ニコ・ヒュルケンベルグ、ル・マン優勝 動画: ポルシェがアウディの連勝を止める
Hulkenberg wins Le Mans with Bamber and Tandy for Porsche
14日、F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグ（27歳）が初挑戦のル・マン24時間レースで優勝し、ポルシェは1-2フィニッシュでアウディの連勝を止めた。
ドイツ人のヒュルケンベルグは、アール・バンバー（ニュージーランド）とニック・タンディ（英国）とともにナンバー19のワークス・ポルシェに乗り、サルト・サーキットで1998年以来の優勝をチームにもたらした。
ポルシェのル・マン優勝は17回目となり、記録を伸ばした。
マーク・ウェバー（オーストラリア）、ブレンドン・ハートレイ（ニュージーランド）、ティモ・バーンハート（ドイツ）が乗るナンバー17のポルシェが2位だった。
第83回目となる同レースの3位は、アウディのディフェンディング・チャンピオンのアンドレ・ロッテラー（ドイツ）、ブノワ・トレルイエ（フランス）、マルセル・フェスラー（スイス）だった。
ニコ・ヒュルケンベルグは、チームメイトの助けを借りて重いトロフィを掲げる前に「正直なところ、今すぐには言葉が出てこない」と語った。
「素晴らしい1週間だった。素晴らしいドライバーふたりと一緒に優勝することができた。ル・マンの歴史に新しい章を書きこむことができて嬉しい。来年も戻ってきたい」
1991年英国人のジョニー・ハーバート以来、現役F1ドライバーとして優勝したヒュルケンベルグは「最初の挑戦でここに立つことができたのは素晴らしい。ものすごく嬉しい… 僕らは今日歴史をつくった。こんなことは予想できなかった」と続けた。
彼は、カナダGP後そのままル・マンに来て、数日間の休養後オーストラリアGPに向かう。
優勝した3人は、ポルシェのワークス・チームのなかで最も経験が少なく、ヒュルケンベルグは2週間前のテストまで全くル・マンに不慣れだった。
3人のうちで唯一ル・マンの経験があったニック・タンディは、同レースで優勝した30人目の英国人となった。
タンディは「一緒にマシンに乗るのに、これ以上のふたり以外考えられない」と述べた。
「明日レーシングから引退しても、今日のことを振り返って、残りの人生を幸せに過ごすことができるだろう」
アール・バンバーは、ル・マンで優勝した3人目のニュージーランド人である。残りのふたりは、1966年に優勝したF1ドライバーのブルース・マクラーレンとクリス・エイモンである。
アウディは2000年のル・マン参戦から13回優勝したが、昨年、完全なファクトリー・チームとして復活したポルシェは、今年の予選で上位3位を占め、脅威に見えた。
フォルクスワーゲンが所有する2チームは夜の間は僅差だったが、夜が明けるとアウディの形勢が悪くなった。
お祭り気分の中、約25万人が観戦したレースのチェッカー・フラッグを振ったのは、引退した9度の優勝者、デンマーク人のトム・クリステンセンだった。
ル・マン24時間レース・ハイライト： 24 Heures du Mans 公式動画
ル・マン24時間レース・ハイライト： FIA WEC 公式動画
-Source: GrandPrix247
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