F1ロシアGP 10の話題:トロ・ロッソ、ランド・ノリス、F1のシート
2018 F1 Russian GP
8. トロ・ロッソ:謎が出現
トロ・ロッソは謎めいた理由でひどいレースをした。ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレイは、同じブレーキ問題で早々にリタイヤした。フロント・ブレーキが非常に熱くなり、フロント・キャリパーのピストンが詰まったのだ。
両ドライバーともブレーキ・ペダルを通じて問題を感じ、レース序盤で予想外にブレーキが効かなくなってスピンした。しかし、本当に奇妙なのは、レースのほぼ同じ時点でふたりに問題が発生したことだけではなく、両マシンのスペックは予選後パルクフェルメに入った時と全く同じだったことである。
この件をさらに調査したあとで、チームが日本で何と言うのか興味深い。ピエールとブランドンは必死で再発を避けようとするに違いない...
9. ランド・ノリスの職場体験
これからF1に昇格しようというレーシング・ドライバーがほうきを使うことなど、考えもつかないだろう。しかし、ランド・ノリスは最近、まさにそうしている。ソチでのひどいF2週末を過ごしたので、おそらく家に残って床を掃いていればよかったと思っただろう。
土曜日のフィーチャー・レースでの彼のピットストップは悪夢だった。彼は間違ったピットに入り、その後、右フロント・ホイールのホイールガン担当者が仕事を終える前に走り出し、結局リタイヤしたのだ。
日曜日、彼はフォーメーション・ラップで順位を守らなかったことでペナルティを受けて怒り、今回もポイントを獲得できなかった。つまり、彼のタイトル獲得の野望は潰えてしまった。
「謙遜は魂によい」と言うし、彼が高慢の鼻をへし折る必要がある人物だとは思わないが、いろいろな意味で、心配なほど成熟した若手レーサーだと思う。職場体験をして、2019年彼が所属するチーム内で、仕事仲間を本当に知るという過程の一環として、文字通り一番下からマクラーレンを学ぶというアイデアはよさそうだ。チームが彼を応援するようになるまで、それほど長くかからないのではないだろうか。
2018年09月03日
ランド・ノリス 2019年マクラーレンのドライバーに:チーム公式発表
2018年09月28日
F1ロシアGPフリー走行1回目
エステバン・オコン
ストフェル・ヴァンドールン
アレクサンダー・アルボン
10. エステバンとストフェルのあと、ジョージとアレクサンダーにはどんな未来があるのか?
来年のF1にはエステバン・オコンとストフェル・ヴァンドールンがいないというのは恐ろしいことだ。才能の大いなる無駄遣いだと思う。
そして、今や、F2のタイトルはジョージ・ラッセルとアレクサンダー・アルボンの一騎打ちになる可能性が高いようだが、このふたりも2019年のF1シートは見つけられないかもしれない。
わたしはジョージがウィリアムズのシートに座ることを願っているが、アレクサンダーにはますます感銘を受けている、彼は今年F2(4戦で優勝)のシートを与えてくれたDAMSへのお返しとして、3年間フォーミュラEに参戦することになっている。
こういったことは我々全員を心配させる。誰だってF1ドライバー予備軍が停滞するのを見たくないが、F1のシートは20しかなく、才能あるドライバーは大勢いるのだ...
2018年09月03日・・・・・・・
ストフェル・ヴァンドールン 2018年でマクラーレンを離れる:チーム公式発表
F1ロシアGP 10の話題
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-Source: The Official Formula 1 Website
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F1ロシアGP決勝
markzu at 05:33│Comments(0)│F1コラム(F1記者・F1OB)
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