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2019年01月13日

フロービズ:F1技術解説 4

Tech Explained | Flow viz

ウィリアムズFW41のリア・ウィングに使われたフロービズ - 2018年アゼルバイジャンGP
図1:ウィリアムズFW41のリア・ウィングに使われたフロービズ - 2018年アゼルバイジャンGP

リア・ウィング

リア・ウィングは、全体のダウンフォースの約3分の1に寄与しているので、ダウンフォース生成に関して重要な部品である。そのため、チームは個々のトラックの要求に合わせてリア・ウィングを調整することが多い。だからこそグランプリのフリー走行中にフロービズがしばしば使用されているのだ。

たとえば、イギリスGPでは、ウィリアムズの両マシンは、新しいリア・ウィングのために高速コーナーでの空力学的安定性に苦しんでいた。最終的にチームは、安全性の理由で古いウィングに戻さざるを得なかった。しかし、新ウィングの導入前に、ウィリアムズはイギリスGPより前にフロービズを使って徹底的に調査をしていた(図1)。

フォース・インディアVJM11のリア・ウィングに使われたフロービズ - 2018年シンガポールGP
図2:フォース・インディアVJM11のリア・ウィングに使われたフロービズ - 2018年シンガポールGP

別の例として、シーズン開幕時に明らかになった複数の問題を修正するために、アップデートした多くのパーツを導入してシンガポールに到着したフォース・インディアである。

図2は、チームがマシンのリア部分の空力学的特性を評価するためにフロービズを使用したことを示している。ディフューザー、特にアウトボードのクロスオーバー・タブは、イタリアで使用したものから変更したので、チームは新パーツのトラック上でのパフォーマンスを調べなくてはならなかった。高ダウンフォース用リア・ウィングとT-ウィングとの相互作用を分析できるようフロービズが塗られた。

ザウバーC37のリア・ウィングに使われたフロービズ - 2018年バーレーンGP
図3:ザウバーC37のリア・ウィングに使われたフロービズ - 2018年バーレーンGP

フロービズを使用することで、図3のザウバーで示されているように、リア・ウィングの上部エレメントおよび下部エレメントの表面にスムーズでクリーンなラインなどの気流パターンを見ることができる。

エアロダイナミシストは、このような一貫性のある付着した気流を好む。というのも、予想可能で表面に付着したままの気流は、部品をアップデートしたときに扱いやすいからである。一方で、気流が離れてしまい、表面に沿ってペイントが流れず、表面にペイントのない隙間が見える。この表面からの気流の分離は高速で起きる可能性があり、ダウンフォースが低下し、マシンのリアに影響を与える乱流のリスクが増加するので望ましくない。

フェラーリSF71Hのリア・ウィング・エンドプレートに使われたフロービズ
図4:フェラーリSF71Hのリア・ウィング・エンドプレートに使われたフロービズ

図4は、フロービズ・ペイントで覆われたリア・ウィングのエンドプレートを示している。ここでは、表面が混とんとしているようで、パターンは安定化も組織化もしていないように見える。つまり、このエリアには強い渦流があることが示唆される。

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フロービズ
バージボード | リア・ウィング | フロービズとは何か

-Source: Racecar Engineering


markzu at 18:50│Comments(0)F1技術解説-全般 
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