ピレリ、ハイパーソフトとスーパーハードを追加し7種類に:2018年F1
Pink hypersoft and orange superhard join Pirelli’s 2018 tyre line-up
ピレリ、ピンクのハイパーソフトとオレンジのスーパーハードを追加
ピレリは、金曜のアブダビで2018年F1タイヤ・ラインアップを発表した。ラインアップには、2種類の新コンパウンド、ピンクのハイパーソフトとオレンジのスーパーハードが追加された。
つまり、スリック・タイヤ・コンパウンドは、現在の5種類から7種類に増え、全コンパウンドが今年よりも一段階軟らかくなり、F1史上最も速いタイヤになる。
2018年に新たに加わるのは、ウルトラソフトよりさらに軟らかいハイパーソフト、ピンク色のマーキングで、ピレリがこれまで製造した中で最も軟らかいF1タイヤとなる。この新コンパウンドは、モナコのように最大限の機械的グリップが必要なサーキットに適している。
また2018年には、ハード・コンパウンドのアイスブルーが加わる。これによって、ピレリのラインアップで最も硬いコンパウンドを示すオレンジ色が、新しいスーパーハードに割り当てられる。
ピレリのカー・レーシング担当者マリオ・イソラは「今年のユニークな条件下で、2017年のコンパウンドの一部がおそらく保守的だったことを実感した」と述べた。
「2018年用に製造したタイヤはこれに対応するもので、大半のレースで約2回のピットストップを行うという目標に沿ったものである」
「しかし、タイヤの基本的設計理念は来年も変わらない。全ドライバーが今年理解した特徴を維持し、各スティントの最初から最後まで攻めることができる。さらに速いタイヤで構成される今年のラインアップにより、2018年はさらに厳しくさらに見応えのあるレーシングになるだろう」
「ピレリが2011年F1に復帰して以来、毎年ラインアップを更新するという理念に合わせ、コンパウンドと構造は各タイヤについて再設計された」
また、全コンパウンドにおいて機能範囲が新しくなったので、コンパウンド数の増加と合わせて、来年はタイヤ指定が各レースにさらに適したものになるだろう。
ピレリとチームにとって、これは、タイヤ選択の柔軟性と変動がさらに大きくなることを意味しており、レース作戦の立案に関するチャンスの増加につながる。
F1チームとドライバーは、アブダビGP後の来週、27日と28日に開催されるテストで、タイヤの新ラインアップを試す最初のチャンスが与えられる。
-Source: The Official Formula 1 Website
-Source: PIRELLI
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2017年01月13日
F1タイヤ - 2017年規約
タイヤの識別色2017年11月06日
ウルトラソフト(紫)
スーパーソフト(赤)
ソフト(黄色)
ミディアム(白)
ハード(オレンジ)
インターミディエイト(緑)
ウェット(青)
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markzu at 11:43│Comments(0)│F1タイヤ
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