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2015年04月26日

フォルクスワーゲン、F1への道が開かれる: フェルディナント・ピエヒ会長辞任

Volkswagen chief quits, opens door for Formula 1 project

フェルディナント・ピエヒ(フォルクスワーゲン会長)

フォルクスワーゲンのフェルディナント・ピエヒ会長が辞任し、F1に参戦する自動車メーカーのひとつになる道が事実上開けた。

フォルクスワーゲン・グループの会長ピエヒ(78歳)*は、25日に辞任した。彼は、F1の商業権保有者バーニー・エクレストンとの個人的確執のため、近年のVWがF1に参戦しない理由だと見られていた。*<訳注:ピエヒの母親はポルシェ創業者の娘>

"motorsport.com" が以前報じたように、ピエヒは最近、監査役会のVW取締役会によって敬遠されていた。

しかし、彼の辞任は、同グループにとって意外だったようだ。

ピエヒがマーティン・ヴィンターコルンCEOの排除を画策しようとした後、VWの監査役会は、ヴィンターコルンは2016年以降新たに広範囲かつ長期的契約を提示されるべきだと推奨した。

ピエヒは、ヴィンターコルンに対する投票で1対5で敗れ、孤立していた。

基本的にピエヒ対ヴィンターコルンの対決という内部闘争を解決するため、緊急会議が招集され、闘争に決着がついた。

新会長選出まで、副会長のベルトルト・フーバーが監査役会を率いる。

2015年フォルクスワーゲン・ポロR
2015年フォルクスワーゲン・ポロR

取締役会闘争の背景

取締役会の異動は、今後18ヶ月以内のモータースポーツ・プログラムにおけるVWグループの再編成をもたらす新しい意思決定プロセスが始動するかもしれない。

VWグループは現在、世界耐久選手権(アウディおよびポルシェ)、世界ラリー選手権、ラリークロス、F3(VW)、GTレーシング(ベントレーおよびランボルギーニ)で成功を収めている。同グループはアウディ、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、ポルシェ、セアト、シュコダ、フォルクスワーゲンのブランドで乗用車を製造している。

昨年、アウディは重要な元F1スタッフを3人雇用した。その3人とは、フェラーリの元F1チーム代表ステファノ・ドメニカリ、BMWとウィリアムズの元エンジニア、イョルグ・ザンダー、そしてフェラーリの元シミュレータ専門家ガブリエレ・デリコッリである。

マーティン・ヴィンターコルン(VWグループCEO)

ヴィンターコルンは「レーシング・ファン」

マーティン・ヴィンターコルンは2007年、ベルント・ピシェッツリーダーからVWグループのCEOの座を引き継いだ。それ以前の彼は、アウディAG取締役会会長を務め、アウディのスポーツカーおよびDTMのレーシング・プロジェクトを大々的に支持していた。

ヴィンターコルンは近年、VWグループの拡大と成長を監督し、EU自動車メーカーのリーダーとしての立場を強化してきた。

1990年代に低迷していた不調のブランドを戦略的に高級路線化したポルシェ・ファミリーの一員であるフェルディナント・ピエヒは最近、米国におけるVWの不振でマーティン・ヴィンターコルンを批判していた。

-Source: motorsport.com

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markzu at 14:39│Comments(0)F1関連その他 
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