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2010年06月14日

F1カナダGP 6の結論

PF1's Conclusions From Montreal

たとえ今だけにしろマクラーレンが優勢
F1シーズンは、これまでのことはすぐに忘れ去られる。レッドブルが圧勝し、2010年を決定づけたモナコは何ヶ月も前のように思える。バーレーン? あれは今年の話だったのか? F1はスピードに基づくスポーツであるが、今シーズンほど状況がめまぐるしく変わるシーズンは珍しい。

当初、タイトル候補はフェルナンド・アロンソだった。その後セバスチャン・ヴェッテルになった。次はマーク・ウェバー。そして8戦終わって、今年5人目のドライバーが首位に立った。今度はルイス・ハミルトンである。力のバランスはレース毎に移動しているように見える。現時点ではマクラーレンにアドバンテージがあり、ハミルトンに勢いがある。しかし先頭の3チームは僅差である。マクラーレンの2戦連続の1-2フィニッシュにもかかわらず、ヴァレンシアではフェラーリに、シルバーストンではレッドブルに賭けてもいいかもしれない。

レッドブルは確かに刺激を受けただろう。彼らが別格になってしまうというモナコ後の懸念は、彼らが絶好のチャンスを逃したかもしれないという懸念に変わった。シルバーストンではさらに急進的なアップグレードを持ち込むと見られるマクラーレンも、ヴァレンシアが得意なフェラーリも、現段階の開発競争においてはレッドブルを明らかに上回っている。さらに彼らの問題はそれだけではない。セブ・ヴェッテルは依然として不調で、信頼性トラブルが習慣となり、トルコの非難の応酬はしばらく留まり、今週末のタイヤのギャンブルは高くつく逆効果をもたらした。

チーム代表は誰が務めるべきだろうか? クリスチャン・ホーナーは、故障したマシンをレース終了までいたわるはずだったヴェッテルが、レースの最速ラップとして設定されたタイムを知らせるよう要求したとき、ピットウォールで髪の毛をかきむしったことだろう。ヴェッテルには依然として責任感が欠けており、年齢の若さは言い訳にはならない。フェルナンド・アロンソが22歳のとき、同じ状況にあった場合、最速ラップタイムなどを質問することが想像できるだろうか? レッドブルの現在の苦境の中では、ホーナーの「そんなことは考えるな」という答えは、立派なほど抑制されていた。

レース日のジェンソンはルイスに匹敵する
ずばぬけたルイスは絶賛されるだろうが、ジェンソン・バトンについても一言二言。主観的な見方であるが、ワールドチャンピオンのバトンは、タイトルを獲得した昨年よりも、今シーズンの方がさらに印象的である。ハミルトンの2連勝のあとでも、ジェンソンがいずれのレースにおいても僅差で2位フィニッシュしたことは見逃すべきではないだろう。フィニッシングラインでのふたりの距離は、ハミルトンがフロントロー、バトンが4列目からという両レースでのスタートでの距離だった。彼は土曜日にハミルトンに負けたため、日曜日も負けただけである。

それでも、これはハミルトンのレースでのパフォーマンスを貶めるものではない。アロンソに対する彼のオーバーテイクは、バトンのオーバーテイクに匹敵し、無線で「ジェンソンはフェルナンドをすぐ後ろに従えているので攻めろ」と聞かされて、チーム内のバトルが始まった重要な周回で、ハミルトンは20周以上走行して磨耗したタイヤで、最速ラップタイムをたたき出した。ハミルトンはタイヤに優しくできないという意見ももはやこれまでだ。これは、チームメイトのドライビング傾向を近くで観察して身につけた技術なのだろうか? おそらく。たとえそうでなくとも、両ドライバーは互いに新しいレベルに高めたように見える。

シューミのキャリアで最悪の走り? たぶん
おおシューミ! 筋金入りのドライバーはモントリオールでも自分の順位を守ることで自分の仕事を守った。最初の抵抗は見事だった。彼のかつての競争心の残りは、かつてないほど強く燃えている。2回目の抵抗はロバート・クビサを芝の上に追いやり、文字通り、そして比喩的にも一線を越えた。3回目の抵抗では、フェリペ・マッサはほとんど壁にぶつかりそうになり、今度は行儀が悪いから危険という一線を越えた。ひとりのドライバーが1回のレースでこれほど多くのフロント・ウィングを交換させたが、スチュワードの立件を納得させる論拠を提示するほどの証拠はない。

シューマッハの復活は、彼自身を含め誰にとっても意外な方法で今シーズンに活力を追加している。メルセデスのペースは中程度なので、彼の役目は先頭ランナーではなく、無言劇の悪役である。しかし日曜日は笑いごとではなかった。マーティン・ブランドルは、シューマッハのパフォーマンスをキャリアで最悪と評した。

フェラーリ、優勝争いに復帰する
フェルナンド・アロンソの敗北の痛みは、フェラーリの進歩という安心によって緩和されるだろう。トルコでのひどい週末のあと、アロンソとフェリペ・マッサはモントリオールで優勝できるだけのペースがあった。マクラーレンは勢いがあるが、フェラーリは突破口を開いたのかもしれない。今回の優勝はフェルナンドの手をすりぬけたが、少なくとも彼のチームは、F1が彼の母国を再び訪れる前にタイトル争いに復帰した。

それにもかかわらず、バックマーカーに対するアロンソの苛立ちは目に見えるほどで、日曜夜には実際に声に出していた。アロンソは遅いマシンを抜いている途中にマクラーレンの両ドライバーにオーバーテイクされ、またはっきりとはしないが、最後のピットストップをする前の最後の周回中、バックマーカーにひどく妨害されていた。ハミルトンが先にピットに入ったため自由になるとアロンソは2回最速ラップタイムを記録したが、バックマーカーに妨害されたため、かつてのチームメイトだったハミルトンは彼より前でトラックに合流することができた。アロンソは「他のマシンを抜くのに2.5秒ロスし、ピットから出るとルイスに0.5秒遅れた」と述べた。「ささいなことで決まったレースだった」 F1ではそういうことが頻繁にある。

レガードの時計の音を傾ける
時を刻む時計のある部屋に詰め込まれているようなものだ。チクタクという音に気づくとすぐに、それに耳を傾けずにいるのは不可能だ。ジョージ・オーウェルの101号室のF1バージョンに入れて申し訳ないが、次戦で、全く魅力のないジョナサン・レガードが「誰もが言っていること」とか「多くの人々」とか単に「人々」というコメントをするのに耳を傾けないで番組を聞くようにしてほしい。彼が「誰も」が言っているということは、実際は誰も言っていないことなので、特に苛立たしい。

ロン・デニス、ジェンソン・バトン、F1カナダGP

銀行に何百万ポンドも貯金があれば当然だろう...
陽気なロン・デニスという見慣れない眺めは、早期退職の素晴らしさを伝える広告である。

-Source: Planet-F1
-Amazon: たった一人の再挑戦―50代早期退職者の行動ファイル


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