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2019年09月11日

ルクレールとベッテルの明暗、緊迫したスリリングなレース:F1イタリアGP ブランドルのコラム

F1 column - Martin Brundle: 2019 F1 Italian GP

シャルル・ルクレール、優勝トロフィーをティフォシ:2019年F1イタリアGP

椅子から身を乗り出すような素晴らしいF1レースが続いている。

モンツァは緊迫したスリリングなレースで、おとぎ話のようなハッピーエンドだった。シャルル・ルクレールはハリー・ポッターの礼儀正しい弟のように見えるかもしれないが、バトルとなると彼の肘にはカミソリの刃がつき、時速200マイル(321km)で角が生え、頭はカーボンファイバー製のマシンと同じくらいに強靭に見え、モンツァの熱狂的なティフォシの前で栄光の勝利を果たした。

ポール・ポジションからスタートしたルクレールはターン1で先頭を維持した。それからの53周、彼は強大なメルセデスチームが、彼を出し抜くためのあらゆる仕掛けに耐えなくてはならなかった。しかもチームメイトのセバスチャン・ベッテルがスピンをするというミスを犯し、危険な合流によって事実上30秒のペナルティを受けたため、2対1の戦いになった。

まずルイス・ハミルトンがあらゆるプレッシャーをかけ、ルクレールよりも潜在的に速そうに見えた。

ルクレールは何度かとても激しい防御をして、いくつかの規約の制限を超えた。全開のクルヴァ・グランデですでにラインを何度か変えた後、ふたつ目のシケインのブレーキング・ゾーンでハミルトンを押しやったとき、5秒ペナルティではなくドライビングに対する警告フラッグ(ブラック&ホワイト・フラッグ)を受けただけですんだのはラッキーだった。

2019年09月08日
F1イタリアGP決勝
ハミルトン、ルクレールに並んだが押し出され、コース外を走行

マックス・フェルスタッペンは、昨年のヴァルテリ・ボタスとのバトルで非常によく似た状況になり、ペナルティを受けた。他の時であれば、あるいは違うスチュワードであれば、ルクレールは同じペナルティを課せられたかもしれない。判断するのは難しかったが、スチュワードの判断に一貫性があり、ドライバーが勝手にルールを解釈しない限り、わたしは「ドライバーにレースをさせる」という理念を支持している。

メルセデスは最初にハミルトンをピットインさせ、新しいミディアム・タイヤでアンダーカットしようとした。フェラーリは1周後に反応し、ルクレールはハード・タイヤに交換し、首位を維持した。

それでもハミルトンはあきらめなかったが、このバトルのせいで彼のタイヤはルクレールの速いフェラーリが排気する乱流により、早く劣化してしまった。

一方、ボタスはハミルトンより8周遅くピットインし、先頭のふたりとの差を縮めつつあった。メルセデスとハミルトンは、好守のフェラーリをアタックするためにはボタスを先に行かせなくてはならないように見えた。

すると、ハミルトンがターン1でブレーキを踏み込みすぎ、その難問を解決してくれた。今度はボタスのゲームが始まった。しかしルクレールは最終コーナーのパラボリカと、ピットストレートであまりに速かったので、メルセデスの2台は彼を追い越すことができなかった。

彼は、最初のシケインでのランオフ・エリアを走るなど、いくつかミスを犯したが、最終的にボタスもここぞというとき、最初のシケインにあまりに深く入りすぎ、やや不利になってしまった。

2019年09月08日
F1イタリアGP決勝
ピットでトト・ヴォルフがガッカリ、後ろにはボタス夫人が…

ルクレールは無事優勝し、2位ボタスとの差は0.8秒差、13位でフィニッシュした不運なチームメイトを周回遅れにした。わたしがパルクフェルメで優勝者のインタビューを待っていると、ベッテルは興奮したフェラーリのチームメンバーと抱き合っているルクレールをちらりと見ることもなく戻ってきた。マラネロでの関係にとって重要な日だったし、彼は自発的なスピンのあと危険な合流をしたため、レース・ライセンスのペナルティ・ポイントが9にまで増加した。つまり、あとひとつ重大なインシデントがあれば、彼は1戦出走停止となる。

おいおいセブ、君はもっと優秀なはずだろう…

2019年09月09日
ベッテルのスピンから始まったペナルティ連鎖:F1イタリアGP動画
2019年09月09日
ベッテル、今回のペナルティで出走停止の危機:F1イタリアGP
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マーティン・ブランドルのF1コラム
F1イタリアGP
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