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2010年09月14日

F1イタリアGP 7の結論

PF1 s Conclusions From Monza

フェルナンド・アロンソ

2010年は豊作の年
一生に一度のチャンピオンシップ? 残り5戦で、1回優勝すればトップに立てるドライバーが5人。素晴らしい。

今年の最大の収穫はバトン
ジェンソンは、昨年ブラウンでワールドチャンピオンになったときよりも、今シーズンの方が名声と格付けがさらに高まった。あれほど大きな機械的アドバンテージのおかげでタイトルを獲得するよりも、ルイス・ハミルトンと喜んで対決し、シーズンがクライマックスに達した今も、マクラーレンの秘蔵っ子と肩を並べていることの方が彼の名声を高めている。彼は大方の予想を裏切り、今週末の2位を「素晴らしい結果」と正しく評価した。

彼はハミルトンに対しては毎戦、フェルナンド・アロンソに対しては特に今週末、対抗することができたが、タイトル優勝についてはどうだろうか? これはバトンは昨年の経験で強力なドライバーに成長したからでない。彼の知性と成熟のおかげである。ジェンソンはF1のミスター・クールだ。アロンソが首位に立った後、日曜日のレース中にピットウォールに「なぜ彼らは僕らのあとにピットストップをしたか?」と質問するときでさえ、彼は「理解しようとしているんだけど…」と前置きをしていた。彼は礼儀正しく、今シーズンは作戦とセットアップが冴えている。これはモンツァ、オーストラリア、中国におけるハミルトンの失敗の大きな要素だった。彼はまた常に全体像を認識できるほど洞察力がある。彼は、授賞式の前に、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリに「総合順位を知っているかい?」と質問していた。2010年のグリッドにはバトンほと利口で計算高いドライバーはいないし、ほぼ20年前にアラン・プロストが引退してからはF1にいなかったかもしれない。

ジェンソンはグリッドで最速のドライバーではない。ただし先週末、2台のフェラーリの間に入るには速くなければならなかった。しかし彼がタイトル優勝を果たせば、過小評価されている知性と礼儀正しさという競技上の長所にとって歓迎すべき勝利となるだろう。

とても愚かなハミルトンには弁護の余地がない
Fダクトを取り外し、バトンと正反対のセットアップを選んだルイスはなんと愚かだったのだろう。予選ではジェンソンの方が0.5秒速かったので、これは遅いマシンの選択肢だっただけでなく、首位に立っている場合は、変数の数を制限し、可能であればいつでもリスクを避けるのが黄金律だからだ。リスクは挑戦者に残しておくものだ。

2台しか通れないシケインに3台目のマシンを進入させたとき減速しなかったルイスはなんと愚かだったのだろう。これによってレースをリタイヤしただけでなく、マーク・ウェバーを抜くというレース前の目標を達成して順位を上げていたことも無駄になったからだ。

小さなダメージが大きな違いをもたらすのか?
アロンソがピットストップ後トラックに合流したとき、バトンから約0.1秒速かったことを考えれば、彼らのパフォーマンスのわずかな差は、最初のコーナーでの接触の結果であるかどうかは異論があるだろう。マーティン・ホイットマーシュは、アロンソとの接触によるバトンのリア・ウィングのダメージを軽視していたが、そのためにレースの最初の1時間で0.2秒の差が生じたのであれば、それが1位と2位の差になったのだ。

フェラーリが勝ちを切望していたレースでフェルナンドが優勝する
正義がなされてフェルナンドが優勝した。彼は週末を通じて先頭ドライバーであり、日曜日の彼のペースは1位にふさわしいものだった。モンツァのようなモーターレーシングの大聖堂を少しでも批判すれば無礼だと思われるが、このようなパワー依存のサーキットでは、トップチーム間ではめったに存在しないストレートでの速度での違いがなければオーバーテイクが不可能であることは残念であり、娯楽として地味である。

アロンソの勝利は、イタリアで赤いマシンに乗るドライバーが受けるプレッシャーと、彼のタイトルの可能性に対するいちかばちかの雰囲気のため、特に印象的だった。

玉にキズがあるとすれば、それはフェラーリが地元レースのためにどれほど開発を集中したか、それによって残るグランプリに必要な作業に損害を与えたのか、という不安である。シンガポールはモンツァとは全く異なる試練であり、チーム代表のドメニカリは、レース直後、シーズンの欧州戦以降のアップグレード予定について質問されると、自信や率直とは程遠かった。

フェルナンド・アロンソ

レッドブルは依然として翼を広げるのが遅い
このコラムでは以前にも述べているが、どのレースでも真実である場合は繰り返しにはならない。レッドブルのアキレス腱は、フロント・ウィングの設計の曖昧さであるが、彼らはたびたびスタートで苦労している。ウェバーは、ニコ・ヒュルケンベルグがコーナーをショートカットしたのに何のペナルティも受けなかったためにヴェッルに負けたのではなく、スタートの信号が消えたときにクラッチがつながらなかったために、4位になれなかったのだ。

ウィリアムズはもう少しドライバーの意見に耳を傾けるべきである...
今週末ウィリアムズについては興味深いことがふたつあった。ひとつ目は、彼らのマシンの主な弱点は「操縦性不良」というルーベンス・バリチェロの発言であり、ふたつ目は、彼はドライバーをチームの最優先の従業員として考えているため、チームオーダーに関するFIA公聴会にフェラーリを支持する書簡を送ったというフランク・ウィリアムズの発言である。2足す2はしばしば5となるが、この発言を合わせて考えると、全体的パッケージにおけるドライバーの重要性を比較的軽視することが伝説となっているウィリアムズは、優先されるべきドライバーの存在を否定するチームの価値観のために道に迷っているという結論が導かれる。

おそらくそうなのだろう。

-Source: Planet-F1
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