消防車がF1マシンを先導: 韓国GPの珍事
Korean fire tender provides bizarre GP moment

韓国GPのレース中、トラック上で四輪駆動の消防車が減速したF1マシンを先導するという奇妙な場面があったが、オフィシャルは安全上の問題はなかったとしている。
FIAは、セイフティ・カー出動のメッセージが出された後、レース・リーダーであるレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、事故現場に到着する前にセイフティ・カーを出動することができないとわかったため、レース・ディレクターのチャーリー・ホワイティングがトラックに消防車を入れることを命じたと述べた。
観客は、通常ピットレーンに停止しているシルバーのメルセデスSLS AMGではなく、平凡な四輪駆動車がハザードランプを点滅させながらピットストレートを走るのを見て戸惑ったことだろう。
オフィシャルは、これが例外的ではあるが、即時の対応が必要だったと認めた。
セイフティ・カー出動後のリスタートで、マーク・ウェバーのレッドブルが、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルに追突されて出火し、マーシャルは消火に苦労していた。
ホワイティングは地元主催者に、ターン3に停車していた消防車を出動させるよう要請したが、ターン1に停車していた装備の整った別の消防車がトラックに進入した。
ポール・トゥ・ウィンを果たしたベッテルは、この出来事について次のように語った。
「BMWのように見えた。ヒュンダイかキアのSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)だと思った。ナンバープレートも知りたいかい?」
「あれは(セイフティ・カー・ドライバーの)ベルント・マイランダーではなかった。だからセイフティ・カーではなかった。それはわかった」
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ベルント・マイランダーの週末
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F1セイフティ・カー 動画解説
英国のスカイ・スポーツTVでレース解説者を務めている元レーサー、マーティン・ブランドルは、現代のレースで専門のセイフティ・カーやメディカル・カーがあるため、このような例外的な介入は珍しいとロイターに語った。
彼は、自身のトラック上の経験について「何年も前に、クラッシュしたマシンを撤去するためにレッカー車が走るのを見たことがある。長い間にはいろいろなものを見た」と述べた。
「(日曜日、ここでは接近してくるマシンの)速度は、時速150マイル(241km)くらいだから、轢かれたくないものだね」
「しかし無線システムがある。ドライバーに何でも伝えることができる」
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、別の見方をした。
「あれを見て安心したのは、おそらくわたしだけだっただろう。なぜなら少なくともあの車には消火器が積んであったからね。かなり長い間燃えているように見えた」
「マークはマシンから無傷で降りていた。それが重要だった。マシンが激しく燃えているのに、消火器が到着するまでにものすごく時間かかっているように見えたことは、本当に苛立たしかった」





粉末消火器!





セイフティ・カーではなく、消防車が先導



-Source: Reuters.com
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