ベッテル、レッドブルのスタッフに謝罪
F1ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルは、先週末物議を醸したマレーシアGPでチーム・オーダーを無視したことをレッドブルのスタッフに直接謝罪した。
チームは、ベッテルはセパンのレース後、優勝を不当に奪われたチームメイトのマーク・ウェバーと話し合い、ふたりは握手したと述べた。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、26日ミルトン・キーンズを訪れたベッテルについて「彼は、時計は巻き戻せないが自分の行動が間違っていたことを受け入れた」と語った。
「彼はチームとスタッフ全員に謝った。なぜなら、彼はチームが非常に重要であり、チャンピオンシップにチャレンジするためにはチームの一員であることが重要だと認識しているからだ」
またベッテルは、24日のレース後の記者会見でウェバーに、間違いを犯したと述べて謝罪した。
過去3年レッドブルでドライバーズ・タイトルを勝ち取った彼は、4連覇を目指している。
ベッテルは、マレーシアの予選でポール・ポジションとなったが、レースでは最後のピットストップ後チームメイトの後ろになり、チームは燃料温存とタイヤの過剰摩耗を防ぐため、順位を守るよう指示した。
今シーズンのピレリのタイヤは早く摩耗し、3位のルイス・ハミルトンとの差がかなりあったため、チームは1-2フィニッシュを守ろうとした。
ウェバーは、エンジンの回転数を下げ減速し、ベッテルも同じようにすると信じたが、ベッテルはこれをオーバーテイクのチャンスととらえ、両ドライバーはホイール・トゥ・ホイールで順位争いを演じた。
ホーナーは28日スカイTVに「マークがレースに優勝するべきだというのはチームの意図だった」と語り、さらにウェバーがシーズン中に移籍するのではないかという疑惑を終わらせた。
「彼は大人であり、悪意がないこと、チームがこのような状況を二度と繰り返さないことを知っている。彼はグランプリに優勝することができ、おそらくチャンピオンシップ争いもできるマシンに乗っているので、マークがこのチームでシーズンを終えることを疑っていない」
ホーナーは、ファンはドライバーが互いにレーシングするのを見たがっていることを認識しているが、チームが雇用している600人の従業員と、コンストラクターズ・チャンピオンシップにおける順位で決まる彼らのボーナスに責任を負っていると述べた。
「わたしの責任は、チームが最大の結果を達成するのを確実にすることだ」
-Source: Reuters.com
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markzu at 11:09│Comments(0)│レッドブル・ホンダ
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