2015年F1技術規約とスーパーライセンス交付基準: FIA公式プレスリリース
World Motor Sport Council 2014 - Doha
FIA2014年世界モータースポーツ評議会: ドーハ
2014年12月03日
2015年F1技術規約
・ マシンの重量は、燃料を除いて、イベント中は常に702kgを下回ってはならない(701kgから引き上げ)。
・ 風洞テストを管理する規約、および2015年および2016年の空力学的報告期間に関して、変更が行われた。
・ フロント・ホイールに取りつけられたいかなるサスペンション・システムも、フロント・ホイールに適用された負荷の変化のみに反応するよう調整されなければならない。
・ リア・ホイールに取りつけられたいかなるサスペンション・システムも、リア・ホイールに適用された負荷の変化のみに反応するよう調整されなければならない。
・ サバイバル・セルの両側にある貫入防止ザイロン製パネルは、コックピットの縁およびパイロット頭部に沿った位置まで、上に延長された。
戦略グループの次回会議
FIA会長は、戦略グループの次回会議が12月18日に開催され、コスト削減、ショーの改善、マシンの高速化および操縦の困難化、可能な限り簡素化を目的とした技術規約・競技規約の再検討に焦点を合わせることを発表した。
事故調査委員会
FIAおよび安全委員会の委員長ピーター・ライトが任命した、10人の事故調査委員会が、2014年10月5日鈴鹿で開催された日本GPにおけるジュール・ビアンキの事故につながるあらゆる証拠およびその他情報を再検討した。同委員会は、その多くがあらゆるモータースポーツに関連する改善の勧告を含む結論に関する396ページの報告書を提出した。この報告書はFIA世界モータースポーツ評議会に提出され、同評議会はその知見を受け入れ、報告書の勧告および結論の実施を義務付けた。委員会が発表した要約は fia.com で見ることができる。
スーパーライセンス交付の基準
スーパーライセンスの交付条件に関する提案が、以下の基準を元に、2016年用に承認された。
1: 安全基準
現在の規約に対し、以下の変更が加えられた。
・ 有効な運転免許証の要件がある。
・ 最低年齢制限がある(18歳)。
・ F1競技規約/国際競技行動規範に関する知識の確認がある。
2: 経験基準
現在の規約に対し、以下の変更が加えられた。
・ 最低基準としてF1のTCC(現行マシンでのテスト)あるいはTPC(旧マシンでのテスト)における300km。
・ 下位フォーミュラにおける最低2年間の走行。
3: 成績基準
現在の規約に対し、以下の変更が加えられた。
・ それまでのフォーミュラのドライバー結果に基づいたポイント・システムの条件がある。
-Source: FIA
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