ケータハムF1チームはいかにして崩壊したのか: 詳細解説 4
How Caterham F1 collapsed

小林可夢偉「恐ろしい!」 フェイスブックに本音を吐露: F1ロシアGP
チームは、大きな事故も結果もなく、鈴鹿とソチでレースをした。ソチでは、小林可夢偉が乗るマシンが走行距離を控えるためにリタイヤした。必要なスペア・パーツが借金取りの倉庫に放置されていたため、サスペンションの故障部品は、交換される代わりに修理された。
小林は当然ながら状況に不満だった。彼はFacebook に「恐ろしい!」と書き込んだ。

「恐ろしい! サスペンションの損傷が昨夜見つかったけど、スペアが無いのでカーボン巻き巻きの修復した! 毎回チェックするけどこれで走って下さいと言われても恐ろしすぎる! もう帰りたい。。。 まだこれから練習と予選があるんだぜ。。。 真剣に悩み中。。。 レーサーとして走った方がいいのか? 安全に辞退した方がいいのか。。。 因みにあと15分で走ります。。。」
この投稿はその後削除され、チームはマシンは安全な状態で走行していたと反論した。チームの声明には「ロシアGPのフリー走行後、チームはマシンの標準チェックを行い、小林可夢偉のマシンの左リア・サスペンションの小さな矛盾に気づいた」とある。
「ソチとリーフィールドで広範囲に評価を行い、最終的に、さらなる強化のために通常手続きであるカーボンファイバー・ラップを施した。この部品は安全であることが承認され、その後の各セッションの間に再チェックされ、何の問題もないことが絶対的に確実だった」
小林はレースをリタイヤし、チームがマシンの走行距離を残しておきたかったからだったと述べた。
チームの声明は「可夢偉がレースをリタイヤしたことは、上記(サスペンション部品)とは何の関係もない」と締めくくった。
「ブレーキに問題があった。これは可夢偉が土曜日のFP3中にすでに報告していたので、ブレーキの交換を決めたが、問題が続いたのでリタイヤを決めた」
ロシアGPのあと、アメリカGPの前に必要なオーバーホールのためにマシンをリーフィールドに戻せば、マシンが差し押さえられる恐れがあったので、マシンはドイツのグレーディングにあるコレスの家族が所有するコレス-コデワ施設に輸送された。"Engavest" が1マレーシア・レーシング・チーム(1MRT)を買収したあと、コリンの父親ロミュラス・コレスがケータハム・スポーツ・リミテッド(CSL)の取締役になった。この計画は変更され、マシンはリーフィールドで(通常の手続きである)再塗装の後、グランプリ前にオースティンでオーバーホールが行われることになった。
ケータハムF1チームはいかにして崩壊したのか
part 1: チーム売却
part 2: アルバースからラヴェットへ、ファクトリーは差し押さえ
part 3: 最先端ツールも差し押さえ、CSLと1MRTの関係
part 4: 小林可夢偉「恐ろしい!」 フェイスブックに本音を吐露: F1ロシアGP
part 5: コンスタンティン・コジョカール、清掃人からCSLのオーナーに
part 6: チームの売手と買手の舌戦
part 7: トニー・フェルナンデス、Engavestに反論
part 8: 管財人がF1チームを完全に掌握、2戦欠場
-Source: Racecar Engineering
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markzu at 14:12│Comments(0)│ケータハム
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