スターリング・モス、「不完全な」シューマッハを批判
MOSS BLASTS 'FLAWED' SCHUMACHER
サー・スターリング・モス(81歳)は、7度のF1ワールドチャンピオンとしてのシューマッハの業績を嘲笑し、彼を「不完全」と評した。
シューマッハは、3年間の引退生活のあと今シーズンF1に復帰したが、メルセデスから出走した19戦で一度も表彰台に乗ることがなく、総合順位9位に終わった。
これは、シューマッハがレース優勝91回や7度のワールドタイトルを含め、F1の最も重要な記録の大半を樹立したことを考えれば、41歳という年齢であっても満足できる結果ではなかった。
しかし、モスの反応はいまひとつである。というのもシューマッハは、2000年から2004年まで、5つのタイトルを獲得したフェラーリでは、これまで競争力のあるチームメイトと対戦したことがなかったからである。
モスは「彼が7度のワールドチャンピオンであるという事実が、ワールドチャンピオンがどういうものであるかを台無しにしている」と語った。
モスは、ワールドチャンピオンシップで4度2位に終わって無冠の帝王と呼ばれているモスは「彼は不完全だ」とつけ加えた。
「彼は自制心を失った。本当に優秀なドライバーがチームメイトだったときに彼が本領を発揮したことはなかった」
「フェラーリでは、同じような才能を持ったドライバーと一緒になったことがなかった。だからそれ(彼のタイトル数)は誤解を与えると思う」
シューマッハは今シーズン、ほぼ2倍のポイントを獲得したチームメイトのニコ・ロズベルグに完敗した。
シューマッハは最初の15年間のF1在籍中、評価が極端に分かれていたが、ハンガリーGPで、元チームメイトのルーベンス・バリチェロをコンクリートの壁まであと数センチまで追いやり、今シーズンも再び論争を巻き起こした。
彼はこの行為を謝罪し、ベルギーの次戦でグリッド10番降格処分を受けたが、来シーズンも参戦すると約束している。
しかしモスは、シューマッハの復帰は間違いだったと考えている。
6日、ロンドンで開催された毎年恒例の英国ドライバーズ・クラブ(BRDC)賞の昼食会でイネス・アイルランド・トロフィを受賞したモスは「彼はカムバックを後悔していないと思うが、軽率だった。彼はよくやったよ」
「彼の最も重要な貢献は、フェラーリをトップに押し上げたことだ」
「しかし、来年も続けるというのは面白い。ただし正直なところ、彼と対戦することになってもわたしなら心配しないね」
1994年、シーズン末のオーストラリアGPでシューマッハにぶつけられてタイトルを逃したデイモン・ヒルは、かつてのライバルの復帰は時間の無駄だとは思っていない。
BRDC会長であるヒルは、シューマッハは来シーズン、調子を取り戻すだろうと信じている。
「今年、彼が体面を汚したとは思わない」
「彼は、歳を取るとカムバックしてペースを維持するのが難しいことを証明した。彼には考えることがあると思うが、決してあきらめないだろう。彼はそういう人間だと思う」
「彼は手ごわい競争相手だ。彼は来年、誰もが間違っていることを証明するだろう」
-Source: Sporting Life
-Amazon: 2010年F1 総集編 完全日本語版 [DVD]
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シューマッハは、3年間の引退生活のあと今シーズンF1に復帰したが、メルセデスから出走した19戦で一度も表彰台に乗ることがなく、総合順位9位に終わった。
これは、シューマッハがレース優勝91回や7度のワールドタイトルを含め、F1の最も重要な記録の大半を樹立したことを考えれば、41歳という年齢であっても満足できる結果ではなかった。
しかし、モスの反応はいまひとつである。というのもシューマッハは、2000年から2004年まで、5つのタイトルを獲得したフェラーリでは、これまで競争力のあるチームメイトと対戦したことがなかったからである。
モスは「彼が7度のワールドチャンピオンであるという事実が、ワールドチャンピオンがどういうものであるかを台無しにしている」と語った。
モスは、ワールドチャンピオンシップで4度2位に終わって無冠の帝王と呼ばれているモスは「彼は不完全だ」とつけ加えた。
「彼は自制心を失った。本当に優秀なドライバーがチームメイトだったときに彼が本領を発揮したことはなかった」
「フェラーリでは、同じような才能を持ったドライバーと一緒になったことがなかった。だからそれ(彼のタイトル数)は誤解を与えると思う」
シューマッハは今シーズン、ほぼ2倍のポイントを獲得したチームメイトのニコ・ロズベルグに完敗した。
シューマッハは最初の15年間のF1在籍中、評価が極端に分かれていたが、ハンガリーGPで、元チームメイトのルーベンス・バリチェロをコンクリートの壁まであと数センチまで追いやり、今シーズンも再び論争を巻き起こした。
彼はこの行為を謝罪し、ベルギーの次戦でグリッド10番降格処分を受けたが、来シーズンも参戦すると約束している。
しかしモスは、シューマッハの復帰は間違いだったと考えている。
6日、ロンドンで開催された毎年恒例の英国ドライバーズ・クラブ(BRDC)賞の昼食会でイネス・アイルランド・トロフィを受賞したモスは「彼はカムバックを後悔していないと思うが、軽率だった。彼はよくやったよ」
「彼の最も重要な貢献は、フェラーリをトップに押し上げたことだ」
「しかし、来年も続けるというのは面白い。ただし正直なところ、彼と対戦することになってもわたしなら心配しないね」
1994年、シーズン末のオーストラリアGPでシューマッハにぶつけられてタイトルを逃したデイモン・ヒルは、かつてのライバルの復帰は時間の無駄だとは思っていない。
BRDC会長であるヒルは、シューマッハは来シーズン、調子を取り戻すだろうと信じている。
「今年、彼が体面を汚したとは思わない」
「彼は、歳を取るとカムバックしてペースを維持するのが難しいことを証明した。彼には考えることがあると思うが、決してあきらめないだろう。彼はそういう人間だと思う」
「彼は手ごわい競争相手だ。彼は来年、誰もが間違っていることを証明するだろう」
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