アレクサンダー・アルボンの母親は詐欺師：トロ・ロッソF1ドライバーの母は約11億円詐欺で投獄

次のルイス・ハミルトンとして期待される英国人F1ドライバーの母親は、750万ポンド（10億8,555万円*）の自動車詐欺で投獄されていた。

アレクサンダー・アルボン（22歳）の母親カンカモル・アルボン（47歳）は、高級車のマルチ商法による詐欺で6年間の懲役刑を受けた。

彼女はフェラーリ、ベントレー、ブガッティ、ロールス・ロイスを投資家に割引価格で販売し、それを再び販売して素早く利益が得られると約束した。

しかし大半の顧客はその利益を受け取っておらず、1台の車が2人に売られていた。

彼女は、新しい犠牲者から受け取った金を不満を抱く顧客に支払い、それ以外の顧客には利益を「再投資」するよう説得していた。

犠牲者は家や事業を失ったが、カンカモルはイングランド東部のエセックスに堀で囲まれた400万ポンド（5億7,896万円*）の豪邸を所有していた。

彼女には子供が5人おり、その子供たちを私立学校に通わせるために年間1万ポンド（144万円*）を使っていた。

アレクサンダーの父親ナイジェル・アルボンと疎遠になっていたカンカモルは2008年、破産したあと彼女は虚偽の報告と公的収入の不正行為で逮捕された。



2012年、イプスウィッチ刑事法院で彼女に判決を言い渡したルパート・オーバーベリー判事は「貪欲さによる大規模な詐欺」と評し「しつこく投資家を騙した。大半の投資家は車を見たこともなった」と述べた。

サフォーク警察の刑事エイドリアン・フィンボウはその後「彼女の唯一の動機は、過剰な貪欲さ、つまり、高級品を買い、贅沢なライフスタイルを送りたいという欲望だった」と述べた。

彼女の自宅は差し押さえられ、警察は彼女のハンドバックを6万ポンド（868万円*）で競売にかけた。

アレクサンダーは、カート・レーシングからF2まで昇格し、2019年のF1シーズンのためレッドブルの姉妹チーム、トロ・ロッソにに加わることが先週発表された。

彼は「どれくらい興奮しているか、どれくらい誇らしく思っているかを表せる言葉を思いつかない。F1に参戦する機会を与えられるなんて非現実的だ」と述べた。

ロンドン生まれのアレクサンダー・アルボンは、母親の出身であるタイの国旗の下でレーシングをしているが、バッキンガムシャー州ミルトン・キーンズに住んでいる。

カンカモルは昨夜（息子のF1昇格に）「ノーコメント」と述べた。

-Source: Mirror.co.uk

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*日本時間2018年12月02日14:43 の為替レート：1ポンド＝144.740922円