ハミルトンの成績は気分次第: ゲイリー・アンダーソンのF1分析
Hamilton has an up day: Gary Anderson column
ルイス・ハミルトンは過去数戦不振で、チームメイトのニコ・ロズベルグに負けていた。これはブラジルのフリー走行と予選でも同じで、ハミルトンはウェットでメルセデスを思うように操縦できないと不満を述べていた。
しかし、レースではハミルトンの方がロズベルグよりも速く、ウィリアムズのヴァルテリ・ボタスと接触し、異論のあるドライブスルー・ペナルティを受けなければ、4位でフィニッシュしていただろう。
わたしは、グランプリ週末を通じて、全ドライバーの最速ラップタイムに基づき、絶対的パフォーマンスの統計をとっている。ブラジルでは、ハミルトンはフリー走行と予選で誰よりも速いラップタイムを記録したが、重要なQ3ではなくQ1でそのタイムを出していた。
Q1はQ3よりややトラックが乾いていたが、まだインターミディエイト・タイヤをはいていた。したがって、ペースはあったのだ。
このことは、ハミルトンがマシンの中で自信がないことを示唆している。おそらくマクラーレンの方が限界に寛容で、ハミルトンはメルセデスの限界を見つけるのに苦労しているように見える。彼は届かないのか、やや超えているのか、メルセデスでは限界を感じるのが簡単ではないようだ。
要するに、彼はここまで19戦経験しているのだ。なぜそれができないのかは謎である。
問題は、少なくとも部分的には彼の頭の中にあるのではないだろうか。彼の気分はヨーヨーのように上下する。
彼は、ドライブスルー・ペナルティを受け、その理由がわからないため、日曜夜にひどく落ち込んでいた。公平を期せば、わたしもあのペナルティは不必要だったと思う。
そう、ハミルトンはボタスと接触したが、規約は彼に少なくともマシン1台分の幅を空けるよう求めており、彼はそれ以上のスペースを空けていた。だから彼は規約を破ってはいなかった。
しかし全体的なレベルでは、ハミルトンは自身のためにも、チームのためにも、もっと平静に仕事をするようアドバイスを受けてしかるべきだろう。なぜなら、気分がひどく変動するドライバーと仕事をするのは簡単ではないからだ。
F1ブラジルGP
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part 3: フェラーリ、最終戦好調の理由
part 4: ハミルトンの成績は気分次第
part 5: 2014年、レッドブルのライバルへの期待
part 6: レッドブルは4シーズン77戦で41勝
-Source: bbc.co.uk
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markzu at 01:08│Comments(0)│ゲイリー・アンダーソンのF1レース分析
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