦の才能だ。レース後に発表された公式リリースの見出しは "S*** happens"(そんな日もあるさ)だったが、わたしにとって意外ではなかった。

-Source: Planet-F1
-Amazon: The Secret Diary of Adrian Mole, Aged 13 3/4

Planet-F1の「Off On F1」は、お遊び記事のコーナーです - markzu



2日間アクセスランキング
    10日間アクセスランキング
      30日間アクセスランキング


         誤字脱字誤訳誤変換その他間違いご指摘お願いします
        名前:
         
         

        ↑このページのトップヘ