2013年01月22日

2014年F1エンジン Q&A

2014 engine Q&A

メルセデス、2014年F1エンジン

メルセデスAMGペトロナスF1チーム公式サイト Q&A

Q: 2014年エンジンについて説明していただけますか?
A: まず第一に、エンジンよりもむしろ規約について話そう。2014年について、規約はレース燃料の最大値を100圓忙慊蠅靴討い襦これに対して、現在の典型的なレース用の燃料搭載量は約150圓如規約によって指定されていない。

つまり、同じレース距離で、燃料の消費量を3分の2にしなければならないということだ。しかも、同じスピードを維持したい。だから、30%エネルギー効率の高いパワートレインが必要である。

Q:では、そこに新しいエンジンが関係するのですね?
A: まあ、もはやエンジンだけではないのだが。あまりに技術的な話にならないようにすると、技術規約の第1条22項は、いわゆる「パワーユニット」について述べている。これはICE(内燃エンジン)とERS(エネルギー回生システム)と、これらを機能させるために必要な補助部品から構成される。

しかし、なぜパワーユニットなのか? 現在のV8は基本的に、エンジンに「後付け」したKERSハイブリッド・システムが特徴である。2014年のパワーユニットは、最初から組み込まれたハイブリッド・システムで設計されている。

Q:興味深いですね。F1は専門用語が大好きなので、ICEとERSは完璧です。どういう意味ですか?
A: ICEは、パワーユニット・パッケージのなかの伝統的エンジンである。排気量は1.6リットル。ターボチャージャーつきで、100バールの圧力で直接燃料噴射を行う。現在のエンジン回転数は18,000rpmだが、ICEは2014年から15,000rpmに制限される。

ERSに関しては、KERSを強力にしたようなものだ。後車軸からエネルギーを回収し、エネルギーを供給するだけでなく、今度はターボチャージャーからもエネルギーを回収することができる。この運動機構はMGUK(モーター発動機ユニット運動)、ターボの機構はMGUH(Hは熱)と呼ばれる。

総合すれば、後車軸から2倍のエネルギーを回収・供給することが認められる。つまり現在の80.5馬力に対して161馬力となる。そして、現在の400kJの10倍のエネルギー、4MJを使うことができる。要するに、1周のより高い割合で、より大きなパワーブーストということだ。

Q:そして、それが効率向上に役立つ?
A: その通り。効率改善の一部は、V8よりも少ない可動パーツと低速で機能するICEと、ターボチャージの恩恵に由来する。しかしそれ以外の部分は、ERSのおかげだ。

現在、エンジンで燃やしている燃料エネルギーは、KERSシステムを通じて、システム効率を改善するエネルギー経路をひとつ持っている。

2014年には、排気やブレーキを通じて浪費されるのではなく、車両内にエネルギーをとどめておくために最大7つのエネルギー経路がある。

Q:かなり印象的なお話ですね。これはファンにとってエキサイティングなのでしょうか?
A: そう信じている。目標は、約750馬力という同じ出力の達成であるが、それを約30%少ない燃料で実現することだ。

サウンドに関しては、ふたつの要素のため、エンジン音は現在のV8ほどうるさくない。その要素とは、低いエンジン回転数と、ターボチャージャーが排気流の中にあって、熱と音のエネルギーを回収する点である。

そして、V6エンジンの機械的バランスのため、音が柔らかくなる。トラックでそのサウンドを聞くと、ファンはかなりエキサイティングだと感じるに違いない。

Q:レーシングに対する影響は?
A: まず、エンジンは現在のV8よりも大きなトルクを、より大きな出力帯域で発生する。

つまり、技術的に言うとマシンはコーナー出口でのグリップが制限されるということだ。素人向けに言うと、ドライバーは大変になるということだ。

次のポイントは、最も知的なドライバーが報われるだろうということだ。レースを最も速く完走する方法は必ずしも簡単ではなく、最も賢いドライバーが新しいチャレンジに最も早く適応するだろう。

Q:つまり、F1は経済的走行をするようになる、あるいはマシンがレース終盤で燃料切れになるということですか?
A: その可能性は低い。燃料消費の管理はすでにF1の重要な部分であり、2014年もそうあり続けるだろう。たとえば、我々のV8エンジンは、2006年に比べ11.6%少ない燃料でレース距離を完走できることをご存じだろうか?

現在、チームは燃料消費のモニタリングが非常に上手である。我々は各シリンダーに噴射される燃料量を追跡しているので、消費された燃料量を正確に把握している。しかも、平均的なレースでの噴射回数はなんと500万回以上である!

最終的に、2014年は最速マシンにのった最も賢いドライバーが成功するだろう。これはF1の本質的なチャレンジに忠実である。我々が目指しているのは「モータースポーツ」に「モーター」を取り戻すことだ…

-Source: Mercedes AMG Petronas

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