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2013年01月11日

シューミの秘密日記ブログ: 2013年の計画

Sekret Tageblog: Schumi's 2013 Plans

ミハエル・シューマッハ

やあ、僕のティフォシたち。2013年おめでとう。バーミンガム近くにあるNECでオートスポーツ国際ショーが開催されるこの時期に、みんなに1年の計画を伝える手紙を書くのがよいと思うんだ。

僕がヘルメットを脱いだので、今年がシューミにとってどんな年になるか、みんな疑問に思っているかもしれない。

まず、手始めにシーズン末にもらった引退プレンゼントを全部開けているところだ。小林可夢偉はサイン入りフロント・ウィングをくれたが、これは気が利いているね。何度かあった彼との「素敵な触れ合い」のなかでは最高にいいものだ。 ニコ・ロズベルグは歩行器と入れ歯を買ってくれた。ロス・ブラウンのプレゼントは、8フィートX6フィート(2.4m×1.8m)の物置小屋と、「実用木工」雑誌の定期購読だった。

F1に復帰した3年間はおもしろかった。多くのレースで負け組になるのは大きな変化だった。フェラーリにいたときは勝ち組であり、勝つことが期待されていた。でも、メルセデスで優勝できなかったとはいえ、最後のシーズンは楽しかった。モナコでポール・ポジションを獲得し、バレンシアでは表彰台に立った。そしてテキサス、インド、韓国、シンガポール、アブダビ、9.87%新たなシルバーストンなど、新しいトラックでレースをすることができた。

レーシングを辞めてから、僕は新しいキャリアについていろいろな提案を受けている。ある人は、ニキ・ラウダがドイツのテレビ局のためにしている仕事、つまりドイツ・フェアモーゲンスベラートゥングのキャップをかぶって何となく迷子になったようにF1パドックを歩けばいいと言っていた。さらにもっといろいろな提案もあった。

バーニーは、大使役をすればぴったりだろうと言っていた。彼は、僕が何度もアメリカに行っているので、新しいオースティンのサーキットと全米のレースの宣伝に協力できるだろうから、オースティンの大使がいいと言った。そう言ったあと、彼は心から笑っていたので、どこかにジョークが含まれているのかもしれない。

僕は多くのマーケティング企業に邪魔されている。「クリエイティブ」な人々と何度も会議をしている。彼らの大半は、壊れたシェイバーで髭を剃り、浮浪者のような服を着ているけど、クリスティーナ・アギレラみたいな臭いがする男性だ。F1時代の僕は、パドック中をスクーターで走り回ることで有名だったので、新しい会社が電動スクーターをつくってズーミー・シューミと命名したがっている。さて、どうなるかな。

たぶん僕は新しいテレビ番組に出演することができるだろう。おそらくみんなはイングランドの「トップ・ギア」という番組を見たことがあるはずだ(実際、僕はザ・スティッグであることを明かしたことがある)。僕がドイツ版トップ・ギアのホスト役を務めるというアイデアがあるんだ。ノルベルト・ハウグは、技術的なことについてずっと語り続けるのが好きだけど運転はあまり速くない、知ったかぶりの太っちょ、ジェイムズ・メイのキャラクターを担当できるだろう。彼のことはヘル・ドクトル・スローと呼ぶことにしよう。

ノルベルトが太り過ぎて車に乗れないとか、体重のせいで車が遅くなるとか、いろいろおもしろいジョークを言うことができる。

リチャード・ハモンドのキャラクターには、ニック・ハイドフェルドが使えると思う。彼もとても小柄だし(でも正直なところ、自信過剰ではない)、車に乗るときに補助シートを用意するとか、ハンドルから上が見えないようにするとか、彼のサイズについていろいろなジョークを言うことができる。僕はジェレミー・クラークソンの役だ。彼ほど面白くもないし、理屈っぽくもないと思うけど、少なくとも古いニュルブルクリンクで女性に負けたりはしない。

そう、たくさんの提案があるんだ。ミハエル、ピレリのテスト・ドライバーになってくれ、ミハエル、新製品を宣伝してくれ、ミハエル、スマートだがカジュアルなレジャーウェアの新ブランドを開発してくれ... でも一番魅力的なのは、メルセデスの新しいスーパーカーの開発というアイデアだね。これは間違いなく楽しいはずだ。僕が何を考えているかわかるかい? 僕らはフィアット・スティロ・シューマッハを越えることができるはずだ。これに乗ると誰だってヘル・ドクトル・スローみたいに見えたからね。

みんなの応援メッセージにはとても感謝している。また近いうちに話をしよう。

ザ・シューミ

-Source: Planet F1
 Planet-F1の「Off On F1」は、お遊び記事。


markzu at 05:53│Comments(0)F1お遊び記事 
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